月刊ふるさとネットワーク11月号掲載

 秋田県大館市出身の両親と暮らす我が家では、
当地長野県池田町でも、冬になるときりたんぽセットを取り寄せ、
家族で本場のきりたんぽ鍋を囲みます。 
 以前は比内地鶏のガラから出汁を取りましたが、
今は濃縮出汁が市販されているので、それを使います。
 出汁の出るゴボウ、比内地鶏、舞茸を先に入れ、
その後きりたんぽとネギを入れ、火を止める寸前、
セリを入れるのが定番です。
 他に、糸こんにゃく=白滝を入れる家庭(我が家は入れる派です)
もありますが、入れる具材は最大ここまで。
 同じ秋田県でも大館以外の町では、油揚げやニンジンなどを
入れることもありますが、本場大館の人間からすると、
あれは邪道です(笑)。 
 また大館では、セリが柔らかくおいしい冬場が
きりたんぽ鍋の季節で、セリが固く香りが落ちる夏場は、
きりたんぽ鍋をお出ししない料理屋さんもあります。
(長野県池田町/T・H)


きりたんぽ鍋の作り方(3人分)

①取り寄せたきりたんぽ6本を、電子レンジかフライパンなどで
あらかじめ温め、それぞれ3つに輪切りする。
②比内地鶏肉240gを一口大に切り、ゴボウ70gはささがきにして
アク抜きをしておく。舞茸60g、糸こんにゃく、ネギ各200g、
セリ70gを食べやすい大きさに切る。
③鍋に比内地鶏のだし汁3カップを入れて火にかけ、
②の比内地鶏肉、ゴボウ、舞茸を入れる。
④ひと煮立ちしたら、お好みで醤油を加え調味する。
⑤①のきりたんぽ、②の糸こんにゃく、ネギを入れて煮る。
⑥煮立った汁に②のセリをくぐらせ、すぐに火を止めて、
出来上がり!

*きりたんぽの作り方を知りたい方は、
「本場大館きりたんぽまつり」のサイト内に動画紹介があります。


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