短期教室に参加してくれた女の子のこと。


プリントを出した後はいつも緊張した顔で私の赤ペンの動きを見ている。


「すごいね!頑張ったね!100点だったよ!」

とはなまるをつけたプリントを返すとにこっと笑って席に戻っていく。






そして短期教室最後の日がやってきた。

お勉強大好き!という子だったのでさみしくなるなと思いながら「今日で最後だけど、おうちでしてみてね。」と宿題を渡した。





おうちの人のお迎えをまっている間、気がつくとその子が私の横に来て黙って立っている。

「どうしたの?」と聞くと




「あのね・・・最後の宿題を一枚だけしたから・・・あのね、先生にはなまるつけてもらいたくて・・・」




普段は口数が少ない子が一生懸命に私に伝えてくれたその言葉に胸が熱くなった。

そして、プリントからはみ出さんばかりのはなまるをつけた。



私の中で忘れられないはなまるになった。