月刊ふるさとネットワーク2月号掲載

 この冬は、雪が多いようです。12月で既に50cmを超える積雪でした。
ミツバチの巣箱は豪雪に埋もれないように地上2mの所まで持ち上げ、
薪小屋の上に固定しています。

 さらに、保温を考慮し、段ボールを2枚重ねて張りつけています。
 積雪の時は低温と、花も無いので餌不足が心配です。
 通常も採蜜は半分以下にして餌を残していますが、
冬場は砂糖と蜂蜜を混ぜてお湯で溶かし、皿に入れ餌を提供しています。
ミツバチたちは喜んで、いつのまにか餌は無くなっています。 

 昨年、その段ボ-ルが噛み破られ外されていました。
正体は判りませんが獣にやられたようです。
中にはミツバチが一匹も居ません。
 その後、巣箱を綺麗に洗浄して補修し、
被害がなかったもう一つの巣箱と一緒に設置しました。
 すると、6月半ば、空箱の上空で羽音が響き、
見ている間に新しい群れが近づき、巣箱に入り始めました。
 それで、2つの巣箱から採蜜ができたのです。
 私としては得した気分を味わいました。 


 採蜜の際は、防護ネットをしますが、うっかりはずしていたら、
スズメバチに匹敵する痛さを与えられました。油断大敵!です。

 蜜の取り方は「たれ蜜」という方法です。ざるに巣を壊して入れ、
下にボ-ルか鍋を置き、一週間放置して蜜の分離をしています。 



 分離後の残りの固形物は鍋で溶かし、蜜蝋と残渣の液に分け、
液はEM活性液の原材料として使っています。
 ミツバチの恵みは一滴も残さず活用しています。


 今年は巣箱の構造を再考したいと思っており、まだまだ勉強が続きます。
(群馬県片品村/M・M)

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