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ふんわりな日々

90年代に大型CD店ロック売り場で働いておりました。その時の担当はアメリカ方面のマイナーレーベルとか、北欧のインディーズとか。ブリットポップ全盛期の思い出多し。思ったことを書き綴るブログ♪お喋りにお付き合いくださいませ♪

古いお話ばかりの当ブログには珍しく?新人さんのお話です音譜

音楽雑誌も読まず、CD店にもいかなくなって久しい今日この頃。
新しい音楽を知りたい…のですが、表で売れている皆さんには、ついていけなくて…ガーン
…ますますマイペースになりつつある今日この頃ですニコニコ
仕方ないので?海外の音楽やインディーズを特集したサイトや、自分と似たようなな感性をもったブログを訪れて、レヴューを読んでいますニコニコ

インディーズといっても、プロに近いアーティストも多いですね、昔と違って音作りの環境がいいのかしら?
インディーズのアーティストを見ていると、シューゲイザー~ドリームポップ、エレクトロ、USインディーズはマイペース…今の流行のようなものが見えてきます合格

その中で気になったバンドがあります。
2013年にデビューしたAmber Run というバンド、もともとはデビューシングルは地元のレコード店からリリース(CDではなく7インチ、配信は行っている様子)。

フォーク系のアーティストだと思っていたら、びっくりするくらい今風のシングルを出してきた。
そのことで、イギリスでインディーズのバンドを紹介しているブロガーさんが、これは冒険だ、と表現していていました。
恐らく音楽性を残しながらもメジャーのマーケット向けの音に変化させることで表のマーケットに入り込むことが、残念なのだと感じているようでした。

どうでしょう?聴いてみましょうか。



Amber Run - Heaven

アンプや楽器だけが置かれた簡素なステージの暗闇に、ライトで照らされて
ギター、ピアノ、ドラム、ベース…各々の楽器に向かっている。
少々のセンチメンタリズムと程よくキャッチーで若者らしい軽快な音…わたしは好きです音譜

この映像を観ていたら夫がいつものように?近寄ってきて
誰?と聞くので、
「アンバー・ラン(Amber Run)っていう名前のバンドだよ。これが最新のシングルPVなのだけど…いいとは思うんだけど…すごく地味よね、インディーズだからかな??」
「??…単に音楽を聴いてもらいたいんじゃないの?音楽さえよければ、YouTubeの時代だからと言って、PVを面白おかしく作ることはないドクロ
…そ、そうでしたあせる
音楽が一番、ということでしょうか。
このPVを見ていると、彼らが音楽を大切に思っていることが伝わってきますニコニコ

どんなバンドなのだろうと思い、YouTubeで他の曲も聞いてみましたかお



Acoustic Rooms Sessions - Amber Run

彼らの地元ノッティンガムのアコースティック・ライヴ音譜
鍵盤担当の彼は、歌うことが好きそうです。
曲の後半なんて、ヴォーカルグループ並みにメンバーが大合唱ですよグッド!
音楽は違うけど、70年代のあのバンド(=みんなで歌っているCrosby, Stills & Nash…young?)を思い浮かべてしまう。
本当に…音楽がすきなのねラブラブ

余談だけど…
一番手前でリズムを刻んでいる男の子、すごくイケメンですね、今風…というよりは、古風なハンサム(ルドルフ・ヴァレンチノのような?)、メンバーを見渡すと、ハンサム多しラブラブ


ファーストシングル「Noah」のアンプをつなぐと、
こんな風になります。



Amber Run - Noah at Reading Festival 2013

2013年のレディング・フェスティバルでのライヴ音譜
他にもよいショウがあるのに、ここに来てくれてありがとう、僕たちはアンバー(amber=初期のバンド名?)音楽を続けるよ…と、挨拶をしています(たぶん)。
新人さんらしく、お客さんが少ない…ですが、一緒に歌っているファンもいますね。
しっかりと心をつかんでいるのが伝わってきます。

彼らのライヴを見ていて目
イギリスらしい清涼感のある音?抒情系ロック?そんな遺伝子を受け継いでいるような気がします。
それでいて…ヴォーカルの彼の持つ温かみのある声に魅力を感じてしまいましたラブラブ!
音楽のお話を続けています音譜
ビートマスターズはプロデューサーとしてのお仕事をたくさんされていますが、その中でも88年のこの大ヒットアルバムに参加しています合格

