昨日12月28日、コミケ97の1日目、買いたい物があったので行ってきた。
俺は『魔法少女まどかマギカ』をアニオタでもないのに大好きというかもはや愛してるのだが、
『少女たちの死闘の行く末――心霊的な観方からの『まどかマギカ』』
滅多に出てこない稀有な傑作であり、50年後も100年後も生き続けるであろう名作。
あまりに好き過ぎて書籍揃え、グッズも結構買い、あげくの果てにはオタでもないのに同人誌にまで手を出す始末。
この“本編のアウトサイドでの楽しみ方”というのは前々からブログで取り上げたいんだけど、まぁいずれそのうち。
1コだけ言っとくと、まどマギは本編が相当悲劇的なんで(ラストで報われるけど)、二次創作で描かれる、本編ではあり得なかったほのぼのした話とかカップリングとかは読んでてニコニコになるんだよね…^^
まどマギの同人誌はこれまで何冊ぐらいだろう40冊ぐらいかなぁ、買ったことあって、見てくうちにお気に入りの作家さんっていうのがなんとなくわかってくるわけよ、絵の好みだけでなく、話の内容とかキャラの傾向とか。これは詳しくは“本編のアウトサイドでの楽しみ方”の時に書こうと思ってる。
で、サークル名がばかども。でペンネームが龍乃亮(リュウノスケ)という方の作品群が結構気に入ってて。(全部持ってるわけではない。)
この人が今回「1日目南チー16bで頒布予定の新刊『たのしくかわいくこどもらしく。』500円の予定です。既刊は直近2種類持っていきます。」とアップしてたので、買いに行くことにしたのだった。コミケに買いに行くのはただメロンブックスやとらのあななどに買いに行くのとはワケが違う。祭りなのだ。スケブもお願いできれば最高♪
スプリングコートで行くかダウンコートで行くか迷う。
…今年暖冬というか異常気象?だよねぇ。12月下旬だってのにいまだに昼間は天気良けりゃTシャツ1枚にスプリングコート羽織っただけでOKなんだから(日差しの中にいると汗かいてくるし…暖房効いてる店内とか電車内も暑いね。暖房つけないで寝てもOKな晩すらある。別に俺がカゼひいてて火照ってるわけでもなく)。マフラー?手袋?何それって日々。
11月後半に某ネットオークションでダウンコート買ったんだよ、新品だけど安価で。支払いから3日以内に発送しますっつってたのに発送連絡が来たのが4日後。しかも荷物の伝票番号の記載もなく。したら中国からの発送だった。
だよねーっ!
まぁ届いたしモノはまともだったからいいけど、せっかく買ったのにこれを着れる機会がない。いや時々着てんだけどさ、日なたと暖房効いてる所では汗かくんだよね…。
ま、寒くてカゼひくよりは暖冬の方がいいんだけどさ。…ってワケにもいかないか、異常気象だもんな、地球ヤバくない?
結局ダウンコートにした。玄関開けて外を確認したら風が吹いてる。それに行き先が海の傍だから。
ちなみにダウンコートの下は、コミケならなんでもアリだろと『ランボー2』のTシャツ着て行った(笑)。
日陰歩いてて風が吹いてるとダウンコートでちょうどいい感じだが、日なたを歩いてるとやはり暑くなってくる。電車内もやはり暑い。それほど気温低いわけでもない&乗客多いなら暖房は別に入れなくてもいいと思うんだけど? 暑いよ…。
東京ビッグサイト駅で降りて改札出て右行って、屋根のある通路みたいな、ずーっと行って、そのままエントランスプラザに――
出れない。封鎖されている。
道なりに行きゃそのうち出れるだろと思ったらルートはU字気味になってて例の台形から遠ざかってく。
おいおいどこ行かされんだよ…
しかし歩けど出れない。
コレどこまで続いてんだよ!
係員に聞くと、ビッグサイトの前の道路の向かいのビルの向こうからぐるっと回り込んで…とか言いだす。ウソだろ!
…なんか毎回どんどん酷くなってないか!?
そんなワケのわからない遠回りはしてらんないんで、一旦下に降りる。しかし下からも行けないっぽい? 係員に聞こうと近づいたら俺の前に女性が同じ質問をして、俺も一緒に答え聞いてたんだけど、やはりこの係員もあっちのビルを回り込むと言ってる。
短距離ルートを探し続けるよりその通りにした方が話が早そうだと、イライラしながらビルを回り込み、りんかい線の国際展示場駅っつーの? 俺この電車で来たことないから知らないんだけど、ここからビッグサイトに歩いてく広場みたいな通路みたいな、あるじゃん? あそこから歩いてく形になる。
ところが。
階段上がってくとエントランスプラザなわけだが、その50?70~80メートル手前あたりに係員が複数いて、リストバンド型参加証の確認をしている。
(リストバンド型参加証についてはこのエントリのコメント欄参照)
買わずに行ったら、というか俺がビッグサイトに着いたの12時半近くだよ、ところがリストバンドの確認をやっている!
