微妙な「あと一人」と、鉄板っぽい「ただ一人」・小倉競輪祭プロローグ | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

平塚グランプリを妄想中。

さて、競輪祭も近づいてきたんで
更新を再開いたします。


寛仁親王牌から中3日
豪華メンバーがサボらずに集結して
競走得点114点の山田英明や
地元の浅井康太も特選に乗れない
そんな激戦を制して優勝したのは…
記念優勝が6年振りとなる、神山拓弥。


同県の眞杉の先行に乗って直線抜け出し
「ゴールまでがすごく遠く感じた」
後続を抑えて、4連勝の完全V。

 



「今回のすごいメンバーの中で
 優勝できたのは自信になります。
 連日、森田君、眞杉君、鈴木君が
 頑張ってくれたおかげで、
 ものすごく展開が向き、自分でも
 ビックリしています。今日も、
 眞杉君が気迫のこもった先行で、
 やっぱりタイトルホルダーだと
 感じました。」

関東は若手の自力が台頭して
きっちり仕事をする番手選手が
良い位置を回れる地域
このあとの競輪祭にも弾みになる
優勝だったでしょう。



おめでとう!カミタク!


なお…この開催の車券売り上げは
今年の記念で最高額の79億円
正月開催の立川記念よりも遥かに上で
9月のGⅡ福井共同通信社杯も
わずかに上回る結果に

3連休の日程だったってことと
寛仁親王牌の直後だったのに
メンバーが豪華だったことや
もちろん関係者の尽力もあるでしょうが


昼間のドジャースのワールドシリーズ
山本由伸の大車輪の活躍による
2年連続制覇に大興奮してしまって
その勢いが冷めやらずにいた皆様や


めでたくホークスの優勝で
日本シリーズが木曜日で終わってしまって
土日の午後から夜に、やることがなくなった
タイガースファンの皆様が、ストレス解消と
使わなくなった遠征費や宴会費なんかの分で
車券を大量に購入されたのかもしれません
………ですよねぇ?


(暗黒微笑するホークスファン)


いや〜、4タテも覚悟していたのに
まさかの5戦目の甲子園で勝負が決まって
しまうとは、驚きでした。



続く小田原記念も、まずまずのメンバーで
開催されましたが…SSの新山も清水も
準決勝で敗退する波乱

そして、相変わらず中継のゴール前が
異常に見づらくて、スローの横からの
映像を見ないと着順が僅差の着順が
まったくわからないのは、改善されず
カメラの位置をちょっと変えるだけで
良いと思うんですけどねぇ…。





雨の中のレースとなった決勝戦では
郡司ー松井ーマクルー菅原大と
4名並んだ地元勢が前受けして
郡司が中野慎を突っ張って死に駆け
「そういうこと」案件で松井がバックで
番手捲りを打ち、追走のマクルー菅原大を
連れ込んで神奈川ワンツースリー


優勝した松井は昨年の借りを返して
もらう形になり、今年2度目の記念優勝


「(今開催は)2回、郡司さんの後ろを
 回らせていただいた。
 これからも前後があると思うけど。
 僕が前でも、郡司さん以上の走りが
 できるように。(グランプリ出場は)
  全然、あきらめてない。
 でも、考えすぎずに、自分らしい
 走りを心がけていきたい。」

郡司も、SSになる前は今回みたいな
発進でラインの選手に記念優勝をプレゼント
しまくっていた時期があったんですよね。
競輪祭で失格するとグランプリの
斡旋が停止になってしまうんで
競輪祭の勝ち上がりでも「そういうこと」
案件があるのかもしれません。


ともあれ、おめでとう!コーユー!



