小さな、

 少しの、

 低い、

 近くに、

 ずっとある……

 

 昔から身近にある小さく少ないモノやコトに、

 改めて気づき、その良さを心とカラダで味わい、もっと深めて感謝する。

 私たちが今からしていきたい、していく生き方はこれ以外にはありません。 

 小さな幸せほど大きな幸せとして感じられる。私たち人間の心はそのようにできているからです。

 

 何が起ころうと、個人差はどれだけあろうと戦後77年間、少なくとも日本人は幸せだったはずです。

 明日への希望を信じられた昭和がありました。

 豊かな食べ物やモノ、便利な仕組みに溢れた平成。

 しかしもっと大きい、もっとたくさん、もっと遠くの、最も新しいモノ・コトを追いかける余り、少なくはない人々が正反対へと向かい、手に入れられないことで不安や焦り、怒り、虚しさ、疲れだけを残して幸せから遠ざかってしまいました。

 

 変化がますます激しくなる世界では幸せに生きられる人と、そうでない人がはっきりと分かれます。

 今後の私たちに求められるのは、初めに挙げた感性、暮らし方。そこから得られる幸福感です。

 難しいですか?

 

 ふんわり静かに・・・。