Wanted/Yazz

¥1
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ビートマスターズの手掛けた楽曲を聴いてみましょう音譜




Yazz - Stand Up For Your Love Rights

曲の出だしの厚みのあるコーラスやメロディが?なんとなく70年代のディスコミュージックを彷彿させる?…けど、全体的にはハウスミュージックになっています。
ソングライターはだれなのかと思ったら…歌を歌っている彼女、でした合格

☆Yazz(=ヤスミン・エヴァンス、1960年5月19日生まれ)は88年のダンスヒット「オンリー・ウェイ・イズ・アップ」の成功で知られるイギリスの歌手。彼女の父親はジャマイカ出身で母親はイギリス人…ウィキペディア英語版より。


そんな大ヒット曲を聴いてみましょ音譜



The Only Way Is Up - Yazz & The Plastic Population @ TOTP in 1988

スタッズのついたデニムのショートジャケットに、マドンナでおなじみのヘソ出しスタイル…スタイルが抜群です。
ウィキによると、ティーンネイジャー時代には、バレー選手としてイギリス代表に選ばれ(…YouTubeのテレビインタビューによると、クリケットの選手だったみたいだけど??)モデルのお仕事もされていたようです。

日本でヒットしていた頃を思い出してみると…早めのビートとパーカッションの感じが?当時大流行していたPWLでおなじみのユーロビートの印象でした。だからでしょうか、なんとなくストック・エイトケン&ウォーターマンを思い出してしまいますよね。
改めてよく聴いてみると…最初のビートマスターズによる曲もそうですが、当時大流行のローランドのベースマシーンが、控えめながらセンス良く使われています合格



この曲のソングライターを見てみたら、どう考えても80年代よりは古い人たちなのでカバーかしら??と思ったら、ソウルの大御所のナンバーでした。




Otis Clay - The Only Way Is Up (1980).wmv

☆オーティス・クレイ (Otis Clay 1942年2月11日 -) は、米国のソウル・シンガー。1970年代にハイ・レコードより"Trying to Live My Life Without You"などのヒットを生んだ。ゴスペル畑出身の経験に裏打ちされた力強く、表現力豊かな歌唱法で、ディープ・ソウル、シカゴ・ソウルの代表的な歌手の一人として知られる…ウィキペディア日本語版より。

70年代のソウル全盛期のヒット曲か何かなのかな??と思ったら、82年の曲なのですね。
驚いたことにこの曲が収録されているアルバム「オンリー・ウェイ・イズ・アップ」は、その当時は日本限定でのリリースでした(その後85年にアメリカ盤、89年にオランダ盤)。日本のレコード会社&リスナーのみなさんは、素晴らしい合格


お話は戻りますが、このヒット曲を手掛けたのが、ビートマスターズがライバルだと名前を挙げていたコールドカットなのです。
そもそも?一番最初にYazzの才能を発掘したのは、コールドカットだったのです。



Coldcut featuring Yazz & The Plastic Population - Doctorin' the House

ウィキによると、コールドカットのこの曲に、Yazzはヴォーカリストと参加、その後すぐにレコード会社(BigLife=87年に設立されたダンス系インディペンダントレーベル)と契約できたそうです。


☆コールドカット(Coldcut)は、イギリス出身のジョナサン・モアとマット・ブラックによるエレクトリック・ミュージック・デュオ。80年代のポップミュージックにおけるサンプリングの先駆者とされている。また、コールドカットはイギリスにおいて初めてのエレクトリック・ミュージックのスターだと考えられている。彼らの音楽は、ヒップ・ホップのカットアップのサンプルが特徴の革新的なスタイルに、ジャズやブレークスだけではなく言葉や音楽の様々な要素を含み、映像やマルチメディアに対しても積極的で革新的であった。雑誌スピンによると、87年のコールドカットは、はじめてイギリスにおけるDJレコード流行を創り出した…ウィキペディア英語版より。

英語で書かれたウィキを日本語にしていて思ったのだけど、ずいぶん自信たっぷり??意味がわからないところもあるので、なんともいえないけど…かなりの影響力がある人たちだったのね。
サンプリングのパイオニア…と書いてありますが、ハウスミュージックではない方向だとこういのって、それ以前にも聴いたことがあるような?(同時期だと4ADの異色ダンスユニットのカラーボックス、少し前にZTTのアート・オブ・ノイズ、もっと古くて実験音楽的プログレのホワイトノイズとか?)

