出羽三山勉強会〜瀧水寺大日坊〜 | ゆだぽんの♬虹色オーラ♬ブログ

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お寺や神社巡りで感じた事や、不思議な話・オーラについて…などなど書いています。

ゆだぽん主催『出羽三山勉強会』(7/14)

即身仏を拝観すべく湯殿山の総本寺へ✨




『湯殿山総本寺 瀧水寺金剛院 大網大日坊』

別称:女人湯殿山


真言宗豊山派寺院

ご本尊 湯殿山大権現(秘仏)

開山 空海


国指定重要文化財「金銅仏釈迦如来立像」

日本一の即身仏「真如海上人」



秘仏であるご本尊の湯殿山大権現は、当時は女人禁制だった出羽三山へ入山できない女人を哀れんで彫ったと伝わります。


寺伝によりますと、大同2年(807)に空海さんが開山し、その弟子の渡海が開基とされます。

出羽三山参道のうち大網口に位置しています。“大網”の名は、湯殿山本地仏の大日如来・月山本地仏の阿弥陀如来とを掛け合わせた“大阿弥”から来ていて、地元ではこの大網を「空海さんによって聖地として定められ清められた地」として、湯殿山を高野山と対になる聖地としています。


また出羽三山神社では蜂子皇子を開祖としていますが、こちらの大日坊では空海さんを開祖としています。

湯殿山派4か寺の1寺で、表口別当として古くから出羽三山に対する山岳信仰・修験道の一つとして栄えました。





さて、瀧水寺大日坊といえば

「代受苦菩薩 真如海上人の即身仏」

が安置されていることで知られています。


堂内ではご住職のお話を拝聴し、即身仏を拝観させていただきました。


ご住職によれば

天明6年(1786)に96歳で没した真如海上人は、厳しい修行の末に体内から脂肪や水分を落とし、腐敗雑菌の発生を防ぎ朽ちない身となるため、漆を飲んでいたといいます。そのため体の中の血管や内臓などが全てそのまま残された“完全な即身仏”となりました。この完全な状態の即身仏は真如海上人ただお一人だけなのだそうです。





即身仏の多さは山形県がダントツで日本一。

日本に残されている即身仏は全部で17体。そのうちの8体は山形に集中しているんです。

その理由は湯殿山信仰と深い関わりがあります。


山形の即身仏の多くは湯殿山で修行した僧侶で、開山の空海さんにちなんで「海」の字が付けられています。


即身仏とは?

飢餓や病の苦しみ・悩みを代行し、救済のために修行に挑み、自らの体を捧げて生きながら仏となった方をいい、未来永劫生き続け人々の祈りを見守ってくれる存在とされます。


山に籠り1000〜5000日かけて米・麦・豆・稗・粟などの五穀・十穀を絶ち、山に育つ木の実や山草だけで過ごす「木食修行」を行い、生きている間から即身仏になるべく肉体の脂肪を落として体を作り上げていきます。


命の限界が近づいていることを悟ると、深さ3mのたて穴(入定塚)の石室の中に籠り、断食をし鈴を鳴らしてお経を読み続ける最後の修行に入ります。


そして死後3年3ヶ月後に掘り出され、乾燥させられた後に即身仏として安置されます。


エジプトのミイラのように、遺体から内臓などを取り出し防腐処理をして作られた人工的なものとは違うのですね。



☆観世音堂



☆開山堂




☆宝篋印塔




☆御朱印



私はこちらの即身仏にお会いしたのはたぶん3度目だったのですが、昔と全く変わらぬお姿を拝し(当たり前なんですが)

即身仏は未来永劫生き続けている!

とあらためて実感した次第です☆




⛩10月23日(日)は神人和楽in戸越八幡神社



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