近年の脳科学の進歩はめざましいものがありますよね。メディアに登場する脳科学者の話を見聞きすると、つくづく納得させられてしまうこともしばしばです。なんせ意志よりも上位概念にある、脳の指令によって人は動くんですから、かないません(苦笑)。

 

 僕は科学と名のつくものすべてに、どちらかというと否定的です。

科学の発展は称えられるべき人間の一大成果で、医療や暮らしのあらゆる場面で私たちに健康や利便性をもたらします。それでも科学は究極的には人を幸せにすることがない、と僕は考えています。「お前、頭悪いな」と言われたら「はい!」と答えますけど、ずっとそう思ってきてるんですよ、10代の頃から(笑)。

 

科学は昨日までできなかったことを可能にします。

科学を解き明かし、技術とする人がいるなかで、私たちの多くはそれを使いこなせるだけの知恵、もっと言えばメンタルを持ち合わせていません。

なおかつ欲望をいつも正しくコントロールできるとは言えない私たちが、科学技術を誤って使いかねないことが一点。科学が先に進み過ぎていて、人間が追い付けていない状態にあるのも否の理由です。

 

どんなに優れた科学技術も、人の心に寄り添うものでないなら単なる「現象」や「動き」に過ぎません。

愛である私たちの優しさや温もりに欠けた動きが蔓延すると、どうなるのか? 

多くが機械化され、ITでコントロールされる社会に生きる私たちは、マイナスの部分にすでに気がついているはずです。

 

あなたは今日、どんな1日を過ごしていますか。

気分はいかがですか?

幸せな人、特別なことはなにもない人、苦しい人もいるでしょう。 

 

宇宙からやって来て、愛として生きる私たち。

科学ではとうてい分析できない複雑でシンプルな存在が、人間です。

私たちには科学も含めたあらゆる問いと答えが、生まれた時から備わっています。科学技術に寄りかかり振り回されることなく、人として生を極めたいですよね。

時に真面目に、時にちゃらんぽらんに(笑)。

の~んびりとくつろげるのも人間の特権ですよ。

 

 ふんわり静かに・・・。