今日は3.11
10年前に発生した東日本大震災は、大津波によって各地に甚大な被害を受けました。
たくさんの命が奪われ、建物や自然などもことごとく破壊されてしまいましたが、そんな中でも津波の勢いを和らげるなど、防災林としての役割を果たしたのが『鎮守の森』です。鎮守の森がなければ、さらに被害は大きくなっていたでしょう。
鎮守の森(杜)とは、古神道における『神奈備(かんなび)』という神が鎮座する森のことで「神代(かみしろ)」ともいい、社を囲むように存在します。
6年前になりますが、宮城県多賀城市に鎮座する八幡神社の記事を書いております。
宮城に住む私の友人がレポートしたもので、こちらの八幡神社も“鎮守の森”に守られた一社です。
この八幡神社にも高さ3mの津波が押し寄せ、社務所をはじめ鳥居やお神輿などが破壊されました。
当時の宮司さんは高さ1.5mの基礎の上に立つ本殿内に椅子を置き、その上に立って津波をしのぎましたが、津波は宮司さんの首まで達していたそうです。
震災の前の八幡神社は、約800本の鎮守の森に守られていましたが、この鎮守の森が津波によって海側から流されてきた車や倉庫などを食い止めてくれたことで、神社の本殿は修理し残せる状態で済み、内陸側の住宅の被害も最小限で済んだということです。
たくさんの命を救った鎮守の森ですが、針葉樹などは塩に弱いため枯死してしまった木々も多く、現在も地域民やボランティアで苗木を植樹する
「みんなの鎮守の森植樹祭」
が開かれております。
なんと過去にご紹介した
☆川口神社(亘理町荒浜)
☆八重垣神社(山元町)
の二社でも植樹祭が行われています。
関東大震災や阪神大震災では、大火により建物が燃える被害を食い止め、防災林として大きな役割を果たしたとされる鎮守の森
美しく豊かで災害に強い森を、後世に繋げていって欲しいです
震災の記事をいくつか↓
☆オンライン鑑定ご好評いただいております
☆本日は占いサロン「青琴会」
和楽の3月の予定
第3〜5火曜日・毎週木曜日
お知らせ
今月中に個人対面鑑定を受けてくださった方に、モニター手相占い(10分程度)をお付けいたします。ご希望の方は鑑定時にお申し出下さい。
人気ブログランキング