なお…車券の結果は…
四日市は豪華メンバーで購入意欲は
けっこうそそられていたんですが
ここでボロ負けして散財したら
競輪祭に持っていく予定のライフが
怪しくなる可能性があったので
必死に耐えて買わず


小田原は郡司のコメントから
「そういうこと」案件が
ミエミエな感じだったんで、
枠も人数もある南関でやっすい決着に
なりそうだったんで…こちらも
4日間、ケンしておりました。




そして、競輪祭に出るメンバーは
出場しない小田原GⅢの協賛競輪は
熊本のラテン系・塚本大樹が
阿部将の突っ張り先行を番手捲りした
宮本隼を差し切って、GⅢ初制覇

 


嘉永の寛仁親王牌制覇で勢いづく
熊本勢、そのなかで今節の塚本は
シリーズリーダーとして戦い
②12①の成績で、来年2月の
地元・熊本全日本選抜の出場を確定

「(嘉永の優勝は)自分にとっても
 刺激になっている。
 その後ろを、しっかり回れるように。
 (全日本選抜は)地元で暴れたい。」


おめでとう!塚本!


そして…アベマサ、お疲れ様。

相変わらず、いい仕事でしたね。


車券の結果は…
決勝に伊藤颯馬が残ったら

GⅢ初制覇のアタマ車券買うつもりで
いたんですが、準決で飛んだんで
ここも涙を流しながらのケンでした。
 

 

 

ええ、耐えたっていうよりは

チキンだったんですけど…

 

★★★★★★★★★★★★★★★★

 

では…小倉競輪祭へ

 

 

 

さて…小倉競輪祭には
選考基準に「GⅢで決勝3着以内」
というものがありまして
S級2班で下位の点数でも
記念ではない、なんちゃってGⅢで
番組や展開に恵まれたり
アクシデントがあっての勝ち上がりで
ラッキーな出場条件を満たす選手が
毎年、一定数おりますので
筆者の輪友の皆様の間では



「ナゼダ枠」と呼ばれております。

今年の出場選手の中で
S級2班、S級1班で
競走得点105点未満の選手達の
出場権獲得の開催は下記の通り
(カッコ内は競走得点)


S級2班

牧 剛央  (101点)四日市GⅢ3着   
東 龍之介(103点)四日市GⅢ3着
市橋司優人(104点)大垣GⅢ3着



S級1班

隅田 洋介( 99点)熊本記念3着
池田 良  (100点)広島記念3着
大西 貴晃(101点)別府GⅢ優勝
中本 匠栄(101点)不明
海老根恵太(102点)松阪GⅢ3着




中本だけ、なぜか不明で選考期間中の
GⅢで3着以内に入っていません。
7月から10月まで長欠していたので
選考期間中の競走得点が上位だった、
みたいな理由なんでしょうか。

で…なんでこんなことをわざわざ
調べているかって言うと、
現地観戦のツレである灰人さんが


「なあ、○○○○ってクソ弱いのに
 なんで競輪祭に出てるの?
 どっかのGⅢで恵まれたの?」

って、こっちが調べて答えるまで
繰り返し聞いてくるからです。





バンクの特徴ですが、小倉はドームで
天候の影響を受けないため
スピードが出る高速バンク
ただ、7〜8番手からの捲りは
よほどの力差がないと決まりづらくて
4角の下りを使ってホームカマシで
一気に出切る先行=番手のワンツーが
けっこう決まりやすい傾向


追込みはインを突くか、直線の外側
イエローライン付近に伸びるコースが
あるので、そこを山降ろし気味に
一気に追い込むのが主な穴パターン

で…前回の前橋寛仁親王牌ほどでは
ありませんが、高速バンクゆえに
例年、落車・失格がわりと多い傾向
まあ、GPの最後の出走権がかかった
開催なんで、必死でインを突っ込んだり
厳しすぎる牽制があったりして
荒れるっていうのは、心情的には
わからんでもないんですけど…


落車警察のスタンバイは完了です。


この開催方式の大きな欠陥ですが
ポイント制の予選で落車・失格が出ると
自動的に欠車レースができてしまうんで
特に後半のレースで欠車の8車立てが
続くと、萎えるんですよね。

かといって今年のオールスターみたいに
わけのわからない二次予選をたくさん
組むのも酷いので…JKAはもうちょっと
考えてください。

あとは…地元民でさえ、いかがなものかと
思うような九州忖度番組が組まれます。

 

