俺は坊主になれなかった | フラチナリズムオフィシャルブログ「アメーバさんが僕らをパワードしてくれるなんて夢に決まってる」Powered by Ameba

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モリナオフミです。


『射罪会見』と銘打って六本木morph-tokyoでフラチナリズムのすべてをお話しました。
人間誰しも間違いはある。
人間誰しも弱さはある。
人間誰しも欲望がある。
それはとても当たり前の事で、
それはとても人間らしい事。
しかし、その心の隙が1mmでもあれば、目的を見失うのも人間です。

僕は10歳のときから
『歌手になりたい』
という漠然とした夢がありました。

15歳で初めてバンドを組みました。

19歳で初めてCDを作りました。

20歳で全国ツアーを回りました。

23歳で夢のために上京しました。

27歳でフラチナリズムを作りました。
その時々、夢の為に生きてるつもりでした。

その全ては間違いなくピュアでありながら

間違いなく中途半端でした。

そこそこの歌唱力とそこそこの楽曲センス、

そこそこのコミュニケーション能力があれば、叶えられると思っていました。
しかし、現実はそんなもんじゃない。
わかってるけど、弱い自分がまた新しい中途半端な自分を生む。
その螺旋階段は上に向かっていくものではなく、

下へ下へと年齢を重ねると共に下っていくものでした。

中途半端だったけど、
純粋に『音楽が好きだ、音楽やりてー』って気持ちは勿論ありました。
そんな気持ちだけでは、到底掴めないものだとは思うけどそれでも甘えには勝てなかった。

すべてが中途半端で甘ったれた考え方。

今回の射罪内容もその甘ったれた考え方が産み出したもので、どう考えても俺が悪い。

直前までこんな発表するべきじゃないんじゃないのか?とも思った。
誰かを傷つけてしまうことは目に見えてわかっていたから。
人を笑顔にする音楽であるべき俺たちが、あえてその道を選ぶ必要性があるのか?と思った。
それは誰かの為でもあり、きっと保身の為でもあった。
怖かった。
どうなるか怖かった。
不安で仕方なかった。

ただ、俺たちが叶えたい夢についてきてくれる仲間や応援してくれる皆を

だましながら音楽をやり続けることで、本当の笑顔は作れるのか?

本当に心から向き合って、心から楽しめる音楽をやれるのか?って思った。

ミュージシャンはステージの上だけの音楽で評価されるべきだと思うけど、

ステージの上にはその人となりも出る。嘘偽りの人間には嘘偽りのステージしか出来ない。

だからプライベートが関係ないとは言えないとも思う。

なぜなら俺たちは役者ではないから。

すべての嘘が邪魔だった。
嘘の心で音楽に取り組むことは、裏切り行為。

支えてくれる皆への冒涜。


犠牲者は間違いなく俺ではなく、
皆。

申し訳ない。

ごめん。





だけど、もう誰も騙したくない。
嘘なんかない本当の人間同士の付き合いがしたい。
その俺たちの人間同士の付き合いの『橋』になるのが音楽だと思う。
俺たちの夢って結局それなんだよ。
音楽という橋を沢山の人に渡して
その橋が作った人間同士の心で、
泣いたり、笑ったり、歌ったりしたいだけなんだよ。

あまりにも多くの埃や嘘で塗り固められた自分の弱い心を、

子供の時みたいに純粋に『音楽やりてー』って心に変えたかった。
膿はすべて出し、本気で皆と向き合うため。
それが最後には皆と自分の夢の為になると思った。

だから謝罪会見をしました。

正しいことかどうかはわからない。
少なくとも現状ではどうなってしまうのか不安。

でも、今の俺たちはまっすぐあなたの顔を見て、『俺たちの音楽を聞いてくれ』って言える。
もうその気持ちとその心しかない。
他にはなにも無いんだよ。
失うものも無ければ、嘘偽りはひとつもないんです。


あんな会見をしておいて、応援してくれなんて言えない。

言えないのに、皆は応援するよって言ってくれる。

俺は馬鹿でクズだった。

馬鹿でクズのこの俺を応援してくれる人の為に

人生をかけて音楽で生きていく。



音返し






長々とまとまりの無い文章で書きなぐりましたが、

これからのフラチナリズムは変わります。


一回死んだと思って頑張ります。


俺だけ坊主になってません。

ごめん。


俺は生き方と歌で贖罪していきます。




一つだけわかってほしい事があります。

俺たちのやってきた『音楽』だけには

嘘偽りは一つもありません。




これからもフラチナリズムをよろしくお願いします。




ごめん。

ありがとう。






フラチナリズム ボーカル・リーダー モリナオフミ