前回はパピーのしつけで最重要ともいえる、トイレのしつけについて紹介しました。
次は、パピーの時期だからこそ習慣づけたい、2つの習慣を紹介します。
◯目的は飼い主の存在を意識させること
パピーの頃に習慣づけしたいことは、
・飼い主の目を見る(アイコンタクト)
・飼い主のそばに付く
この2つの習慣です。
この習慣を犬の習性やその子の性格にあわせて、自然と身につけさせることができるのが、パピーの時期です。
ではこの習慣は一体なんのために必要なのか。
それは、飼い主の存在を自然と意識させることにあります。
◯大事な「アイコンタクト」
会話ができない犬と、飼い主が、気持ちや意識を確認し合う大切な手段は「アイコンタクト」です。
犬は人の表情、仕草、雰囲気、声色など言語以外から情報を受け取ります。
飼い主に意識を向け、目を見ることで、
「これでいい?」「いいね!よくできたね!」
「よし!行くぞ!」「OK!さぁ行こう!」
ということをアイコンタクトで伝え合うんです。
「目は口ほどにものを言う」と言われる通り、目で伝える・目で会話するということです。
◯安全に歩くために
また、「飼い主のそばに付く」というのは、安全に散歩をするために必要な歩き方(脚足歩行)の基礎であり、突発的な暴走や飛び出しの予防になります。
ドッグランで放した瞬間、大暴走する犬を見たことはありませんか?
呼んでも反応せず、最後は捕まえるのに一苦労。
または、散歩中にリードが外れて一目散に脱走!という場面に遭遇することもあります。
しかし、アイコンタクトと、飼い主のそばにつくこと。
この2つが自然に身についていれば、飼い主を無視し、好き勝手な行動で周囲を困らせることはなくなるんです。
次の投稿では、具体的な方法を紹介します。