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ふぬ競 第二章

おめでとう、ビッグハート寺崎。



オールスターの谷間の決勝となった
小倉GⅢを制したのは
地元の柳詰正宏。

林兄弟の死に駆け先行→番手捲りを
直線で追い込んで、嬉しいGⅢ初制覇。
これで11月の競輪祭の出場権も獲得


表彰式では、今年は自力で歩けるまで
回復した吉岡稔真氏と記念撮影



 

「実感はなく、フワフワとした

 感じなんですが…

 競輪人生の運を全部使っても
 いいくらいの気持ちで、
 この一戦にかけた。
 今までやってきたことが
 間違いじゃなかったですね。」




おめでとう!柳詰!
林兄弟も、よく頑張りました。

ただなぁ…ハラケンから買って
ヒモに柳詰はあったんだけど
ウラを持ってなかったんですよね…。


 

櫻井がさっさと競りを諦めて
後退したのが残念でした。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


さて…気を取り直してオールスターへ





戦いの舞台になる函館競輪場は
直線距離が51.3mとやや短めの
400バンク。

 


海に近いために風の影響を受けやすく
天気予報での風向きの確認は必須
わりと先行有利な感じがしますが
捲り・差しも決まる傾向


日本で一番北にある競輪場なので
冬季は休止され、12月ー2月には
バンクに氷を張ってスケートリンクとして
活用されているそうで…

これは全国で函館だけ

1985年から「サマータイム競走」
として夕方の開催を始めて、その後に
全国で初めてナイターレースを
開催した競輪場でもあります。


マスコットキャラクターは「りんりん」
ファンサービスに活躍してまして…


暑い中ご苦労さまです、中の人。


そして、地元の名物実況は池田牧人アナ
居酒屋のお品書きみたいなフリップを
ところ狭しと並べた実況ブースと


カーネル藤巻との掛け合いは
函館の実況の風物詩





特注選手は…
やはり地元の「アフロ2号」こと
特別競輪初挑戦の125期・中石湊

既にナショナルチームにも所属していて
125期の中でも注目されており
おそらく年末のヤンググランプリにも
出場できそうな成績

ナショナルチームの先輩である
山崎賢人をリスペクトして
アフロにしているそうで…
トップクラスとの初対戦で
どこまで戦うことができるか



本家・アフロ山崎のほうが
誘導妨害による斡旋停止で欠場
アフロ共演がないのは残念



そして、こちらも125期、特別初挑戦
山崎芳仁の息子・山崎歩夢

 


親子揃っての出場は東北の先輩の
坂本勉・貴史親子が2010年、いわき平の
オールスターで実現しておりまして
その時の決勝は、山ちゃんー慎太郎の
地元・東北ワンツーで決着しています。


デビューしてから誘導早期追い抜きや
落車欠場があって、イマイチ実力が
発揮できていない山崎歩夢ですが
はたして特別初挑戦で爪痕を残せるか



その他で注目なのは
駆けて強さを見せている石原颯
第一子が開催中に誕生予定だそうで…

あとは123期で記念初制覇の西田優大
九州の希望・後藤大輝あたりですかね。

強風バンクなんで押さえ先行は
難しいと思いますが、カマシ一発で
逃げ切りも十分…な3人は
格上相手でも臆せずに仕掛けそう



さて…番組の方へ
天気は晴れで、風は強め


縁起物なので、1Rから打ちます。
予選は4着までと5着の6名が

二次予選Bへ



オープニングに中石ー大森の
地元師弟ラインが登場
他に北海道の選手は川津だけなんで
どっちかが選手代表で敢闘宣言を
するんでしょうねぇ…。


Sの早い大森と大槻が付けるんで
前受けは取れそうな中石に対して
積極性はまったくないコジノスケと
捲りの決まり手しか無いワッキー弟
自力はほぼ無い鈴木竜


別線に斬らせて引いてカマシか、
それとも全ツッパで駆けるのか
どう見ても先手を取れるメンツなんで
先行するんでしょうけど


ちょっと不安な材料は…
中石ってルーキーチャンプ以外で
9車立てのレースを走ったことが
無いんですよね。

見た目には緊張しそうにないキャラな
感じはしますが、初の特別競輪の1R1番車
引いてカマシにしても突っ張りにしても
慌てずに仕掛けられるかっていうと
微妙な感じで…

オーバーペースだった場合は
捲りを仕掛ける別線の番手が
勢いをもらって直線強襲…ってことで
軸は大森ですが、タテ脚のある吉澤と
強風の荒れバンクが好きな園田をヒモに

