父の入院している病院から、電話があった。

医師からで、父の皮膚が分厚くて、血管がわかりにくく、毎日の抗生剤の点滴ができない。と言う内容であった。

医師「お父様の血管が、わかりにくくて、また皮膚が肥厚していて、点滴の針が刺しにくい状態です。前回の入院から1か月で、蜂窩織炎になり、これで2回目です。また、蜂窩織炎は、なる可能性は、高いです。何度も、針を刺されるのは、お父様も苦痛だと思います。そこで、ポートと言う物を、皮膚の下に入れて、そのポートと血管が繋がっているので、そのポートを刺したら、点滴の薬液が、血管に流れると言う方法があります。ポートに針を刺すので、痛みもなく液が漏れるということもありません。それには、肘の部分にポートを入れる手術をしなければなりません。1つ提案なのですが、どうですか?」

私「ポートは、点滴の針を刺す所なんですか?1回、ポートを入れると、ずっと使えるのですか?」

医師「そうです。抗がん剤の点滴する時に、ポートを事前に入れて、そこから定期的に抗がん剤を点滴します。抗がん剤は、血管痛があったり、漏れると皮膚が傷つくのでポートを入れることが多いです。」

私「ポートを入れなかったら、点滴ができないってことですか?」

医師「毎回、点滴の針を刺すのに、血管がわからなくて、困っています。留置できる針を入れるのですが、漏れてしまって、結局刺し直さなければならないですね。お父様の場合、炎症所見が高くて、飲み薬の抗生剤では、効果がないんです。」

私「ポートが、父にとっては必要で、良い事は、わかりました。何か、デメリットは、ないのですか?」

医師「手術が必要なので、本人さんにとっては、不安であると思います。手技的に、大きな血管に針金のような針を刺すのですが、血管以外に刺してしまうことも0.001%の割合であります。それは、エコーをしながら、針の進み具合を見て行くので、まずその様なことは、ないかと思います。あと、皮膚の下にポートを入れるので、感染を起こして、赤く腫れることもあります。あとは、ポートが壊れたり、詰まったり。ぶつけて、壊れない様に、肘の内側に入れます。つまらない様に、処置をします。その処置は、看護師でもできるので、特養に戻っても大丈夫です。」

私「ポートを入れたので、特養を退所しなければならないと言うことはないのですね。」

医師「そうですね。」

私「わかりました。一人では、決まれないので、他の家族の者と考えさせてもらえますか?」

医師「じっくりと、考えて下さい。今回の蜂窩織炎が落ち着いたら、退院せずに、ポートの手術をしても良いかなと思うのですが、どうでしょうか?一旦、退院して、また、ポート手術のみの為に入院となりますと、お父様、余計に、負担になるかなと考えまして。それも、ご家族さんと、話し合って下さい。」


父の皮膚は、アトピー様の皮膚で、痒くて、何度も、掻きむしる為、皮膚は肥厚し、象の皮膚の様になっている。だから、毎日、点滴をするのは、難しいのは、よくわかった。


今後、また、蜂窩織炎を再発する可能性は、かなり高い。その度に、父も辛い思いをするのなら、ポートを作る手術をしても良いのかも、知れない。


とりあえず、カイちゃんと相談することと、しよう😰