篠山紀信さん逝く
写真家の篠山紀信さんが1月4日、老衰のため亡くなりました。享年８３。
妻は元歌手の南沙織さん、次男は俳優の篠山輝信さん。
日本大学芸術学部写真学科に入学し、東京綜合写真専門学校にも通学。在学中より新進写真家として頭角を現します。
1961年に広告写真家協会展APA賞を受賞。 広告制作会社に就職しました。
1966年に東京国立近代美術館の「現代写真の10人」展に最年少で参加。
1976年にはヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展の日本館に代表作家として選ばれました。
1975年に小学館の月刊誌『GORO』で、山口百恵特集で使い始めた「激写」が流行語になり一連のシリーズに。
1980年には篠山をメインにした写真雑誌『写楽』が創刊されました。
1978年から1997年にかけて『週刊朝日』の表紙写真を撮影。1980年に始まった『週刊朝日』表紙の女子大生シリーズからは宮崎美子、大塚寧々、河野景子、高田万由子、膳場貴子、小島奈津子ら多くの女優やアナウンサーを輩出しました。
1991年には樋口可南子をモデルにした写真集「Water Fruit 不測の事態」で事実上、アンダーヘアを解禁させ、続いて出版した宮沢りえのヌード写真集「Santa Fe」は、新聞に出した全面広告で世間が騒然となりました。
山口百恵、手塚理美、川上麻衣子、宮崎美子、宮沢りえ、高岡早紀、栗山千明、葉月里緒菜、松田聖子、菊地凛子、白石麻衣ら、被写体になった女性タレントは枚挙に暇がありません。
日本で写真家といえばまず篠山さんでした。
仕事ぶり、去り際はまさにご立派でした。
合掌
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