『出雲大社』
ご祭神
大国主大神
記紀の神代巻の3分の1を占める出雲神話の舞台である島根半島。出雲大社(いずもおおやしろ)は大国主大神をご祭神とし、天穂日命の子孫である出雲国造が、今日まで84代にわたり祭祀を仕えてきました。
出雲大社の起源は記紀の「国譲り」神話にあります。
天孫降臨に際し、大国主大神は自ら開拓した国土(葦原中国)を天照大神に献上し幽世に退きます。天照大神はこれを賞し、諸神に命じて大国主大神の願い通り多芸志(たぎし)の浜に壮大な天日隅宮を建て、御子の天穂日命に大国主大神を末永くお祀りするよう申し付けました。
この天日隅宮が出雲大社の創建であり、天穂日命を祖神として代々大国主大神をお祀りしてきたのが出雲国造家とされます。
☆八足門
天照大神から大国主大神を末永くお祀りするよう命じられた天穂日命。その神代の約束通り、大国主大神の祭祀を行うのは天穂日命お一人のみ、ということになっています。出雲国造は代々常に天穂日命その人でなければならないのです。これについてはまた後日記事にしたいと思います。
さてさて♪
大社造りを目の前に大コーフンのわたくし♡
「大社造」とは出雲地方に多く見られる神社建築様式の一つで、神明造とともに本殿形式の最古のものです。
大国主大神が鎮座する国宝の御本殿は、江戸時代の延享元年(1744)に建てられたもので高さは約24m。木造の本殿建築としては国内最大規模となります。
間口と奥行の幅が同じの正方形をしています。
社殿は南向きですが、ご神体の大国主大神は西を向いているという謎。。。
御本殿は心御柱を中心とした9本の柱で支えられています。元々は土中に柱を埋める掘立柱建物でしたが、現在の柱は礎石の上に立っています。
ちなみにですが、現存する日本最古の大社造りがあるのは出雲大社ではなく、松江市に鎮座する「神魂(かもす)神社」(国宝)となります。
☆文庫(ふみぐら)
☆彰古館(しょうこかん)
☆釜社(かまのやしろ)
宇迦之魂神がお祀りされています。
☆氏社(うじのやしろ)
本殿の西にあり、東面して南北に並ぶ2つのお社。
北側には天穂日命・南側には国造出雲臣宮向
がお祀りされています。
☆西十九社
☆東十九社
瑞垣の外の本殿の左右に相対してお社があり、それぞれ十九の部屋が連なります。
旧暦の10月に行われる神在祭の期間に、この東西の十九社に全国の神が宿泊されるという珍しいお社で、この期間のみ全ての扉が開かれます。
多くの部材にモミの木が使用されていますが、建材「モミの木が使われるのは珍しく、出雲大社境内でもこの十九社2棟しか見られないそうです。
☆神楽殿
国内最大級のしめ縄に感動したところで
明日へ続く〜
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