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ふんわりな日々

90年代に大型CD店ロック売り場で働いておりました。その時の担当はアメリカ方面のマイナーレーベルとか、北欧のインディーズとか。ブリットポップ全盛期の思い出多し。思ったことを書き綴るブログ♪お喋りにお付き合いくださいませ♪

今朝スティーヴン・ウィルソンさんのFacebookを見ていたら、深刻なお話をしていた目

ニューアルバム「The Raven That Refused To Sing (and other stories)= 邦題:レイヴンは歌わない」の発売前に配布した書評用のCDが、違法にダウンロードされて出回っているという。
そして、「Downloading the album for free means no lunch for Steven…」という言葉と共に、空のお皿が並べられたテーブルを前にして座るスティーヴン・ウィルソンの写真が添えられている。
精魂込めて仕事を行い、さあ、ランチの時間…と思ったら、料理が出てこない…
そうですよね、今回のアルバムは、ワールドクラスのミュージシャンたちと、アラン・パーソンズを迎えた意欲作。
彼の作品を手にしたことのある人ならばご存じだと思いますが、楽曲が素晴らしいのはもちろん、音のクォリティの高さ、そして、CDに付属するアートワークやパッケージの細部に至るまで、こだわりがあるのですよね…

すこし前までブログで紹介したライヴDVDも、丸ごとYouTubeに投稿されていた。
アカウントをもつファンたちは、違法の行為をやめるように書き込んで…いたのですが、
「わたしの住んでいる街にはCDショップもない、彼のライヴを見たい」というようなコメントがあった。
YouTubeに投稿できる環境があるのならば、正規店でもアマゾンでも買い物ができるでしょ~?と言いたくなるけど…買うことができない事情があるのかな(流通の仕組みとか?)

だれもがアーティストの存在を知る機会は増えたけれど、そのアーティストにお金を使う機会が平等ではない、ということがあるのでしょうか。
だけど…どうにか努力をして正規品にお金を払って、アーティストを支えたいですよね。

だいじょうぶ合格
スティーヴン・ウィルソンは、支払った対価以上の贈り物を届けてくれる人です。
さぁ、みんなで空っぽのお皿にお料理をたくさん作って盛って、お腹いっぱい食べさせてあげましょう音譜

今回のアルバムはBurnig shedのストアでダウンロードでの購入もできるのです。





Steven Wilson - Recording Luminol in LA (for The Raven That Refused To Sing)

去年の9月にロサンゼルスで行われたレコーディングの様子が紹介されています。
ウィルソンバンドのメンバーにギタリストのガスリー・ゴーヴァン(Guthrie Govan)が新しく参加。
ベースの弾き方をアドバイスするスティーヴンに「こうやると、音が力強くなるんだね」とニック…ナイスガイですグッド!
ガスリーとギターの音量を確かめているスティーヴン…「キミの方が、音が大きい…フェアじゃないな」えっえっそんなこと言うのはてなマーク
ドラムに向かうマルコを、バンドのみなさんが囲んでいる…そこでスティーヴンが一言「…彼は、簡単に音を作るんだ、この曲もそうだ。たしかあれは…ニューイヤーズデイだったと思うけど、デモを送ったら30分でドラムパートを仕上げて送り返してきたんだ…君は病気だよ、マルコ…」このエピソードは驚きですねにひひ




[HQ/HD] Luminol - Steven Wilson [Studio/CD Version]

♪ここにある全ては、苦しみの末に生まれ、たどり着き、最後にはチリに戻る…♪

アルバムの最初の曲「Luminol 邦題:ルミノール反応」のコーラスの”とても曖昧な響き”は、自分にとって”ささやかな”驚きがあった。
そうなんです、スティーヴン・ウィルソンの音楽を聴くと、なにか説明のつかない感動があるのです。

ライヴに比べると、クラッシックなロックの印象です、そんなふうに感じましたニコニコ

そして…

Raven That Refused to Sing (and Other Stories)/Kscope

¥1,945
Amazon.co.jp


今日、ポストの中に入っていたビックリマーク
正直なお話、発売日に届くとは思っていなかったのですよね。
だけど…ありがたくって、開けられない…元CD店販売員の悪い癖?なのかもしれないけれど、きちんとパッケージされているCDが大好きなのですラブラブ