他地区、特に瀬戸内の力のある自力選手に
九州のベテランマーカーが組まれ
九州のカスの自力に他地区のマーカーが
しぶしぶ付ける、みたいな
他地区、特に瀬戸内のファンから
憎しみを集める番組が、勝ち上がりでは
けっこう多いんですよね…。

 

 


ええ、毎年の恒例みたいなもんですが

今年も「またですか?」と思わず

言いたくなる九州忖度番組が組まれます。

(予言)


さて、注目選手はやはり
GP出場権争いのボーダーにいる選手
現在の最新賞金ランクは下記の通り



タイトルで脇本・吉田拓・寺崎・嘉永
賞金で古性・眞杉は確定
特殊な条件(決勝同着など)がない限り
郡司・南もいけそうな感じなんで
「あとひとり」を巡る戦いに
なりそうではあるんですが…

 

前年度の優勝者なんですが

肘の脱臼骨折で今回は欠場の
ワッキーがGPも欠場するかも…で
繰り上がりの補充で出場できる選手が
出てしまうのかも。




現在賞金ランキング9位の深谷は

南関勢のバックアップが欲しい

ところでしょうが、果たして番組に

恵まれるのか




小倉競輪祭を得意にしていて
過去に優勝1回、準優勝1回の
新山響平、現在は賞金ランク11位
決勝に進んで上位着に入れば
賞金での進出もあるのかも


そして賞金ランク10位の松本貴治
的確になってきた位置取りや捌きと
いざとなったら一周くらいなら
駆ける脚もあり、自在選手として成長
おそらく番組からのバックアップも
あるのでは…。


あとは…やはり大逆転があるなら
ワッキーがいないこの開催なら
自力では最強と思われる太田海也

 


小倉競輪祭では地元・九州勢の
仕事しない役立たずのマーク陣を
付けられてしまうので、その介護を
こなしての勝ち上がりがなるか


そして…意外なボーダーラインに
いる選手が、郡司



賞金ではすでにGP圏内を確定
しているのですが、選考基準に
「選考期間中のGⅠ開催で
 3回以上の失格をした選手は
 グランプリへの斡旋停止」

というものがありまして
オールスターと寛仁親王牌で失格を
してしまった郡司はリーチ状態
番手回りで競られたり捌きの必要がある
番組を組まれたらヤバいかも…で

小田原記念で松井の前回りをしたのは
そういう状況なんで競輪祭の予行演習、
準決あたりでは「そういうこと」要員
ということなのかも…?


いずれにしても、GPも欠場するかも
しれないワッキーを含めると
来年のSSにはなれないけどGPに
繰り上がりで出場する選手が出るかも…で
ボーダーが微妙な感じの戦いなんですね。





そして…ガールズはこの開催に
年間グランドスラムがかかる
ナショナル最強・佐藤水菜が
10月の世界選手権でケイリンで
金メダル、スプリントで銀メダル



もはや国内には敵無しで、出場する
レースは「2着探し」みたいな
戦いになりそうなんですが、
果たしてラスボスに挑む勇者が
現れるのか


ガールズの賞金は下記の通り
 

 

 

タイトルで確定なのは佐藤水菜だけ
2着の賞金が約200万円、3着が
120万円くらいなので
児玉碧衣・久米詩・尾崎睦までは
賞金で確定
坂口と梅川はやや微妙な感じで
その下の山原は厳しそうですが
普通に佐藤水菜が優勝しそうなんで
下位選手に賞金で抜かれなけれはOK
そんな感じでしょうかね。


ガールズは、当ブログの
ガールズ専門解説員(無報酬)


ベッカム似さんより、コメント欄で
神算鬼謀の予想と能書きを
いただける予定です。

ベッカム似さん、ご多忙かと思いますが
前半3日間、よろしくお願いします。
毎日、午前中の早めには更新を

完了する予定なので…

 

 



筆者は3日目〜5日目の3日間
小倉に滞在して現地観戦してくる
予定です。

 

前半2日間の更新は所属する
黒い組織の業務が忙しいので
手抜きな感じになると思いますが
現地の3日間は現場の熱量をしっかり
お伝えしたいと思いますので…


皆様のご健闘をお祈りします。