3月になりました
暦の上では春…なのですが、肌寒い日が続いていますね。
春は素敵な季節ですが…
春は苦手です
花粉症から始まり、体調不良&気分変調等々…
毎回思うのだけど、たぶん私、春に死ぬんだと思います
(もちろん、寿命でよ♪)
春に寄り添うBGMといえば…
これなのですが、再生のボタンを押していただける方がいらっしゃいましたら、
ぜひとも、最後まで聴いてみてくださいね
tindersticks-i've been loving you too long
♪愛することを止められないくらいに、君を愛しすぎた
そんな僕に君は疲れ、一人になりたいを思っている
長い間、ずっと君を愛してきたんだ
止めることなんて、できない
君と過ごした時間は素晴らしいものだったよ
だから、止めることなんてできない
だけど君は、そんな僕に疲れて、愛は冷めている
僕の愛はどんどん強くなっているよ、
まるで僕たちの愛情のように、そう、古ぼけた愛情さ
君のことを長く愛しすぎたようだ
だけど、止められないんだ、愛しているよ…♪
この歌はオーティス・レディングのカバー(原曲はこちら)なのです
原曲は愛に満ちていて、「深く愛されることって、素敵」ですよね
ところが…このカバーの方を聴いていると、なんだか危ない雰囲気が漂う?
ひとりの女性を愛しすぎて狂ってしまった?なんだかストーカー??恐ろしい結末が待っていそうですよ
じつは…わたし、こういう壊れた感じ?が、大好きなのよね
☆Tindersticks (ティンダースティックス)は、1991年にイギリスのノッティンガムで結成されたインディー・ロックバンド。ヴォーカリストのStuart A. Staplesがソロデビューするまでには6枚のアルバムをリリース。2006年には、一時的な再結成を行い、その翌年にはバンド活動を続けることに決めた。バンドはオリジナルアルバムの他に、いくつか映画のサウンドトラックを手掛けている…ウィキペディア英語版より。
90年代のイギリス音楽シーンといえば、ブリットポップが合言葉になっておりますが…
その裏で、密かに花開いたティンダースティックスのダークな音楽世界
80年代から続く?4ADやネオフォーク、ゴシック等々の暗さを思い出させる、これもまた、イギリスらしい音楽なのかも?
Tindersticks/Tindersticks
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二作目もセルフタイトルだったので、通称「First album」は、こちら。
オーケストラで使われる弦楽器を多く使い、ジャンル的にはチャンバーポップと呼ばれているようです。
このアルバム、店にサンプル盤があって、もらって帰ろう…と思っていたら、誰かさんに持っていかれて…そんなこんなしているうちに忘れてしまい、セカンドアルバムが大ヒットしたのですよね。(セカンドは買いました♪)
このアルバムを再度聴いてみました
1993年の10月に発売されたこのアルバム、当時の感想は「なんだかルー・リードがイギリスのノスタルジックな音楽やってるみたい」だったのですが、
驚いたことに、その後のUKシーンに出てくる音楽を予感させる音がたくさん…なのですよ。
この数年後のイギリス若者バンドといえば、シューゲイザーから脱却したバンドがモッズをやったり、トリップホップ前身のラウンジミュージックの出現や、オアシスでおなじみのビートルズ風オーケストレーション多様のヒットシングル…とか。
主流になっていく音楽の始まり?影響を与えた音楽なのでしょうか?
(こういうバンドっていますよね、メタルにおけるブルー・チアーとか…ご意見募集♪)
ウィキペディアの紹介文でインディー・ロックバンドという表現をされていましたが、90年代半ばに入ると、そのインディーズが一気にメジャー化しましたよね。
ティンダースティックスの名前を挙げると、必ず思い出すのが、その後に出てきたベル・アンド・セバスチャンです。
彼らが革新的だったのは、伝統的なインディーズファンを魅了したマイナーな顔をしたメジャー音楽だったということですよね。
昔は、インディーズというと、未成熟な若者音楽のイメージを持っていました。
ネットの時代になって情報が手に入りやすくなると、いろんな音楽性を持ったバンドが独立系&自主制作で頑張っていることを知るようになりました。
いまでも活動を続けているティンダースティックス
大人になった、というか、とっくになっていた?
成熟した彼らの音楽を、これからも作り続けていただきたいですね