『弘明寺』
瑞應山蓮華院弘明寺 高野山真言宗
坂東三十三観音第十四番霊場
今から1300年近く前、元正天皇の養老5年(721)にインドの善無畏(ぜんむい)法師が渡来し、それから17年を経て聖武天皇の天平9年(737)天下に悪病流行の際、河内和泉の国の僧である行基が、勅命を奉じて天下泰平祈願の為に全国を巡錫(じゅんしゃく)し、こちらの浄域に草庵を作り、一刀三礼(一刀刻むごとに三度礼拝する)の至誠を尽くして彫刻祈願された、十一面観世音菩薩様がご本尊です。
〈弘明寺HPより〉
☆本堂
寛徳元年(1044)光慧上人により建立されました。現在の本堂は明和3年(1766)に智光上人により再建され、光慧上人が建立した時の古材であるチョーナ彫の床板などが使用されているそうです。
本堂内は撮影禁止で、外から撮るのは大丈夫だそうです。
手水舎
通称「弘明寺観音」と呼ばれています^ ^鉈彫りといってわざと表面にノミの彫り痕を残したとされるしましまの仏像なんです。手に持っている水瓶までしましま
霊木から次第に仏像が現れてくる様子を表現しているそうな
平安時代中期の作でハルニレの木の一木造りなのですが、弘明寺の像は頭の十一面から手足・天衣・水瓶まで一本の木で造られているのです
すごいですよね~‼︎
こちらのしましまの弘明寺観音様は秘仏とされていますが、500円で内陣拝観できます
残念ながら撮影禁止です。
☆身代地蔵菩薩
平成13年京浜急行電鉄会社設立100周年を記念して奉納されました。
身体の悪い所をハンカチなどでさすり祈願することで、自身や家族の身体を癒していただけるそうです
☆七ツ石
善無畏法師が7つの盤石(霊石)を埋めて結界を創りました。
☆聖天堂
弘仁9年(818)弘法大師が回国の際、この地に不思議な力を感じて聖天(大聖歓喜天)を彫り安置されました。
☆大師堂
真言宗の宗祖である弘法大師を奉安。
☆金剛力士像(仁王像)と仁王門
仁王像は13世紀後半の早期運慶様を尊守する鎌倉仏師の作。神奈川県下に遺る最古の中世作。
仁王門は江戸時代に再建されたもので瑞應山の扁額は徳川幕府に仕えた書家の佐々木玄竜の書です。
☆楓関門(四脚門)
横浜市内最古の門。応永18年(1411)建立。
ご朱印です
弘明寺駅前の桜です
平日の午後に出かけたのですが、桜の時期ということもあってかなり人が多かったです
落ち着いた頃にまた観音様に会いに来たいと思います( ´ ▽ ` )ノ