「いまの褒めるとこだよ!」って、いつもよく言われるー!


 

愛犬とトレーニング中の飼い主さん。

「マテ」「フセ」「コイ」ひとつひとつ根気強く犬に指示を出しています。

 

でも、指示を聞いてもらうことに意識を向けると、褒めそびれることがでてきます。

 

すかさず私から「いまの褒めて!」と声をかけます。

それで冒頭の飼い主さんのセリフが飛び出しました。

 

そうなんです。「褒める」って意識しないと忘れがちなんです。

 

みなさんは、愛犬のこと褒めていますか?

 

今回は「褒め」の話です。

 

 

◯犬は、褒めてほしい!

 

人は叱る方を優先させます。

悪いことは目につきやすく、ストレスにつながるからです。

 

反対に褒めることは苦手です。

何かができるようになると、「当たり前」になってしまい、スルーしがちです。

 

でも、犬からすると「マテ」も「コイ」も「ハウス」も、全部頑張って覚えたこと。

 

最初は意味がわからなくても、できた時にとっても褒めてもらえて、たくさん撫でてもらえた。

 

だから次も頑張れるんです。

 

犬は、褒めてほしいんです!

 



 

◯褒めないとメリットがない!

 

頑張ってマテができた。

褒めてください!

 

呼んで、来た。

目一杯褒めてください!

 

だって、褒めないと犬にとってはなんにもメリットがないんです。

 

人間の都合や用事で、ハウスに入る、呼ばれて来る、これだけでは犬には何も嬉しいことがありません。

 

「指示したときに、チラっと見て反応はしたけど行動しない」のは、メリットがないと犬が判断したときです。

 

犬の成長とともに、「できて当たり前」とは思わず、できるようになっても褒め続けてください

 

頑張ってるんですよ、毎回。

 

褒めてもらえないと、犬にはメリットがないんです。

 

犬は、大好きな飼い主さんに褒められたいんです。

 

そして、頑張ったことを褒めてもらえる=自分の頑張りを認めてもらった、ということにつながるから信頼関係が生まれます。

 

ですから「当たり前」と思わずに、成長してできるようになっても、ぜひ褒めてあげてください。

 

犬は、大好きなあなたに褒めてもらえることをずっと待っていますよ。