母が、午前5時にコンビニ店に、徘徊した日、私は、仕事だった。

仕事中も、どうしたら良いか、そればかり考えていた。まず、ケアマネさんには、今回のことをラインで報告した。


ケアマネより、日曜以外デイサービスに毎日行くのはどうか?明日一応デイサービスに行けるよう手配したがどうする?と返信があった。そのようにしてもらうように返信した。


帰宅途中、イオンにより、ちょっとしたお菓子を買って、母がお世話になったコンビニ店に行った。朝、お世話になった〇〇さんは、仕事を終えていなかった。私は、午前5時に私の母が、ここに来て、連絡してくれたことを、店員に話した。事情は、知っていたようで、「大変でしたね」と気遣ってくれた。仕事中、母が迷惑かけて、お詫びもしなかったことを申し訳なかったと、〇〇さんに伝えて、お菓子を渡してもらう様にお願いした。

店員の方は、受け取ろうとしなかったが、無理にお願いして受け取ってもらった。


帰宅したら、主人が帰っていて、母と一緒にテレビを見て、笑っていた。

主人が、ホームセンターで、玄関のドアと母の部屋のドアに取り付けるチャイムを買って、取り付けていた。



ドアを開けたら、リンリンリンと響く良い音が鳴った。


主人が、「これからも、お母さん、徘徊するぞ。」と言われて、徘徊⁉️っという言葉に、ゾッとする、ドキッとする、えーっと思う、複雑だった。


主人が、午前4時に来る新聞配達の人を、女の子と見間違えたのではないか?新聞は、誰も読まないから、これを機に、やめたらどうかと言った。

私も、朝早く新聞を取りに行くのもどうかと思っていたので、明日から、新聞をやめたいと、電話した。

普通は、契約日まで、新聞を取り続けないとダメみたいだが、母が契約者で、母の状態が普通ではないので、今回は、解約できた。


寝る前、母に、養命酒の代わりに、ワインを多めに飲ませて、寝てもらった。


玄関のドアの前に、重いゴルフバック、階段式の脚立を置いた。脚立は、滑り止めがあり、ずらしにくく、重い。


デイサービスに行く時に履く靴だけ、玄関に置き、他の物は見えない所に片付けた。母が、徘徊した時、どんな服を着ていくのかわからないので、身につけている物で靴だけでもわかれば良いかなと思ったからだ。


勝手口は、ドアの周囲を、テープを貼り付けて開けにくくした。テープを外してる時間が、長ければ、徘徊をしたい気持ちが、薄れるか忘れるのではないかと期待した。


他の窓などには、プッチがあり、それを立てることで、開かなくなった。そのプッチは、小さくて、見えにくいので、大丈夫だと思った。


できる限りの事は、したつもりだ。

母の部屋は1階、私と主人の部屋は2階なので、私と主人の部屋のドアを開けて寝た。

午前2時頃、母はトイレに行った。その時、意外と響く大きなチャイムの音がして、私も主人も目が覚めた。

母が、トイレに行き、部屋に帰って行くのを確認した。安心して、寝れた。


無事、朝を迎えることができた。まずは、母の徘徊を阻止できた。