ふうりんそう便り

ふうりんそう便り

と或る鍼灸師の日々是好日

ふうりんそう鍼灸院

院長の千葉です。

 

 

私の小さい頃は、あまり聞かなかった

アトピーという言葉。

 

最近は身近に感じております。

 

そもそ もアトピーとはなんでしょう?

 

 調べて見ると100年程前にギリ シャ語で

「変な・不思議な・奇妙 な…」

 

といったいくつかの言葉を使った

造語として発表されたそう です。

 

初めは喘息や鼻炎(花粉症)に対して

使っていたそうなのです が、

 

今やアトピーと言えば皮膚炎 のことを

指していると言っても過 言ではありません。  

 

そこで重要なキーワードとして 

「ステロイドホルモン」

というものに 目を向けてみます。

 

 「ステロイドは効くけど恐い!」

とよく耳 にしますけど、

 

使い方がとても難 しいと感じております。 

 

その方に合った適量を医師がしっ かり

管理することができれば不信感は

減るような気がしています。 

 

とは言え、元々自分の体内で自然に

分泌されるホルモンを、

 

外部か ら入れるわけですから、

 

それによる体内のアンバランスを

覚悟しないといけません。  

 

 

ステロイドホルモンについて… 

 

副腎の皮質から分泌される

3種類のホルモンです。

 

1、血糖を上昇させる作用    

 

2、代謝促進作用  

 

3、炎症を抑える作用  

 

4、ストレスに打ち勝つ作用  … 

 

という作用を持ってます。

 

なのでこの作用を人工的に

再現した副腎皮質ホルモン剤が

 

皮膚炎・リウマ チ性関節炎・喘息…

の治療に用 いられる訳です。

 

その劇的な効果は初めて使った人 

なら誰でもとりこにしてしまう程。  

 

良く考えてみますと私達の体には、

こういう劇的な作用を持つ 

 

副腎が働いてくれているってこと 

なんです。

 

では、その副腎が分泌 の力が

低下する時はどういう時で しょう。 

 

ズバリそれは、

 

自前の副腎質ホル モンの消費が

やたら進んでしまう 時です。

 

どんな時か少しだけお伝えいたします。

 

 

血糖値が下がる時 

 

脳は、100%ブドウ糖をエネルギーに

しています。

 

筋肉を動かす のもほぼブドウ糖です。 

 

体や頭が疲れると甘いものが

欲し くなるのも血糖値が下がっていて 

 

エネルギーが足りないからです。 

 

そこで、チョコ等食べると今度は

急激に血糖値が上がることに なるので、

 

この血糖の働きに ステロイドホルモンは

放浪されてしまいます。  

 

とある先生が、

 

「アトピーの人は集中力の高い人が多い」

 

と おっしゃっていました。

 

だとすれば、それが仇となり

 

エネルギー切れ→急激な糖分補給 

 

の繰り返しによりホルモン分泌に

影響が出ているかも知れません。

 

 

 

参考図書  おのころ心平のカウンセリング事例集

ふうりんそう鍼灸院

院長の千葉です。

 

 

日頃勉強している鍼灸治療の先生から

 

触発されて、去年頃から

 

「発芽酵素玄米」を1日1食程食べておりました。

 

 

玄米は、過去に何かの機会に

 

食べたことはありましたが、

 

「歯触りが悪い」 「消化が悪い」 「味がわるい」 

 

そして「玄米は毒がある」といった噂があり

 

印象があまりよくありませんでした。

 

 

そこで先生に「発芽」させなきゃだめだよと

 

おっしゃっていたので、調べてみたところ、

 

 

「発芽玄米は”ふっくらモチモチ”で

白米と変わらないほどの味と食感に

変化しますそして毒素である

アブジシン酸は、玄米を「発芽」させる

ことで無毒化が可能」

 

 

と書いてありました。

 

それに「酵素」を熟成させるとより栄養価が高く

 

