ぼやける境界線 | ひろみのBOOKブログ

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読書体験は自分へのギフト♡5年後、10年後、30年後の自分へ贈り物をするように読みたい。皆様と本の出会いをお手伝いできたら、嬉しいです♡表紙だけでも頭の片隅に置いておけば、書店で出会った時は、もう初対面ではありません。知ってる本なら手に取りやすい♡


クレヨン王国七つの森

福永令三 作
三木由記子 絵

講談社

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過去にご紹介してます↓


タイトルどおり『7』という数字がキーワードになるお話です。

7人の子ども達
7つの植物
7つの曜日
7つの課題

散りばめられた『7』が、見事に絡みあって物語を形作っていきます。

7つの課題というのが、誰でも心当たりがあるような内容なんです。

○漢字を丁寧に書く
○歯医者に行きたくない
○部屋のそうじ
○犬嫌いを克服する
○お姉ちゃんに対するコンプレックス
○嘘をついたことを謝りたい
○お父さんが釣る川魚を食べるのが嫌

これらの課題をクレヨン王国の住人と触れ合うことで、子ども達は克服していきます。

これまでに紹介した
「十二か月」「花ウサギ」「いちご村」「パトロール隊長」「白いなぎさ」
は、しっかりとクレヨン王国の中に入って、また日常に戻ってくるというお話でした。

この「七つの森」は、境界線がぼやけているというか、子ども達がクレヨン王国と日常を行き来しているんです。

それが、森という神秘的な場所と相まって
とても素敵な雰囲気を作っています。

一歩足を踏み出せば、クレヨン王国かもしれないなんて
ワクワクしませんか?

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チューリップが咲きました🌷