3連単 4=129ー1279
おさえ 2=9ー13457

中石が筆者の想像を超える
バケモノだった場合は
申し訳ございません。


2Rは本格化した佐々木悠ー武藤が
ロング捲り一発で決めそうな感じ

3Rはレースがうまくなった松本貴が
吉田有と村田祐の叩き合いを誘って
捲り追込で固そう


4Rで親子出場の山ちゃんが登場ですが
前を任せるのは調子下降気味の
ブッチャー高橋晋では、
好調の皿屋ー村田雅がひと捲り



5R

息子のほうの歩夢が登場…ですが
前走の富山記念を見る限り
積極的ですが、組み立てはヘタクソで
力任せに駆けていた印象

落車明けの志田が相手ですが
おそらく叩き合いの展開

枠は悪いですが、Sの達人・雨谷が
いるので関東ラインが前受け

753/914/628または
753/628/914の初手
そこから志田がいったん抑えるか
牽制しつつ先行態勢…で
S級で9車立てをのレースは
前回の富山記念しか走っていない
山崎歩が、特別競輪のペースに
ついていけるかって言うと…微妙


ただ、叩き合いになる可能性は高く
志田と山崎歩が徹底的にやり合ったら
鈴木玄の捲りで、三谷将・ユキノリの
叩き合いに勝った方の番手が牽制したら
その後ろから雨谷が突っ込む
雨谷の軸で、ヒモに鈴木玄・三谷将に
ユキノリで


3連単 5=127ー123478

山ちゃんの息子の番手ってことで
気合が入り過ぎてしまったユキノリが
メチャクチャなブロックをしてしまう
そんな嫌な予感もしておりますが…

いちおうオッズ見て過剰でなければ
宗教上の理由で、ユキノリのアタマ流しも
少々買うつもりです。



6Rは三谷竜ー南の近畿の二人と
カマシで後続を引きちぎる河端ー岩津の
どっちに展開が向くか


7Rは繰り上がり出場の菊池岳が
実質逃げイチみたいな感じなんで
成田のガードで駆けそうですが
佐々木豪や山田諒の抵抗があるか


8Rには特注選手の石原が登場
オグリューー阿竹が本線なんですが
ブッチンやツキバテがありがちな
後続二人がちゃんと付けきれるか


9Rは小原佑の逃げイチ番組で
番手の阿部力が人気なんでしょうが
玉野のサマーナイトではボロボロの調子
駆けて持つのかが微妙な感じ


10Rでは菅田ー和田圭の宮城両者が
人気なんでしょうが、サマーナイトで
落車して欠場明けの菅田が、果たして
完調なのか…


本日は終日、黒い組織のお務めで
明日は墓参りなんで準備にも忙しく
上記に書いた以外はお話程度で
たぶんガッツリは買えません。



ドリームレース
5着までが優秀競走に進み
準決勝へのフリーパス
6〜9着は二次予選Aへ





古性
「体調は最悪で、ファン投票1位で
 なかったら欠場していた。」


ワッキー
「腰のヘルニアの状態が悪く
 満足な練習ができていない。」


泣きが入っている二人なんですが
たぶん実績で人気になるんでしょう。


コマギレで単騎の選手が3人
なんとも予想しづらいメンバーですが
おそらく前受けは近畿、中団は南関で
枠負けの中国両者は後方…で

91/3/5/62/87/4の初手

そこからカイヤが上昇して先行
犬伏は後方からの一撃ホームカマシ
新山はロング捲りで、深谷は先行する
中国両者の後ろを取って捲り
ワッキーは一回踏んで進まなければ
本日は閉店…って感じでしょうか。


単騎でも自力を出す新山や犬伏の
仕掛けどころで展開が変わりそうで
展開を含めなんとも予想がしづらい
メンバーなんですが…


こんな時は、「単騎の眞杉は買い」の

格言もありますんで


自力・単騎のメンバーの中で
唯一ちゃんと位置取りができて
スピード戦にも対応できる眞杉を
軸にしましょう。

相手はカイヤの先行を使う清水、
深谷の仕掛けに乗る郡司、
仕掛けずに捲り追い込みなら深谷


3連単 5=267ー23678

1〜5着は準決フリーパスで
決勝を含めて合計4走で
6〜9着は二次予選・準々決勝を
走らないと準決勝に進めないので
決勝まで5走することになり

ずいぶんと差がついたシステムに
変わってしまったんですが
このメンバーには、かつての
レフト先輩・浅井みたいな中間着の
着拾いが上手いタイプがいないので

無理せず5着以内を目指すよりも
わりとガチに走る気がしております。


さて…オールスターの開幕
皆様のご健闘をお祈りします。