美味しく食べれるようです。

 

まずは、試してみようと思い焚いてみました。

 

 

【材料】
・玄米 450g(3合) 
 
・小豆 30g
 
・天然塩 3g
 
・水(炊飯器のメモリに合わせます)

 

【作り方】

・ボウルや深い容器に玄米を入れます。

 

・たっぷりの水を入れて、

 ラップもしくは蓋をしておきます。

 

・室温で、夏は半日~1日、

 冬なら2日~3日ほどで発芽します。

 

・その発芽玄米に小豆、塩入れ

 炊飯器の玄米炊きを選んで

 スイッチを押す。

 

【基本的な熟成の仕方】

 ・炊飯器、もしくは保温ジャーの中で、

 72~74℃で3~4日保温します。

 

 ・1日1回清潔なしゃもじで混ぜます。

 長時間触っていると乾燥してしまうので、

 底から大きく返すようにして混ぜます。

 

 

それだけです。

 

出来上がりの見た目は、「御赤飯」で、

 

食べた感じも似ていて

 

とても美味しかったです。

 

 

但し、炊飯器1台だと白米を炊くときの

 

タイミングが難しく、ほぼ玄米のみに

 

なってしまうので、それを考慮して、

 

玄米炊き専用にもう1台買うことを

 

決心し年末に購入いたしました。

 

 

 

それがこれです!

 

発芽も全自動で行えてそのまま

 

酵素を熟成させるべくベストな保温機能も

 

ついてますので、美味しく食べれて

 

何より楽です。

 

そして発芽酵素玄米ですが、

 

熟成が深まると色が濃くなっていき

 

もちもち感も増します。

 


 

長時間保温していてもパサパサになりません。

 

 

以前は便がゆるく、下痢気味が

 

多かったのですが、最近は、

 

かなり減りまして、ほとんどストレスがありません。

 

 

腸内環境を整えることで、免疫機能が

 

高まることが分かっておりますので、

 

新型コロナウィルスに負けないような

 

身体作りをしたいですね。

 

 

興味のある方は、是非調べて見てください。

ふうりんそう鍼灸院

院長の千葉です。

 

 

先日、いつもお世話になっている

ケアマネジャーさんから、

ある老人施設の患者様の

ご紹介がありました。

 

今回の依頼目的は、下肢の特に

足首や足背周辺の浮腫みと

 

部屋でじっとしているので、動き初めの

腰や足の痛みの緩和でした。

 

そして、重度ではないが糖尿病とうつ病が

あるというのを聞いておりました。

 

今回の希望は、ご本人ではなく

ご家族(娘様)からということでした。

ご本人は希望していないのかな…?

 

その後、お会いしてわかったのですが、

うつ病がかなりの重度だったのです。

 

天気の良い日中にカーテンを閉め

真っ暗の部屋の中、ベッドに座って

じっとしておりました。

 

そして部屋の電気をつける事や

部屋に入ることを完全拒否

質問を投げかけると

 

「結構です!」

「大丈夫です!」

「もう、帰ってください!」

の一点張り。

 

娘様がいるときは、比較的

施術を受けていただけるのですが、

いないと全然ダメ。

 

施設内のスタッフ、訪問医師、歯科医…等

みなさん手に負えない状況だったのです。

 

 

そんな中、以前から予約待ちをしていた

治療がやっと受けられるということになりました。

 

それは、

「電気ショック療法」又は

「電気痙攣(けいれん)療法」でした。

 

知識の無い私にとっては、どんな治療なんだろう

と思いました。

 

 

その後、入院され治療が無事終了し、

退院し2か月ぶりにお会いしました。

 

何と驚き!