この曲はテレビ番組や映画から様々なサンプリングを行った…と書いてありました。
この頃からでしょうか?アーティストも他者の作った楽曲からサンプリングをして自らの楽曲に使うというようなことが流行しました。
そのうちに勝手に使った、使っていない…の法廷闘争になったりしていたような??
コールドカットさんたちは、大丈夫だったのかしら?もしかしたら、著作権が切れていたものを使っていたのかもね(あくまでも素人の個人的見解ですニコニコ

それと、DJレコードの流行を創り出したって書いてあるけど…90年代に入ると、クラブDJが独自の音楽を制作してアルバムをリリースするのを当たり前のように見ていましたが…そうですね、80年代の洋楽を聴いていましたが、DJのアルバムと聞いて思い出すのって、マドンナの元恋人ジェリービーンくらい??わたしは、あまり知りません。それでも80年代のシカゴやデトロイトのアンダーグラウンドなシーンでは、クラブDJが創った新しい音楽がありました。振り返ってみると、日本におけるダンスミュージックの主流がユーロビートだったので、当時はそのことを全く知りませんでした。



このアルバムにはたくさんのヒットソングがありますが、その中でも、90年代にブレイクするDJのYouthがプロデュースした曲があります。



Yazz - Fine Time

レゲエのビートに乗せられた柔らかなバラードラブラブ
明るくて活動的な印象のYazzですが、そんなマニッシュなルックスに相反するように、
この曲の歌声は、美しく優しさにあるれています。

実は…全くYouthさんのことを知りませんでした。仕事時代にシングルのリリース情報を見ていたら名前が載っていました。同じ売り場の同僚に、この人はロック系のリミックスで有名なんだと教えてもらった記憶があるのです。




U2 - Night and Day (Steel String Remix)

原曲はロックなのに、ダンスフロア仕様になってる?この時代特有の踊れるロックにリミックスされていますね。
まったく知らなかったので調べてみました。
91年にリリースされた両A面12インチはYouthによるリミックスで5000枚限定のプロモ盤と書いてあるけど…同僚の彼、良く知っていましたね。



最後に、またまた発見したのだけど…
このアルバムに主要なプロデューサーとして、シェフィールド人脈のおふたり名前が記載されていたのであげておきます。

☆マーク・ブライドン(Mark Brydon )は、イギリス出身の作曲家、レコーディングエンジニア、アレンジャーで、ギタリストでありベーシスト。90年代エレクトロバンドのモロコ(moloko)の主要なメンバーでありプロデューサーである…ウィキペディア英語版より。

☆ロバート・ゴードン(Robert Gordon)はシェフィールド出身の音楽プロデューサー兼エンジニア。90年代のイギリスにおいてLFO、エフェックス・ツインなどテクノ音楽を輩出したインディーレーベルWarpの共同設立者である。

ネットの情報によると、このお二人はFon Forceというプロデューサーチームとして、同郷のキャバレー・ヴォルテールやシカゴ出身ヴォーカルグループのテン・シティを手掛けていたりするのですが…


思い返してみれば、この時代からDJのプロデューサーチームみたいな人たちって活躍していましたよね。
がんばって思い出してみると…(詳しくありません汗
マスターズ・アット・ワーク(Masters at Work)、ブラザース・イン・リズム(Brothers in Rhythm)、テクノだとジャム&スプーン(Jam & Spoon)Youthと同じくロック系でダスト・ブラザース(Dust Brothers=ケミカルではなくアメリカ出身の方)などなど…。



一枚の大ヒットアルバムからいろいろと…掘りましたかお

Yazzのアルバムには、その後のヒットチャートの担い手が多く関わっていたのね合格

同じ頃でしょうか、ブリティッシュ・モータウンの異名を持つストック・エイトケン&ウォーターマンが多くのヒットでひとつの時代を築きました。90年代に入ると、彼らの影響下で生まれた作り手(フィル・ハーティングやイアン・カーナウ、イアン・レヴィン…)が90年代のポピュラーミュージックを量産していきます。

こうやって大ヒットを生み出す裏方や作り手の情熱にまでに思いを巡らすと、イギリスの音楽業界の層の厚さやポップソングの素晴らしさを、改めて発見できますね。

ツェッペリンからいろいろと…思い出したことが、DJにたどり着きました。
音楽って、ほんとうに面白いですねクラッカー
これからも、あちらへこちらへと?掘りに行こうと思いますニコニコ