母の思い出巡り第2回目は、母の実家である。
毎回母が、「⚪︎西に、帰りたい。」と言う場所である🏠
母に、今から、妹のカイちゃんと私と母と3人で、母の実家の⚪︎西に行くことを伝えた。
母「えーっ、突然行っても、大丈夫かな?みんな、びっくりするんと違うかな?」
私「誰か⚪︎西にいるのかな?」
母「ねーちゃんとか、あきちゃんとか。。。」
私「そっか、わかった。。。」
母の実家は、長女のねーちゃんが引き継いだ🙂
そのねーちゃんは、何年か前に亡くなった。
そして、その後、ねーちゃんの息子のあきちゃん家族が住んでいた。
だが、あきちゃんの子供達は、実家から巣立ち、あきちゃん夫婦が、実家に残った。
しかし、あきちゃん夫婦は、離婚した。
今は、あきちゃん1人が、実家に残っているのか、それとも、誰もいないのか、わからない。
母の実家の住所は、わかったが、電話番号は、知らない。
とりあえず、妹のカイちゃんと私と母と3人で向かった。
母の実家の住所の所にいるのに、全然どこが、母の実家の家かわからない。
カイちゃん「ここだっけ???どこ??」
私「カイちゃん、後ろ見て。。。ここから、見たら、あの家だと思わない⁉️」
カイちゃん「えーっ、言われたら、実家の家の前、畑だったもんね。今は、畑と言うか、雑草が生えた、荒地だね。
えーっ、こんなに小さい感じやったかな?」
私「私達の記憶って、小学校の時で止まっているよね。子供の時は、大きく見えたんだよ。
ねーちゃんの家の隣に離れがあって、あきちゃん夫婦が住んでいたよね。
あれが、離れだよね。」
カイちゃん「えーっ、あれが離れ‼️ もう、廃墟だよね。」
母「これが、⚪︎西の家?????」
私「そうだわ。あの離れの家が、あるしね。。。」
離れの家
母「本間に、あれ、離れの家だわ。誰も、住んでないよね。」
とりあえず、家に行ってみよう。
3人で、家の前に来た。
奥に、タオルと靴下が、干してあった。
母「誰か、住んでるんや。。。」
カイちゃん「みたいだね。ベルを鳴らしてみる?」
母「私が? どうしよう❓」
そう言いながら、母は、ベルを鳴らした。
私も、カイちゃんも、母もドキドキした。
もう一度、鳴らした。。。
誰の声も聞こえず、足元もなく、出てこなかった。
母「もう、ねーちゃん、おらへんわな。もういないのかな?」
カイちゃん「もう亡くなったって、聞いてるよ。。」
母「あきちゃんが、おるんかな?」
私「おそらくね。あきちゃんも、もう70歳になってるからね。。」
母「そっか。あきちゃんも、そんな年か!」
実家の家の前に、母は立ち、写真を撮った🤳
なんか、3人、気持ちが暗くなって、車🚘に乗った
母「あの家、もうボロボロだったね。。。。
悲しいと言うか。。。」
カイちゃん「そうだね。ショックだよね。⚪︎西には、帰れないね。」
母「そうやな。帰れないな。。。」
日が暮れてきた。
母「私に、付き合ってくれてありがとう。そろそろ、私、帰るわね」
カイちゃん「どこに帰るの?」
母「どこにって、⚪︎西やで。。。。そっか、⚪︎西には、誰もいなかったわ。」
私「そうやで。お母さんの帰る場所は、私の家やからね。」
母「そうやった、そうやった、ごちゃんの家やったわ。」
母は、自分の実家に行って、かなりショックを受けたようだ。自分の居場所が、⚪︎西にないことに気づいたら、今度は、どこが、帰る場所になるのかな???
母の帰る場所は、父や私達家族がいるところだと、気づいて欲しいな。。。。
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