神漏岐神漏美命 | ゆだぽんの♬虹色オーラ♬ブログ

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お寺や神社巡りで感じた事や、不思議な話・オーラについて…などなど書いています。

先日ですが、お友達より
『カムロギ』とはどのような神様⁇
という質問をいただきましたキラキラ

そういえばその辺、まだ記事にしたことがなかったなぁと思いまして、今日はそちらをテーマにしてみますね♪




カムロギノミコト (神漏岐命)
カムロミノミコト (神漏美命)

もちろん神道に詳しい方はご存じと思いますが、知名度は決して高くない神名ですよね。

この神名を聞いて思い浮かぶのが『祝詞』ではないでしょうか。


ピンク薔薇天津祝詞
高天原に神留坐す 神漏岐神漏美の命以ちて

皇親神伊邪那岐の大神 筑紫日向の橘の小門の

阿波岐原に 禊祓ひ給ふ時に…


ピンク薔薇祈年祭・大嘗祭
高天原に神留坐す 皇親神漏岐神漏美の命以ちて
天社国社と称辞竟奉る皇神等の前に曰さく…

ピンク薔薇遷却崇神
高天原に神留坐して事始め給ひし漏岐神漏美の命
天の高市に八百万神等を神集給ひ神議給ひて…


これらの表現から、広く男女の皇祖神を意味していることが分かります。





また、熊本の幣立の地にはイザナギ ・イザナミの国生みの遙か以前に
カムロギノミコト(神漏岐命)
カムロミノミコト(神漏美命)
の2柱が火の玉 (宇宙船)に乗って降臨したとする高天原神話が残されており、カムロギ・カムロミ神は悠久の太古、人類の誕生に関わった神々であったのかもしれないという説があります。

“九州のへそ”といわれる『幣立神宮』では、主祭神としてお祀りされており、樹齢一万五千年と伝えられるヒノキの巨樹に天孫=カムロギ・カムロミの命がご降臨され、神霊がお留まりになったと伝わります。




カムロギ・カムロミについては風土記にも記述があります。

クローバー常陸国風土記
賀味魯美かみろみ・賀味魯伎かみろぎ

クローバー出雲国風土記
加武呂乃命かむろのみこと

クローバー続日本後紀「仁明紀」
賀美侶伎能宿那毘古那かみろぎのすくなびこな

クローバー古語拾遺
高皇産霊尊、是皇親神留伎命

皇親(すめむつ)とは“皇吾睦(すめらがむつ)ともいい
親しい・睦まじい
といった意味で、かむろぎかむろみの語感を示しています。




また神社本庁によりますと、はるか以前の祖神に対する親しみと、その格段の偉功に対する尊信の情を含み持つ、日本の古代の信仰的用語とあり、多くは祝詞の特に古い伝承で用いられます。

またこの二柱は
単に“男女の神”を意味する場合と、“皇祖神”を意味する場合とがあります。

皇祖神の場合は
高皇産霊神(たかみむすひのかみ)
神皇産霊神(かみむすひのかみ)
とを並べ称し

また
高皇産霊神
天照大神
とをあわせ称して用いられます。

さらには
高皇産霊神もしくは天照大神の一神
を意味する場合もあるようですね。




こうして記事にしてみると、どれも同じ印象といいますか共通項があるように思います。

皇親への敬慕の心が
「カムロギ・カムロミ」
という神様を象徴として、古代の神祇祭祀から深く継承されている

そんなことを感じました(^^)








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