しばらくこのまま、新品の状態を触って眺めて…楽しもうラブラブ!
アップ変な人汗で失礼しましたにひひ
グラミー賞…ドクロ
フランク・ザッパいわく「インチキな」グラミー賞で、
スティーヴン・ウィルソンさんは、賞を逃しましたね…しょぼん
少しがっかりしましたが…次に期待をしよう音譜

スティーヴンは音楽を生み出すアーティストでありますが、プロデューサー業はもちろん、エンジニアのお仕事も一流で、レコーディングスタジオを持ち、アルバムの制作をしているのです。
そういう才能を持った有名人を思い出したので、紹介いたしますニコニコ



Boston - More Than A Feeling

この曲を聴くと、幼いころを思い出す…姉が洋楽を聴いていたので、自然と耳にはいっていたのだと思います。
このライヴを見て思ったのだけど、みなさん、濃い!
モジャモジャあたまと髭ですよ叫び
曲はとても、爽やか…なのに、イメージが違いすぎる汗

☆ボストン(英語:Boston)はアメリカ合衆国のハードロックバンド。実態はトム・ショルツ(Tom Scholz、1947年3月10日生まれ、ドイツ系アメリカ人)による作詞作曲、編曲、演奏、レコーディングエンジニア、総合プロデュースとレコーディング・プロセスのほとんど全てを行ったソロ・プロジェクトである。
ディープ・パープルに代表されるイギリスのハード・ロックと、ジェネシスやEL&Pなどのプログレッシブ・ロックをアメリカ人ならではのセンスでポップに消化して大成功を収め、1970年代後半から1980年代前半のアメリカン・ハードロック隆盛のきっかけを作った。また初期は似たような音楽性のジャーニーらと同じくアメリカン・プログレ・ハードにカテゴライズされており、メロディアスでキャッチーな作風からいわゆる「産業ロック」の代表格とも呼ばれた…Wiki日本語版より。


昔話になりますが、ボストンのアルバムって、よく売れるのですよね。
70年代からのビックバンドだと思っていたけど、他の同時期のアーティストと比べると圧倒的に作品の数が少なかった。
たった3枚くらいしかなかったと思うのですが、替わりばんこに在庫がなくなっていく…。


じつは、70年代のボストンを知りません、
10代の頃、ボーイフレンドの車のラジオからよく流れてきたのは、



Boston - Amanda

トムの奏でる12弦ギターの音色と温かみのあるオルガンの音で始まるラブソングラブラブ
英語版のWikiによると、プロモーション・ビデオを介さずにビルボードの№1を獲得した稀なケース…とのこと、そうですよね、MTV全盛期ですもの。
1986 年にリリースされた「サード・ステージ( Third Stage)」このアルバム、家にあるはず…夫の在庫から、こっそり聴いてみるにひひ
CDを裏返すと、何やら英語で書いてあるので読んでみよう目

It took nearly 6 years to conceive and complete this album
No orchestral instruments or synthesizers were used to create the sounds
Each individual piece of music relates a human experience
And together they tell the story of a journey into life's


「このアルバムを着想し完了することに、約6年の歳月を要しました。
 オーケストラの楽器やシンセサイザーは、使われていません。
 ひとつひとつの音の響きは、経験に基づき、
 あなたに、人生の旅路を物語ります。」



最初の曲、とても紳士的な男性がアマンダに恋焦がれている。
次の「ウィ・アー・レディ」では、ふたりで前に進む準備はできていると歌い、
そのあとの「ザ・ローンチ(=打ち上げ)」は、そのタイトルを意図しているかのように、エンジンの音を模したインストルメンタル。
エンジンを冷やせ、目的地、新しい世界というタイトルが続き、一人前の男になるには、と自分を見つめて、内面が変化していくことを喜び、愛する人を想い、信じて欲しいと懇願し、愛が実っていく…。
歌詞を読んでいくと、ロマンティックな旅を続けるような…
3分間のポップソングで埋め尽くされるアルバムとは違って、ひとつひとつの曲が物語を紡いでいて、とても丁寧に創られていると思います。

