運命はない。それは私たち人間のみが頭で考える理屈、と前に書きました。

ここまで運命に関するいくつかの文章をまとめてきて、結論がそうであるとしても「運命なんか、絶対にありはしない!」と言い切れないのが私たちであるなら、運命は人の一生に付いて回るもの、と僕は捉えています。

 

幸運は感謝して受け取り、不運は「初めから決まっていたのだから仕方ない」といい意味で諦め、気持ち良く受け取りましょう。どっちにしてもあまり深刻にならないことがポイントですね。「どうせよくない運命だから」などと決めつけるのもNGですよ。

 

基本は運ばれていく命です。

川に落ちた1枚の葉が流れるままに下流へと移ろうように、私たちもできるだけ抵抗なく運ばれていきましょう。岩の間に乗り上げて動けなくなったら、澱んだままでいればいいのです。逆流はあり得ないので、さらに下流に行くには強い流れが来て澱みから押し出される、そのタイミングを待つしかないのです。

 

ここで意志を持つ私たちは、運命の流れを変えるために努力することができます。

あなたが澱みにはまっている状況にあるなら、できる範囲で努めて動き、水の流れを受けやすい所にいる。そして澱みを見事に突破すれば、次の展開へと進めます。努力しても澱みを脱出できないなら、そこからの風景をじっくり眺めているとまた次の展開が現れるものです。

 

あなたは今日、どんな1日を過ごしていますか。

気分はいかがですか?

幸せな人、特別なことはなにもない人、苦しい人もいるでしょう。 

 

 次があろうとなかろうと、私たちのゴールはみな同じです。

そう思うと、いい感じで肩の力が抜けませんか? 運命や宿命などと考えるよりも、

 

なるようにしかならない!

絶対にどうにかなる!

私たちは大丈夫!

 

と、気楽にありたいですよね。どんなに悲しい今日であっても。

さて、今ちょっとでいいから、ここにくつろぎましょうか。

 

ふんわり静かに・・・。