御前掛土俵入り | 気ままな暮らしDAISUKI!

御前掛土俵入り

現在の大相撲でめっきり見られなくなったのが御前掛土俵入りです。

 

天覧相撲で幕内の土俵入りの前に天皇陛下がお見えの場合、土俵入りは通常の丸く並ぶ略式のものではなく、「御前掛(ごぜんがかり)」と呼ばれる方式で行われます。

昭和天皇は大の相撲好きでしたので、16時前には来場し着席。

土俵入りからご覧になり、中入り後の全取組をお楽しみになりましたので、その日にはこの御前掛土俵入りがおこなわれたのです。

しかし最近はご着席が17時頃になったので、この土俵入りは見られなくなりました。

直近で御前掛土俵入りが行われたのは2007年(平成19年)1月場所でした。

今後はもう見られないかもしれません。

 

土俵入りの手順としては、行司の先導で出てきた幕内力士たちが土俵の手前で花道に整列し天皇陛下の席に一礼。

土俵に上がり、俵にそった円形ではなく、四列・五段に並びます。(現在は幕内力士数がふえたのでこれでは収まらない)

柏手を打った後に、右2回左1回の四股を踏んで一同蹲踞(そんきょ、しゃがむこと)。

呼び上げは普段は各力士が土俵に上がる時に行われるが、御前掛では全員が蹲踞してから、まず行司、次いで下位力士から順に呼び上げられる。

その内容も通常とは異なり、出身都道府県および国、所属部屋、三役の場合は地位、四股名の順。

呼び上げられた力士は順次立ち上がり、正面に向け一礼して土俵を降ります。

 

ちなみに結びの一番では立行司が「この相撲一番にて本日の打止」と言うところを、天覧相撲では「この相撲一番にて結びに御座ります」と言います。

結びの一番の後に弓取式が終わると天皇陛下がご退席、勝負審判と行司が土俵下でお見送りします。

 

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