 

以前の完全拒否の人とは、全くの別人で

会話ができてやさしく気遣いが出来る

おそらく以前の人柄に戻っていたのです。

 

ご本人に恐る恐る数か月前のことを聞いてみると

強いうつ病になっている期間がスッポリ記憶にない

とおっしゃっていました。

 

後に調べてみると治療の副作用として

健忘があるようです。

 

何とも不思議な治療だと感心致しました。

 

 

「電気ショック療法」とは

 

頭皮の上から電流を流して

痙攣を起こす治療法です。

適応は、精神疾患である

 

・うつ病

・躁うつ病

・統合失調症  です。

 

現在でも薬物療法が上手く

いかない場合の最後の

手段として、電気けいれん療法は

行われているそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは。ふうりんそう鍼灸院、院長の千葉です。

 

 

今回は、川嶋朗先生の著書から

シェアさせていただきます。

 

 


日本人の、ひとり当たりの

年間受診回数は平均12.6回。

アメリカ4.0回、

オランダ8.3回、

フランス6.1回、

 

(OECDのヘルスデータ 2017年版より)

などと比べてみても、


日本人がいかによく医者にかかっているかが

わかります。

 

風邪を引いてちょっと熱が出ると、

すぐ医者に駆け込む。

 

体調異変が続いて不安になると、

病院に行って検査を受けようとする。

 

高齢者のなかには、医者通いが

日課のようになっている人も少なくありません。

 

日本人には、「医者に診てもらえばなんとかなるだろう」
という医者依存体質が染みついています。

 

その背景には、国民皆保険のおかげで

誰もが気軽に医者にかかれるという

状況があるわけですが、

 

同時に「健康保険料をしっかり払っているの

だから、どんどん医療を利用しなければ損だ」

という感覚も多少はあるかも知れません。

他の医療先進国からは、

「日本人は自分の体のことなのに

 

どうしてこんなに主体性を持たずに

何でも医者任せにしてしまうのか

 

不思議で仕方ない」と思われている

ようです。

 

 

そんな訳で突然ですが、主体性を

持って医療と向き合うために必要な

 

「患者力」を高めていきましょう。

 

患者力とは、病気になったらどうするか、
医者とどう付き合えばいいか、

 

ということだけではなく、

 

自分の価値観

 

人生観

 

あるいは死生観と照らし合わせながら、

 

自分にとって何が大事か、何が適して

いるかを考えていくといったことです。

第一の患者力〈知る力〉 

無知な患者を卒業して、からだの仕組みのこと、

病気のこと、薬のことなどをきちんと知ろうとする。
 

第二の患者力〈見抜く力〉 

 医者と対等な関係で向かい合い、

自分の知りたいことをきちんと聞き、

医者の言葉のなかにあるウソ、逃げ、

ごまかしなどを見抜けるようにする。


第三の患者力〈自己決定力〉 

自分の受ける医療を医者任せにせず、

自分はどうしたいかということを主体的に考え、

自分で選択、判断できるようにする。


第四の患者力〈自己治癒力〉 

対症療法一時しのぎをするのではなく、

病気を根本的に治すために考え方や生活習慣を変え、

自分のなかの治癒力を見直す。


第五の患者力〈往生力〉 

QOD(クオリティ・オブ・デス=死の質)を高めて、

納得いく死を迎えるために何をしておいたら

いいかを考え、実践し、後悔のない

人生の幕引きに備える。



あなたのからだに起きている病気は、

あなた自身の問題です。

 

どうすることがあなたにとって納得いくのか、

どうすることが幸せなのか、

それがわかるのはあなただけなのです。

 


自分のからだのことは、

自分がいちばんのプロなのだと

思えるようでなくてはいけません。

 

そのためには、もっと患者としての

資質を上げて、賢くなる必要があります。


困ったら何でも医者任せという

医者依存体質から抜け出しましょう。

 

それが、あなたの人生を納得いく

ものにしていく最良の道です。

 

 

 

 

 

ふうりんそう鍼灸院・院長の千葉です。

 

 

最近 「四十肩・五十肩」(しじゅうかた・ごじゅうかた)

 

のような、症状でお困りの方が通院されております。

 

そこで、少し奇妙なこの「四十肩・五十肩」について

 

お伝えいたします。

 

 

どんな症状なの?

