八百屋お七 | ゆだぽんの♬虹色オーラ♬ブログ

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お寺や神社巡りで感じた事や、不思議な話・オーラについて…などなど書いています。

大鳥神社から目黒駅方面に向かい、次の目的地へ

次に向かうお寺は八百屋お七のゆかりのお寺ということで、簡単ではありますが八百屋お七の物語をご紹介したいと思います


『八百屋お七』

寛文8年?(1668)~天和3年(1683)?←諸説あり
江戸時代前期、江戸本郷の八百屋の娘で、恋人に会いたい一心で放火事件を起こし火刑に処されたとされる少女。

井原西鶴「好色五人女」に取り上げられたことで広く知られるようになり、文学・歌舞伎・文楽などで演じられています。

天和2年(1683)の冬の大火(天和の大火)で焼け出されたお七は、親と共に正仙院に避難しました。
寺での避難生活の中で、お七は寺小姓の生田庄之介(=吉三・吉三郎)と恋仲になります。
やがて店が建て直されたのでお七一家は寺を引き払いましたが、お七の想いは日ごとに募り、もう一度家が燃えればまた彼と寺で暮らせると考え、自分の家に放火します。
火はすぐに消し止められボヤにとどまりましたが、お七は放火の罪で捕らえられ鈴ヶ森刑場で火あぶりに処されました。


皆さんご存知の八百屋お七の物語は、だいたいこんなストーリーだと思います。

が、調べてみると実はお七の史実はほとんど分かっておらず、裏付けもなくほとんどの話が誇張・脚色されているんだそうです。
ただ、天和3年にお七という女性が江戸の町で放火したという事だけは事実とのことです。

また八百屋お七の話は、火あぶりになる前にお七に振袖をかけてあげたという場面があることから、以前に記事にしました「振袖火事」と混同されるようです。
多くの犠牲者を出した振袖火事と間違われたのでは、放火はしたもののボヤで済み全く犠牲者を出していないお七がさすがに気の毒ですよね

そんな謎の多い八百屋お七にゆかりのあるお寺が目黒に存在するということを、あるブロガーさんから教えていただきまして「これは行くしかない!」
と調べてみましたら、目黒だけではなく何ヶ所かございました。

*駒込の吉祥寺
お七一家が大火により避難。恋の舞台となったお寺で、お七と吉三の比翼塚がある。

*大和田(現萱田町)長妙寺
火刑になったお七を哀れんだ実母が、刑場からひそかに遺体を持ち出し長妙寺に埋葬した。

*文京区白山の円乗寺
お七の墓が建てられており、参道の入り口には八百屋お七の地蔵尊も祀られている。

*文京区白山の大円寺
円乗寺からすぐ近くの大円寺にもお七ゆかりの地蔵尊が祀られている。

*目黒行人坂の大円寺
八百屋お七と吉三の地蔵尊と木像が残っている。


これだけあると「八百屋お七地蔵尊めぐり」とか企画できそうですね^^;
全て行きたいのは山々ですが、今回は目黒行人坂の大円寺へlet's goです

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明日は大円寺をご紹介します