アナタと私とプログレと♪~Steven Wilson、EL&P 、The Trip | ふんわりな日々

ふんわりな日々

90年代に大型CD店ロック売り場で働いておりました。その時の担当はアメリカ方面のマイナーレーベルとか、北欧のインディーズとか。ブリットポップ全盛期の思い出多し。思ったことを書き綴るブログ♪お喋りにお付き合いくださいませ♪

すっかりオーディオが使えない状態?にも慣れてきた今日この頃、仕方がないのでDVDを観ていますガーン
少し前にご紹介したスティーヴン・ウィルソンのライヴ、
先週末に夫と観ました~というか、観ていたら会話が弾んでしまった…という感じでしょうか。
ファンじゃない人、そして…
皆さんもご存じの通り、すこし辛口でございますドクロ



Steven Wilson tour trailer 2012


夫「…ドラムのお兄ちゃんが上手いな、ニック・ベックスは、相変わらずニック・ベックス品質だし、こういう音楽の割には、サックス奏者の柔らかい音が効果的によく出ているから、計算されているよ」
夫はジャズやソウルを好むので、そういう視点で物事をとらえるのですね。
「彼のバンドだからだと思うけど、彼は支配的だなぁ…このステージだとコンダクターに近いね」
最終的には観客まで巻き込んで?
(最終曲の前に、曲の始まりの少しの間だけ静かにしてください…とお願いをしています)
あの陽気なメキシコ人たちが、静まりかえっているショック!
 
彼、プログレというジャンルに属しているので、
妻「こういう音楽って、プログレかな?」
夫「わかんね~な、俺、プログレ聴かないから…」
妻「…えっ?イエスとか、クリムゾンとか、CD持っているじゃない??」
夫「アルバムが気に入って買っただけだよ、プログレはあまり知らない。
彼のは…鍵盤の入り方やサックスが70年代のフュージョン、ギターはハードロックを思わせる音もあるけど、いわゆるプログレのイメージじゃないな。昔のプログレ、っていうと、個々の演奏者がテクニカル志向で、好き勝手に演奏しているまとまりのない印象だけど、彼のは、やりすぎていないでしょ?
普通に聴ける感じじゃない?ポストパンク期の音楽を思わせる音や90年代前半に流行ったノイズ系とか…音楽のヴァリエーションも多い方だしね、そうかと思うと、古典的なロックのいいところを出して来たり…」
しばらくの間、画面にくぎ付けになる2人目
「何の偽りもないってことだよ。まぁ、上手い人たちが、真面目にスティーヴン・ウィルソンの音楽を表現しているってだけのことだよ、彼のは、ね」

偽りもなく…そうですね、アーティストが楽器を演奏して観客に聴かせるショウですニコニコ
自分は、そこに惚れているのさラブラブ!


ウィルソンさんは、プログレの音楽が大好き、なのに、自分はそうではないので、少し悩む。
妻「…なんでプログレ聴かないのかな?パパ聴いてそうな感じだけどね」
夫「…君もそうだと思うんだけど、年齢的にパンク以降から音楽を聴いているから、リアルタイムじゃないんだよ。それに、どのバンドを聴いても、曲がやたらに長くて、み~んな同じに聞こえる…」
妻「…(あなたの聴いているソウルも、み~んな同じに聴こえる汗)」

興味のない音は、通り過ぎていく…そんなもの?


ところで、プログレなのですが…家で聴いたことがありません。
というのも、CD店に勤務していた頃に、大量に聴かされていたから…かもしれない。
我が上司のセレクションで、プログレが流れる時間があったのですよね、マニアックなプログレが。
その時間に心を閉ざすわたし…モヤモヤしていましたガーン 
20代のUKインディーズ好き女子には、すこし厳しいものがあった…だって、ポップじゃないし、なんだか難しい汗

クリムゾン、ピンク・フロイドあたりは普通に聴けていたのですが…
自分を悩ませていたあの音楽って誰だったのかな…と思って探してみたら
 


EL&P Promenade~The Sage 展覧会の絵

だって、アルバムのタイトルですぐわかる(ファンのみなさま、すみませんしょぼん
あれ、今聴くと…大丈夫だ、そんなに嫌じゃないな?
なぜだかわからないけど、心惹かれるラブラブ



昔のプログレ、で思い出すのが…



"THE TRIP" The Best Italian Progressive Rock Band EVER!!

このタイトルを直訳すると、イタリアのベスト・プログレッシヴ・ロックバンドのザ・トリップです…と書いてあるけど、ザ・トリップって、CD化されていたのかな…プログレ・コーナーにあまり行ったことがなかったので記憶にありません。

映像を見てみると…

なんだか騒いではいけない雰囲気??膝を抱えて座りながら音楽を聴いている…観客のみなさんが大人しいのです目
なぜ、この映像なのか?というと…以前ブログで書いたと思うのですが、わたし、イタリア人宅にステイしたことがあるのですよ。
その時にイタリア人がどういう人たちか観察したのですけど、到底こういう場所で静かにしていられる人たちではない気がするのです。
治安の悪い街パドヴァのクラブや、麦畑の真ん中に造られた巨大なディスコ、昔ながらのダンスホールもあったりして…老若男女が夜な夜な遊んでいたのを目撃ビックリマークしていたので、この映像を見て驚きました。

ネットのディクショナリーでプログレッシブ‐ロック(progressive rock)を調べたら目

☆a style of rock music that emerged in the 1970s; associated with attempts to combine rock with jazz and other forms; intended for listening and not dancing
☆訳してみると…(ロックをジャズや他の音と融合させることを試みた1970年代に出現した新しいロック音楽のスタイル。踊ることをしないで、音楽を聴くことを目的としています)

踊らない音楽ひらめき電球

そうかもしれないですねニコニコ


Get All You Deserve [DVD] [Import]/Steven Wilson

¥1,418
Amazon.co.jp

そんな?プログレをまったく聴かない人間までも魅了する、魔法のようなライヴが収められたDVD音譜
久しぶりに鑑賞したら、またもや感動してしまいましたラブラブ!

最後にパパの感想を…ドクロ
「今のプログレって、どういう音楽なんだろうね…俺たちみたいなリスナーは、昔のプログレのイメージには偏った先入観があるんだよな。それに、ロックを進化させたという名前の音楽が、今から30年以上前の出来事なのに、その進歩的な名前だけが残っている…なんだか近所にある〇〇ニュータウンを、いまでも新しい町って称しているような。ほかの呼び方ないのかな…プログレだと、ロッキン・オンとか、ライトユーザー相手の雑誌に載せてもらえないんじゃない?」
 
…だってビックリマーク

最近、少し毒舌になりつつある当ブログ…仕事でしていた時は、好きなこと書けなかったから、つい思ったことを書いちゃうんですけど、書いてからの数日間…

公開するかどうかを…悩んでしまいましたガーン