母は、毎朝、私が出社した後、デイサービスに行く。帰宅は、一番早いのは、母である。

だから朝、母が家の鍵を閉めて、帰宅、母が鍵を開けることになっている。

鍵を完全に閉めたか、開けたかは、デイサービスの送迎のスタッフの人が確認してくれることになっている。


鍵は、キーケースに入れ、ゴムでキーケースと鞄の持ち手をつないでいる。

デイサービスから、朝、仕事場に電話があった。キーケースの中に、鍵がないので、鍵を閉めれないとのことだった。

仕方がないので、鍵をせずに、デイサービスに行ってもらった。

帰宅して、母のキーケースの中を見たが、やはり鍵はついてない。

母に聞いても、「私は、鍵なんかとってない。ここにいつも繋いでいるから。」と、不機嫌。


鍵探しが始まった。置いてある服全部のポケットの中を調べた、ない。引き出しの中、ない。ベット、枕の下、ない。本一冊、一冊、振ってみたが、鍵など落ちてこない。仏壇の中、ない。

もう、ない。外で落としたかも知れない😨


そう言えば、友達のお母さんが、尿で汚した下着を、怒られたら嫌だからと、枕の中に隠していた。と言ってた。また、大事な物を枕元に、隠す習性があると言ってたことを、思い出した。


母の枕の下を見たがない。枕カバーを外したら、中から鍵が見つかった。

あーっ、良かった。


キーケースの中に鍵をつけても、きっと、また鍵を外すに違いない。鍵と、鞄の持ち手をゴムでつないでも、きっとゴムを切るに違いない。

そこで、メガネを首からぶら下げるメガネチェーンを、ダイソーで買ってきた。そのチェーン⛓️の端と裸の鍵🔑を、結束バンドでくくった。そして、もう片方のチェーン⛓️と鞄の持ち手を結束バンドでくくった。

裸の鍵は、鞄の前ポケットに入ったので、見えることはない。





母の頭の中には、鍵が大事だから、隠さなければいけないと思ったのであろう。

今まで、何も気にならなかったのに、急に気になり始めて、行動に起こすから、どうしようもない。


なんせ大事なものは、隠す。紛失してはいけない、盗まれてはいけない。。。自分の常にそばに置いておけるところと、考えたたら、それが、枕カバーの中だったんだ。


母に、「鍵は大事なものだから、ここに繋いでおいた。これはチェーンやし、このヒモ、絶対に切れないから。また、前ポケットの中に隠せるから、大丈夫。誰も、鍵をつるしてるなんて、思わないから。」と話した。

母「本間やな。誰も、こんなところに鍵があると思わへんわ。鍵外されへんわ。盗られないわ。大丈夫やわ。」と言ってたが、どうだろう、外さなければ良いのだが。。。。