夏の空に


ふわりと舞い降りた


氷の白い雪


ひとすじの甘さ


舌に溶けてゆく

 

赤いシロップが


涼しさを染める


冷たく透き通る


瞬間の煌めき


心の中に広がる

 

風が頬を撫でて


笑顔がこぼれる


かき氷のように


ひんやりとした幸せが


この瞬間に満ちていく

 

遠くで響く


蝉の声も


氷の下で静かに


溶けてゆくように


時間も一緒に溶ける

 

夏の魔法を


少しだけ味わい


溶ける前に


そのひとときを


胸に刻んで。