技術は身を売ってでも伝えていくものだろうか。
少し前の話になりますがリオオリンピックの目玉の一つがレスリング吉田沙保里選手の4連覇なるか、ということだった結果からいえば決勝で敗れてしまったがそこはあまり気にならない、どっちにしろ吉田選手が偉大なことに変わりはありませんが吉田選手を破り金メダルを獲得したアメリカのマルーリス選手は、元レスリング選手の山本聖子さんの元教え子だったのだこれに私は少し「んっ?」と思うところがあった。先に結論を書くと、要は「結局、山本聖子が女スパイなんちゃうんかい???」まあ語弊があるとは思うが、、、このレスリングの話だけではなく、(他の業界でもありそうだが)スポーツ界ではこの手の話はよくあるはずだ。シンクロナイズドスイミングの鬼軍曹、鬼コーチで有名な井村雅代コーチは、今大会リオオリンピックでは日本を銅メダルに導いた。2004年アテネオリンピックまでは日本を率いていたが、退任し、その後中国代表チーム監督に就任するのだ。そして中国でもオリンピックメダリストを育て上げ、「中国シンクロチームの母」とまでいわれる存在となった。これも、確かに大きな意味があるし、競技自体の発展や各国の競争を促す意味でもすごく尊いことであるし、井村さんの功績も称えるべきだと思う。でもそう簡単に割り切れるものでもないよなあと感じる。実際、ライバル国の代表監督になるわけだから、賛否両論はあったようだ。先ほど山本聖子さんが女スパイだと書いたが、なぜかというと、単純に僕が日本人として「悔しい」のだろうと思う。どうしても純粋に他国の選手に技術や様々な面での指導をすることをよしと思えないのである。山本聖子さんは指導したのも何年か前の話で、もちろん金メダルを獲ったマルーリス選手が吉田選手を十分に研究をし、練習を積んだ結果なのは百も承知だけれど、やはりプロの世界、勝負の世界はそういうものなのだろうかライバルに自ら手の内をわざわざ明かすようなことをしているような気がして、どこか違和感を感じてしまう。もちろん王者吉田選手からなにか学ぼうと研究したり勝つために必死で立ち向かってくるわけで、その厳しさも吉田選手はあったからあの結果になっているのだとも思うから、山本聖子さんどうこうは関係ないと思う人が大半だと思うのだが、山本聖子さんとかじゃなくて、日本自体が技術や環境も他国より優れた部分があるのは事実だから、日本という国がそういう宿命を背負っているのかなと感じた。