母の反物 | Modesty life

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若い方は反物を知らないかもしれない。

反物ってのは、呉服(和服)を作るための布が

硬い紙筒に巻かれている

もしくは畳んで躾で留められていたりするもの。

今は呉服屋さんでも完成品しか置いてない店も多いし

成人式でも誂えることは無いものね。

 

私の実家には和箪笥が2棹にびっしり着物が入っています。

シミや虫食いのあるものは全て廃棄しましたが

美しいままの着物や

母が着ていた思い出の着物がたくさん。

姉と私の黒留袖が一揃えずつ拵えてありました。

すべて母が手縫いで丁寧に仕上げたものです。

姉と私の成人式の着物も取ってありました。

母が寝食も惜しみ何か月もかけて総柄を染めて

母の手で縫い上げた

世界で一つのお誂えです。

 

それとは別に、彼方此方から反物が出てきて

そのたびに少しずつ持ち帰ってきました。

 

ここから、持ち帰ったものの一部をだだーっとUPするよ。

興味なかった閉じてください。

先ずは渋いやつ

どれも着たら凄くオシャレになる。

 

次は私の超お気に入り

 

私たち姉妹の御呼ばれ中振袖の残り

 

大好きな絽の浴衣地

マーガレット風の花柄は珍しいよね。

 

コート地とか裏地とか

 

私、和裁は出来ないし

身近な仕立て屋さんは亡くなってしまったし

懇意の呉服屋さんも移転と代替わりで縁が切れてしまった。

まぁ、たとえ仕立ててもらったとしても

一人で美しく着付けすることは無理だなぁ。

もっとしっかり母に教えを乞うておけば良かったと

今になって深く思います。

それでも何かに利用したいと

思って持ち帰ってきたのだけれど

どうしよう。

私の裁縫力ではバッグとかブラウスが

精一杯なんだ。

どなたか良い利用法ご存じありませんか?

 

ちなみに

そのうち着ない着物も持ち帰り、解体して

何か別のものを作ろうと思案中でもあります。