桃井「そうやってアタシにしか出来ない事をやろうと思って、頑張ってるんで…
あのぉ…ここだけの話 怒らないでください関係者の方とか(笑)、あのーネットにも書かないでほしいんですけど――」
まぁDVDで出ちゃってるし、もう6~7年経つし、当時桃井はエ○ベックス所属だったようだけど現在は違うようだし、いい発言なんで取り上げたい。
「エイベッ○スさんと今こうやって一緒にいろいろやらせていただいてるんですけど、話をすると、んーちょっとそれは違うなぁ我々的には! みたいな事があったりするわけですよ。
そういうところもモモーイがちゃんと頑張って補正していくんで」
観客「おぉーっ」
桃井「マジマジマジホントに! なんていうのそういうの粛清じゃなくて何(笑)」
観客「(爆笑&拍手)」
桃井「(笑)そういう感じだから大丈夫よ だってモモーイ 誰の言いなりになるとかキャラじゃないってもうみんなわかってるじゃん(笑)。全然心配ご無用ですよ」
その後スクリーンに○イベックスの桃井の売り出し方と桃井の本音が映されて、
桃井「ということで、モモーイプロジェクト的にはこういう事にしましたんで、あの紙(←エイ○ックス側の意図について? それともエイベoクスが用意した桃井アンケートの事?)は無かった事って言わないけど(笑)」
観客「(笑)」
桃井「半分忘れてください。ってエイベック○の人に言いました私(笑)」

(下を向いて寂しそうに)桃井「あー…もう最後なんだ早いなぁ…」
観客「えーっ!」
桃井「あと2曲。でもあのねぇぶっちゃけ、アンコールがあるんで(笑)」
観客「(笑&拍手)」
桃井「言っちゃった! 言ーっちゃった♪
モモーイタオル持ってくれてる人ありがとう!
なんか違うの持ってる人いる “破壊王”、“ロッテ”、“IWG…”違うそれ違うじゃないですか」(←“IWG…”というのはおそらく新日本プロレスの王座IWGPと思われる・笑)
あたしたちがさ、こう いろんな人に教わった事ってのがあるじゃない? アニメとかさ、格闘技とかさ、やっぱり一生懸命やってる人見てるとさ、こう、なんか教わった事とかあるじゃないですか、そういうの私もね、伝えていけるように歌で、うん、頑張りたいと思います。」
このライブの仮のラスト曲『もっと、夢、みよう!! -Now I feel…version-』は、なんか今では俺の中でわりと好きな曲で、特にサビが。もっと正確に言えばサビの最後が。メロディとアレンジがなんかグッとくる。
で、ここでの桃井はサビで嗚咽するんで、なおさらグッとくる。

アンコール1曲目『さいごのろっく』(「♪大人になりたいとか 子供のまんまがいいとか そんなことじゃなくて 私は私でいたい」) ブッちぎりのノリで再登場!
特にイントロで右足蹴り上げてから下ろして後ろに着くまでの動きがすごいアグレッシブ&フィジカルで、魂がハジけてるのがバキバキに伝わってくる!(運動オンチとはとても思えない・笑)
曲終わってMCに入って一言目、低い男の子声で「どうもありがとう」と言うのがまたたまらん(笑)。男女共に萌えるんじゃないでしょうか(笑)。
桃井「ヲタは肩身狭い。リュックしょって紙袋しょってるとヲタだヲタだと言われる! 何が悪い。
カップルとかでアキバとかに来てて、「ホントにいるんだねこーゆー人;」とか言ってんの。
ココはオマエが来るトコじゃねェ、みたいなね(笑)」
観客「(歓声&拍手)」
桃井「線路の反対側に行ってろ!みたいな。そうでしょ? 思うよねぇ?
電車に乗っててさ電撃文庫のさ、広告が載ってて あーっなんて思ってるとさ、「あーゆーのってヲタっぽいよね」とか、「っぽい」からなんだッみたいなね。
だから大人になりたいとか子供のまんまがいいとかじゃないの、ニートはいつまでも子供でいたいんですじゃないの!
自分でいたいんだよッ!」
桃井がロックについて語ってると客席から「反逆だーっ!」という声。
桃井「そう反逆反逆! ○○○○○法がなんだとは言わないが!」(←俺も普通に同感だけど、文章に起こしてみたらかなり過激な発言だと感じたんで、いや俺自身が言った言葉なら別にいいんだけど、人の言った言葉だからあえて勝手に配慮して伏字にした(笑)。)
観客「(笑)」
桃井「とは言わないが! 服が脱げるフィギュアが部屋にあってもいいじゃないか。それは個人の自由だよマジで。そこまで干渉すんなと」

