権現堂の桜と菜の花に酔い、夢に遊ぶ | ふんわりしずかに…

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 今年の桜、満腹になりました(笑)。

 埼玉県幸手市の権現堂桜堤に、昨日初めて行ってきました。

 

 北野武監督の映画『Dolls』で見たのが桜との出会いでした。

 どこに咲く桜かはまったくわからず、長いシーンではなかったのですけど心をつかまれたのでしょう。

 やがて権現堂の桜であることを知り、数年間は温め続けていました。ようやく昨日、縁があったというわけです。

 

一面の菜の花畑の向こうに連なる桜、桜、桜。

 

 圧巻です!

 

 公園の橋を渡ると、そこは茨城県。

 権現堂川に沿って、またも満開の桜が咲いています。

 誘われるように1時間以上、歩いても歩いても桜は連続しています。

 見物客はどんどん少なくなっていき、とうとう僕以外は1人も歩く人がいなくなっても桜が途切れることはありませんでした。

 

 離れた所から見渡す桜の大木が連なる堤は、夏の海上に何層にも重なりながら巨大化していく打ち上げ花火を見ているかのようです。

 ピンク、朱、白、黄色い花々のあまりの美しさ、ボリュームに酔いしれ、夢遊病者のように彷徨っていました。

 

 ふんわり静かに・・・。