(もうコミケは完全有料化に舵を切るのか…?)
過去最高?にえらく遠回りさせられるわ入場に金銭要求されるわでふざけんな感満載になってきて一瞬帰ろうかとちょっと本気でちらっと思うが、まぁとにかく入場しましたよ。
向かうはまず南展示棟だ。
とりあえずエントランスプラザを突っ切り、すると南1・2は←、南3・4は→と表示がある。「南チ」は1・2・3・4のどれだ? (実はロクに調べないで来ている)
係員に「南」の「チ」に行きたいんですけど「チ」とか聞かれてもわかんないですよね…、と聞くと、調べて南1だと教えてくれた。
ところが今度は南はいいが1・2がどこなのかわからない。エスカレーターがあるんでとりあえず乗って上がり続けていったが、で結局どこだよ!?となり、係員に聞くとそこをこう行ってエスカレーターありますんで1階に降りていただくと行けますみたいな。
2階で、1階の全体が見渡せた。
やってるやってる。
糞オリンピックで会場が分散してるせいか? 激混みではない感じ。
(コミケは噂では聞いてるが実際どんな感じか知らないという人、↑こういう感じである。自分で作った物を自由に売れる即売会。長テーブルが並んでいて、その上に物品を並べて接客している。参加者があまりに多く、事前に申し込んで当選しないとならない。)
俯瞰で見下ろして位置を確認する。あそこに「ア」があるな…ってことは「タ」は… 結局ロックオン出来なかったんで直接行ってみる。
1階。あかさたなで近づき、数字で近づき、そして龍乃亮さんのテーブル発見!
しかしテーブルの上に並んでるのは新刊+既刊直近2種類=3種ではなく、2種だ。
売ってた人(この人が龍乃亮さん本人だろうか? それとも売るの手伝ってる友人か誰かだろうか?)に尋ねると、1つはさっき売り切れてしまったんですよ、持ってこれる限りは持ってきたんですが…とのこと。さっきかよ!
俺の横で次々に他の人が買ってく。スケブをお願いしたかったのだが、そういう状況なんで「ご本人ですか?スケブお願いできますか?」とか聞けず。他の人も買うとありがとうございますとか言ってそのまま立ち去ってく。誰もスケブお願いしますなどと言わない。
仕方なく俺もその2種買っただけで立ち去る。
それでも新刊は買えたし、1つ前のかな、も買えた。
まず1つ前の『あたしだって甘えたい。』
杏子に対しえらい乱暴な扱いのさやかと、さやかに優しくしてほしい杏子。
初っ端のあっちむいてホイから絵もノリも快調♪
そこから×ほむら&なぎさ&まどかになり、ところが杏子&さやか×なぎさに転じ(なぎさの暴れん坊な挙動&絵が可笑しい&和む)、マミさんもちょい登場…と次々レギュラーメンバーが登場し話が移り変わってくのが嬉しく&楽しくもあり。
その後はさやかのツンデレ百合が展開。さやかの杏子への扱いが酷くてあんまりじゃあ~りませんか…
ドッジボールのシークエンス、スゴイな。杏子にボールぶつけられた(強烈!)まどかの破壊力ある絵に爆笑!(こんなまどかの姿は本編ではまず見れない)
ほむらにやられた杏子のボロボロな姿があまりにムゴい…(悲)。
まどかと杏子が同じことしてんのに周囲の反応が真逆なのが可笑しい。
最後は百合百合でハッピーエンド。
…まどマギを知らないで読んでも楽しめるけど、本編を観てて読むと別の楽しみ方が…本編でのさやかと杏子のシリアスで哀しい関係を踏まえてるうえで読むほのぼのしたさや杏カップリングは、だからなお楽しい。
そして新刊『たのしくかわいくこどもらしく。』
今回のコミケ販売に合わせて書いたんでしょう、冬の話だ。
雪が積もった朝、みんなで雪遊びしようとレギュラーメンバーを次々説得してく(丸めこんでく)杏子。
まどかの家行って呼ぶ時の杏子の子どものように楽しそうな顔の絵がもうほのぼのしすぎてかわいすぎて! 心が優しくなる(微笑)。
そしてドタバタの雪遊びへ。(ほんとドタバタ・笑)
ダイエットだ見世物感だプロポーズだ、での さやかの狼狽ぶりが可笑しい♪(←畳み掛けがまた素晴らしい・笑) なぎさが杏子とさやかの上にダイブも可笑しい♪
なぎさは今回も暴れん坊。さやかは『~甘えたい。』とは違って今回は振り回され気味なのが楽しい。
こちらもやはり単体で読んでも楽しいけど、本編を知ってると、ゆえに本編ではあり得なかった日常のドタバタがとても楽しくて平和な、和む1冊。
『俺のコミケ97――2』に続く。