桃井「でも、ロックだっていうのはギターが入ってるからロックだ、とかそんなのはナンセンスなんですよ。魂こそがロックなんだよ」
その通り。だから篠原美也子はロックなわけ。
逆にこないだ言ったけどギターぎゅんぎゅん鳴らしてドラムガンガン叩いて衣装バリバリロック系でも、歌ってる歌詞がショボいラブソングなロックバンドなんか、全然ロックじゃねェわけ。中身はアイドルの曲とレベル一緒じゃん。そんなのがよくもロックづら出来るもんだと。
要は女にモテる事しか考えてないわけじゃん、そういう連中は。
外見は硬派に見せてても本質は全然軟派なわけよ。それってすごいカッコ悪い。
対して桃井は外見はアイドルとかアニメ系だけど本質が硬派で…というか硬軟両方持ち合わせてるんだけど、核に確固たるものがある。
ロックぶってる連中より断然ロックだよ。本物だよ。

俺がなんでこの人に惹かれるかというと、なんか一般的に異性のアイドルとかに惹かれるのとはちょっとねぇ、違うんだよな。
それはそれでまず あるんだけどね。潤いの無い世界で生きてると、逆の世界のものがすごく欲しくなる。カラフルでポップなものとか、(俺が男性だから)女性とか。
女性もそうだろ。恋愛や異性を求めるだろう。
…アニメやマンガが好きって人も、その対象が現実でなく2次元なわけだろう?
現実ではない絵とか原色の楽しい世界、リアルの生々しさや面倒な問題のないかわいい女のコ(またはイケメン)。
学校や仕事の現実とは真逆の世界。
リアルゼロの完全虚構の世界(映画とかテレビドラマとかはフィクションであっても実在する世界・人物で撮られてるんで、完全なフィクションの世界じゃない。アニメやマンガにはそういう意味でリアルがまったくない)。
そこに浸りきるのを日本語で現実逃避と言ったりもするけど、適度に求める限りにおいては逃避ではなく、その、潤いや彩りとして異性や恋愛を欲求するのと似たようなもんじゃないか?
それは部屋に花を置くことと似ている。
俺が近頃どうもそっち寄りの世界(アニメイベントとか声優とか)に惹かれてるのも、そういうのあるかもしんない。
…最近さぁ、用もないのにふらっとアニメイト入ったりするんだよ(爆笑)。
アニメとかマンガは相変わらず見てないんだよ。
(当ブログでたまにアニメ作品を取り上げることもあるけど、あれは映像作品として実写もアニメも洋画も邦画も映画も映画じゃないのも同列で観てて同列で扱ってるからであって。
ま、昔一時期かなり浸かってた時もあるんだけど(苦笑)、だから今(仙台の)アメ横にあるアニメイトじゃなくて、北目町通から路地ちょっと入ったトコにあった時代、よく行ってたことがあるんだよ実は・笑)
だからその手の店に入ったって特に商品には見るべきものはないわけ。
ただ店内をぶらっとまわってそのまま出てくる。
それってなんなんだろうと考えてみると、店内の雰囲気が好きなんだろうね。
アニメやマンガに関する物だらけで、そういうのが好きな人間だけが集ってて、10代~20代前半の連中ばっかで(男女比率半々。あと意外にベッタベタなオタク臭い奴は見かけない気がする)、(子供や若者を抑圧するという意味での)大人がいない、(「老い」というものを如実に突きつける)オヤジ&オバチャンもいない。
大げさに言えばあそこには“現実”がない。ある意味夢の空間。
あそこに比べたらディズニーランドなんて現実要素が断然多分にある。
…といったね、桃井はるこにもそういう彩りや潤いとか、明るさや楽しさがある。むしろその要素が過剰に強いぐらいだ。
でも桃井が世間のアイドルと、もっと言えば世の中の女性たちと一線を画してるのは、またアニメやマンガの世界とも一線を画してるのは、
辛い過去やそれをクリアしてきた経験や、自分の信念やアイデンティティがしっかり有る、って事なんだよ。
外側はスイートだけど、核はハード。
明るさやかわいさだけじゃない、辛さや哀しみが根底にある。
キュートでポップで目に耳に心地良いだけじゃなく、その内側に人間としての揺るぎない強度がある。
人としてリスペクトに値する。
だから彼女に対して共感と憧憬があるし、彼女を見てると潤される&元気が出る。
俺は多くの女性に対して心底から魅力を感じることがあまりなくて、ルックスにホレたり体にムラムラきたり そういう表面的なとこで魅力を感じることは多々ある(笑)けど、
そんなのは例えば『デスペラード』観てバンデラスってカッコいいよな!って思うようなもんで(その例えっていかがなもんよ?・笑)、別に人間的に魅力を感じてるわけじゃない。
でも桃井には外面だけじゃなく内面にもすごく魅力を感じる。「女性的な」魅力も「人間的な」魅力もある。
だから大抵の女性は歳食ってくと魅力がなくなってくるけど(個人的にはオバサン好きだけどね、でもそれほぼ性的嗜好だけど・笑)、桃井は今年の誕生日がくると36歳か、彼女も年々おばさんになってくわけだけど、こういう人はずっと廃れないだろう。
魂が素晴らしいから。

近年のライブはソフト化されてないようだけど、相変わらず精力的に活動はしてるようで。
今年8月にはオーストラリア・シドニーで開催されるイベントに出演するとか。
ますますの活躍と多幸を祈ってますよ、いやマジで(笑)。
この人はもっと、ずっと、見続けていたい。稀有な人だよ。