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ふるさとネットワーク8月号掲載

 岡山に別宅を持つようになってから、家内は広い庭と自由な時間を使って
木工を楽しむようになった。隣の林から切り出した薪ストーブのための材木を
チェーンソーで切断しているうちに、楽しさを覚えたらしい。 

 出来栄えは別としてテレビ台などを作っていたが、そのうち、
庭に洗濯物の干し場がないので自分で作ってみたいと言い出した。

 「テレビ台のようにはいかないぞ」と言っていた私を横目に、家内はやることにしたのだ。
しかし、その様は危険なオブジェの様相で、風にも耐えきれず倒壊してしまい、
それまで駄目だしを入れていた私に「はじめての大工」として順番が回ってきてしまった。
それまで大工の経験はなかったが、雑誌などからの知識でトライすることにした。

 構造材は2x4材だけで、柱の基礎は固定金具付コンクリートブロック、
屋根材は合成樹脂の波板とした。
心配したことは2x4材だけで強度が十分保てるかだった。

 柱を固定する際に家内に手伝ってもらった以外は全て自分一人で行い、
一月程もかかってしまったが、強度の問題もなく、思っていたような干し場に完成した。

(長野県茅野市←→岡山県美咲町/H・U)

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