人は、必ず死ぬ。
だが、これをなんとか、のがれる方法は、ないだろうか?
この方法を、科学的(医学的)なものから、哲学的(宗教的)なものまで
幅広く、検討してみた。
(私自身は、さほど「死」自体は恐れていないので、
非常に冷徹な、ドライなスタンスで、この記事を書いている。)
そうした所、10個程度の方法が思いついたのだが、
それぞれの記事の内容が、かなり長くなったので、
分けて記載することにした。
まず、第一回は、科学的(医学的)な範囲で
(つまり将来的には本当に実現できる範囲で)考えた場合について、だ。
さて、その方法とは・・・
・・・
コールドスリープ(冷凍睡眠、人工冬眠)
21世紀初頭の、現在の人類の科学および医学で、
人間が死から逃れる(のがれる)方法は、ない。
しかし、100年後あるいは200年後の医学なら
もしかすると、それが実現しているかもしれない。
(癌が、治せるようになる、など。)
と、いうことは、100年後または200年後に
生まれてくればよい、ということになる。
それは、いまさらできないので、
100年~200年の間、「冬眠」をすればよい、
ということになる。
これは、現在の科学(医学)でも、可能である。
実際、アメリカのNASA(アメリカ航空宇宙局)の関連企業に、
そうした施設(実験段階)があり、
この目的で、この冬眠させる装置を使う権利を
購入しようとしている大富豪なども、存在している。
つまり、例えば、100億円ぐらいのお金を持っている
大富豪がいたとした場合、年1億円程度の使用料金をはらって、
その装置を使わせてもらい、
100年後まで、冬眠する、という手順が考えられる。
現在の医学では治せない、末期癌などになった場合、
かつ、お金が上記ぐらいある富豪の場合、
この手法をとることは、有力である。
ただ、100億円のお金をもっている人は少ないので、
一般庶民には、使えない方法である。
が、後述する「補足」で記載したように、
現在、コールドスリープの技術は
実験段階であるため、
「人体実験」を行うための実験台を
各研究施設は募集していると考えられ、
そこに、その実験台として応募する、ということが
(当面の死を逃れる方法として)考えられる。
ただし、この場合、実験の副作用として、
どのような機能障害(記憶の消失)や生命の危機などが
おこっても、文句をいいません、という趣旨の
誓約書を書かされることになると思うが。
そうした誓約書の件は、ともかく、
現在、大富豪でない人が、
当面の死を逃れる方法は、
科学的・医学的な範囲で考える場合、
このコールドスリープの(長期的)実験台に応募するしか
方法はないと考えられる。
・・・
補足:
コールドスリープ (Cold sleep)
宇宙船での惑星間移動などにおいて、人体を低温状態に保ち、
目的地に着くまでの時間経過(数百年以上)による搭乗員の老化を防ぐ装置。
補足:
2014年現在、実現されているコールドスリープ技術としては、
スペースワークス・エンタープライジズ社の
「ボディクーリングシステム(The body cooling system )」
が最も実用性が高い。
これは鼻腔内より冷気を注入し、脳から全身に至るまでを低温状態にし、
人体を冬眠に近い状態にするというもの。NASAが出資している。
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52175319.html
NASA、公式サイト(英語、PDF)
https://www.nasa.gov/sites/default/files/files/NIAC_Torpor_Habitat_for_Human_Stasis.pdf
補足: 2014年3月のニュース。
米国・ピッツバーグの医師(サミュエル・ティッシャーマン)たちが、
大けがなどで瀕死の人をいったん
人工的な仮死状態にすることで救命する手法の実験を開始。
UPMC Presbyterian Hospitalが、その準備をしている。
患者の体を華氏50度(摂氏約10度)ほどに冷却して、
細胞活動をほとんど止めてしまう。脳活動も停止する。
体温をどうやって下げるかというと、
血液を全て冷たい塩水で入れ替えてしまう。
その後血液を再度送りこむと体温が戻り、生命がよみがえる。
既に、ハーバード・メディカルスクールの
ハサム・アラム博士はこの手法を2002年にブタで実験し、成功。
http://www.gizmodo.jp/2014/03/post_14279.html
・・・
要するに、鼻から冷気を吸いこむだけの方法と、
血管に少なくとも2箇所以上の太い針を、ぶっ挿して、
血液を全部、冷たい生理的食塩水などと入れ替えてしまう方法の
2つがあり、それぞれの研究が進んでいるのである。
今後、盲導犬などの、ある程度、学習や訓練を受けた動物で
上記のコールドスリープ関連技術の実験を行い、
長期間の10年程度までの冷凍冬眠をおこない、
「学習を積んだ盲導犬等」でも、脳組織の活動再開後、
その記憶や学習効果が失われていないことが確認できれば、
人間に適応しても、問題ない可能性がある。
そうなれば、実用化が可能だ。
要するに、犬や猿などの、学習能力を持つ実験で、
長期間のコールドスリープの成功した場合、
続いて必要になるであろう、人体での実験の
実験台に、応募すればよい、ということになる。
それが始まるのに、あと15年もかからないであろう。
さあ、あなたなら、どうする?