それに、
音がベーシックで洗練されている…不思議なのですが、今でも充分飽きずに聴けるのです。



ボストン、というと、アナログレコードから初CD化されたアルバムが、名盤セールの定番でしたが、
CDの時代になってもリリースがありました



Boston I need your love

1994年に発表の「ウォーク・オン (Walk On)」から。
この歌、よく店でかかっていました…その時はなんとも思っていなかったのだけど、ヒットに値するよくできた曲です。
リリースされた当時、店で初めて聴いたときには、この時代に、これ??大丈夫?売れないんじゃないの??と、心配?したのだけど、
Wikiによると、アルバムが全米7位 100万枚のセールスでミリオンセラー獲得。


デビュー当時の音と変わっていない…それでも、売れていくアメリカって、懐が深い音譜


ウィキの最後に「産業ロック」と表現しているけど…調べてみたら、

☆この言葉を日本で初めて使ったのは、ロック評論家の渋谷陽一である(1979年ごろ、NHK-FMのラジオ番組『ヤングジョッキー』において)。渋谷は当時イギリスで流行していたニュー・ウェイヴを日本にもたらすことを目論み、日本やアメリカで人気のあったジャーニー、フォリナー、スティクス、REOスピードワゴン、カンサス、ボストン、TOTOらを「産業ロック」と呼んでくさし、意図的に論争を仕掛けた。同時期にはアメリカでも、「産業ロック」に対応する言葉として「コーポレイト・ロック」(企業のロック)という言葉がさかんに用いられていた…Wiki日本語版より。


ボストンを産業ロックの代表格と書いてあるけど、たしかに、メジャーのレコード会社からミリオンヒットを量産している。

だけど、
ここまで一貫した音楽性と、ひとりの人間が情熱を込めて、すべてを行う独善的なプロジェクトに対して、
「顧客のニーズを調べつくすこと=マーケティング」が意味を成すのだろうか…やはり、音楽がいいから売れているんじゃないかな。

それに、大衆音楽はもちろん、ロックでも、ソウルでも…
今までに、メジャーのレコード会社から始まる物事がビジネスではない時代ってあるのだろうか?

渋谷さんの発言が84年…80年代はアーティストの自由がなかったといわれているので、彼やアメリカの評論家がそう称するのは仕方がないのかもしれないのですが、音楽が素晴らしいだけに…すこし悲しいですよね。

個人的なことですが、わたし、80年代のアメリカのバンドを久しぶりに聴きました。
同年代のパパは、この辺のCDをたくさん持っているけど、すっかりソウルばかり聴いているし汗
大昔に、トトや、ジャーニー、スティックスはボーイフレンドがLPを貸してくれたので、テープで聴いていたのを思い出します。
今回ボストンを聴いて、すごく懐かしい気持ちになりました。
音楽を聴きながら、楽しかった出来事をたくさん思い出しました…こういうのって、本当にシアワセですねニコニコ
今日は、スティーヴン・ウィルソンのライヴDVDについて、思ったことを書きます。
最初に、このDVDの概要を英語版ウィキペディアより抜粋いたします。

☆「ゲット・オール・ユー・ディザーヴ(Get All You Deserve)」は、プログレッシヴ・ミュージシャンのスティーヴン・ウィルソン(Steven Wilson)による初めてのライヴDVD。グレース・フォー・ドロウニング・ツアー(Grace for Drowning tour)の中、メキシコ・シティでのソールド・アウトのショウが撮影された。

☆演奏者
スティーヴン・ウィルソン(Steven Wilson) – ヴォーカル、ギター、キーボード
アダム・ホルツマン(Adam Holzman) – キーボード
マルコ・ミネマン(Marco Minnemann) – ドラム
ニック・ベックス(Nick Beggs) –ベース、スティック、バッキング・ヴォーカル
ニコ・ソネヴ(Niko Tsonev) – ギター
テオ・トラヴィス(Theo Travis) –サックス、フルート、クラリネット、キーボード