 

「四十肩・五十肩」とは、挙げたり後ろに手を

 

回せなくなりと激痛と共にスムーズに動かなくなり、

 

固まった症状のことです。


そもそも「四十肩・五十肩」という病名は存在しません。

 

「肩こり」や「ぎっくり腰」などと同じような俗語になります。

 

 

40歳代から50歳代に多い肩の痛みという、

 

意味合いが強く、60歳代以降は少ない症状です。

 

 

肩がどうなってしまったの?

 

病名としましては、いくつかが

 

考えられます。

 

・石灰沈着性腱板炎

 

・上腕二頭筋長頭腱炎

 

・癒着性肩関節包炎     ……等

 

 

考えられる病名はあるのですが、

 

原因がハッキリしないことがほとんど

 

だと思われます。

 

但し、「肩甲骨の動き」と関係が

 

あるということは言えそうです。

 

 

すぐ治るの?

 

①炎症期 (強い炎症による痛み)

 

②凍結期 (痛みが減って関節が硬くなる)

 

③回復期 (痛み、拘縮が回復していく)

 

という順番で・変化改善していくと言われています。

 

現在の通院では少ない症状ではありますが、

 

整形外科で働いていたときはたくさん

 

経験しました。

 

 

現在、通院されている方みたいに、

 

両肩同時に痛くなる方もいれば、

 

左肩に症状が出て、治ったと思えば

 

今度は、逆の肩に症状が出たり、

 

 

そしてなにより、自然に数ヶ月で回復すると

 

思いきや1年、2年、それ以上と、

 

年単位で苦しまれる方もおられるので、

 

人それぞれということになります。

 

 

何か良い治療法はなるの?

 

①炎症期 (強い炎症による痛み)

  

  →安静か病院で痛み止めの注射やお薬

   炎症の原因に寄っては手術。

 

 

②凍結期 (痛みが減って関節が硬くなる)

③回復期 (痛み、拘縮が回復していく) 

  

  →硬くなった筋肉や筋力低下した筋肉

   のバランスを考えたリハビリ。

   (当院で行えるものです)

 

   それと一番大事なのが、ご自身での体操や筋トレ。

 

 

東洋医学の治療

 

東洋医学の大原則で 「不通促通」 という言葉が

あります。

 

通らなければ痛みを促しますよという意味です。

 

何が通らないのかと言いますと、「気・血の流れ」です。

 

病気は気が病むと書きまね。 あとは血液。

 

 

東洋医学的な血液の流れは、

 

西洋医学的な血液とは少し違います。

 

イメージとしては、全身をめぐる血液の流れ、

 

ということで大丈夫です。

 

病気の気、血液の血の流れが停滞すると、

 

不通促通の状態となり痛みを促します。

 

 

痛みは、「血液が流れていませんよ、

 

滞っていますよ。」という身体からの

 

サインと考えます。

 

東洋医学は気血を流すポンプの力を

 

強めていきます。

 

そうすると、自分の力で気を流す状態を

 

作る事ができ、根本的な治療となります。

 

不通促通が解消されて痛みが出ない事に

 

つながるのです。

 

このように東洋医学は、体の根底から

 

治していく根本的治療です。

 

表面上の治療をするのではなく、

  • 根底の生命力
  • 根底の五臓六腑
  • 根底のポンプ作用

を底上げする事によって、痛みの出ない体を

 

作っていくわけです。

 

 

私なりに思うこと…

 

比較的、パソコン作業が中心の長時間労働

 

そして日頃、運動をあまりしないといった

 

方が、多いように思えます。

 

日頃、姿勢が悪く猫背。

 

知らぬ間にストレスが溜まっているといった

 

あまり意識のない、

 

感じの方が多いように思います。