皐月木々の葉が濃くなる頃 風は少し暖かく、 空は明るい青を纏って 包み込んでいく。 花々は最後の輝きを放ち、 あの淡い香りがふわりと漂う。 この瞬間が、 今ここに永遠にあればと思うけれど、 すぐに梅雨がやってくる。 次の季節へ、 この世界は移り変わり 私達もまた その中で新しい一歩を踏み出すのだろう。 でも、今はただ この5月の終わりの静けさを 胸に抱いていたい。