☆撮影…ラッセ・ホイル(Lasse Hoile)


ライヴの冒頭、まるで映画のスクリーンのように、舞台に荒地の映像が映しだされている。
暗闇の中から、マルコのドラム、ニックのベース…忍びやかに、個々の楽器を奏でつつ主役の登場を待ちます。 
これから始まる物語の幕開け…そして、スティーヴンの登場です。




Steven Wilson - Get All You Deserve - trailer


映像が少しラフさを残す感じなのですが、それがいいのです。
ライヴの間ずっと、彼とのコラボレイトで知られるラッセ・ホイルさんのフォトが、舞台に写しだされています。
前半、しっとりと抒情的な歌が続く…その間、ステージと客席の間に薄い半透明の幕が張られている。  
青い光に照らされて、スティーヴンのシルエットが幻想的に映し出される。
仕切られた舞台の上で、演奏は密やかに続けられて…

「セクタリアン」の後半、暗闇に包まれたステージに強い光に当てられ、幕が下ろされてオーディエンスとつながる瞬間、客席がわぁっ、と沸き立ちます。

Gracias!(スペイン語=ありがとう)メキシコ・シティありがとう、今夜はアルバム「グレース・フォー・ドロウニング」からの曲を演奏していきます。なにかgrace(=優美な、恩寵のある)な曲を続けます。

失った恋を想う孤独な時間「ポストカード」は、ノスタルジックな雰囲気が漂う。
アンニュイな音色に彩られる「アバンドナー」の後半、マルコに視線を向けるスティーヴン。
ラウドなギターを共に、マルコのドラムのソロが始まる…激しく叩き鳴らされたパフィーマンスが終わると、スティーヴンもペコリと頭を下げます。

「ライク・ダスト・アイ・ハブ・クリアド・フロム・マイ・アイ」はロマンティックで美しい時間。
柔らかな光に当てられたスティーヴンのギターは、紫がかった背景に白い花が浮かび上がり、曲が終わるのと同時に、夕日が沈んでゆく。 

そして、
青い光に包まれた冷涼な宴は、燃え上がるような熱情を帯ながら進んでゆきます。



Steven Wilson "No Part Of Me" Live at Shepherds Bush Empire

ライヴの歌声が好きです。
彼の声、舞台の上だと、情感がこもっているのです。
なにか張りつめた想いを吐き出すような…そんな彼の歌声が、
甘さとせつなさを残しながら、わたしの心を揺さぶるのです。




Steven Wilson - Get All You Deserve

アンコールの最終曲、キーボードに向かうテオの隣で、スティーヴンはうつむき加減に座っている。
「Get all that you deserve, in this world=この世界で、自分に値するすべてを得よ」と歌う。
「Insurgentes=(スペイン語=反逆者、反乱分子という意味)」のCDジャケットを思い起こさせるガスマスク姿で登場し、渾沌としたノイズの中に身をゆだね、ショウは完結します。

わたしだけかもしれないけど…少しやるせない気持ちになります。 
彼は、才能に値するほどの名声を得ていない…
なぜならば、
表の音楽業界からすれば、
iPodを燃やすスティーヴン・ウィルソンは…反乱軍だから。

彼ほど自分に値するものを得ていない天才は、いないと思うのです。

Get All You Deserve (CD + DVD)/Steven Wilson

¥3,815
Amazon.co.jp


2時間に渡るライヴが収められたDVD「ゲット・オール・ユー・ディザーヴ(Get All You Deserve)」
これを観た多くの人に何を残すのだろうか…と、思いを巡らせることがあります。

わたしには…
やっぱり、ロックが好きだったんだ、ということを思い出し、
そして、
自分の中に、こういう気持ちが残っていたことに、驚いてしまいました。

最後になりますが、日本語のブログなので、極力日本語になるように努めました。
名前の表記は、アメリカ人のネイティヴ・スピーカーの発音を参考にいたしました。
なにか、間違えがありましたら、ご指摘くださると助かりますニコニコ