自力で獲ってこそ本物・小倉競輪祭エピローグ | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

熊本全日本選抜 参戦…?



第65回競輪祭を制したのは、
栃木のメガネボーイ・眞杉匠。

 


深谷の死に駆けを番手捲りした
松井をバックからの仕掛けで捲り追込み
ゴール寸前で差し切って優勝
単騎ながらも見事な戦略で
オールスターに続く特別制覇を
達成しました。




優勝のコメントは
「自分でもびっくりしています。
 単騎は苦手ではなく得意ですが
 100点満点のレースと思います。」


そして……この開催の前に
同県のレジェンド・神山雄一郎と
同じ開催だったことに触れ
「セッティングを見てもらったり
 色々とアドバイスを頂いて、だいぶ
 自転車の感触が良くなりました。」
だそうで…


「オールスターは吉田拓矢さんのお陰で
 優勝できたけど、神山さんからは
 『自力で獲ってこそ本物だぞ』
 と言われてて、今回は自力で獲れたんで
 本当に嬉しく思っています。」


神山はライバルだった吉岡に先を越され
初タイトルは現在24歳の眞杉より後の
25歳の時だったんですが、

「自分は初タイトルを獲るまでに
 苦しんだおかげで、その間に

 色々なものを身に付けて成長できた。
 眞杉にはもっと練習して苦しんで
 その中でいろんなものを掴んで
 もっともっと成長して、タイトルを
 積み重ねていって欲しい。」

と、インタビューの中で
同県の後輩に辛口ながらも温かい
エールを送っていました。


しかしまぁ……初タイトルを獲るまでは
気が弱そうな大学生みたな風貌の眞杉が
今回の勝利者インタビューやコメントでは
落ち着きが出て風格ある話しぶり


競走でも、初日と2日目の予選では
別線の動きを完璧にコントロールして
先行押し切りの堂々たる勝ちっぷり
1つ獲ると、こんなに変わるんだ…と
メガネボーイからの成長を実感しました。

「グランプリでも自力で戦いますんで
 応援よろしくお願いします。」


と語る眞杉、
初挑戦となる立川グランプリでも
単騎の可能性は高そうな感じですが
レジェンド神山が唯一勝てなかった
年末の大舞台で、果たしてどんな
「自力」を見せてくれるのでしょうか。



おめでとう、眞杉!
 

そして…ちょっとだけありがとう、眞杉。


その頃………
松戸の中華そば「れもん」の店主


「神山さんも、さんざん俺を使い倒して
 タイトル量産してたくせに
 『自力で獲ってこそ本物』なんて
 どのクチで言ってるんだか…なぁ。」



鼻ペチャ
「なあ……俺は自力じゃなくても
 タイトルと金が欲しいんだけど
 来年はいくつ獲らせてくれるの?
 いくら稼がせてくれるの?」

メガネボーイ
 「・・・・・・・・・・・・・。」
 


 レースのポイントは

・Sを取った松浦の作戦
 南関の後ろに入った眞杉
 入れてもらえなかった北津留

・深谷の死に駆けに対して
 中団を取りに行った太田海
 捲り不発で終了の脇本

・太田海の捲りに合わせて
 バック4番手から捲った眞杉
 
・番手捲りする松井から
 クチが開いてしまった簗田

・直線勝負で、松井に当たってから
 追い込んだ眞杉

 

まず①ですが…号砲で出たのは松浦で
初手の並びは
中国ー南関ー眞杉ー近畿ー北津留
単騎の眞杉は、「南関が先行する」と
読んでその後ろを初手からキープ

北津留もそこに行こうとしたんですが
脇本はなぜか、眞杉を入れて北津留は
入れない謎の動き
眞杉は入れないと面倒くさいけど
北津留はすぐ引くと思ったんでしょうか?


 

そして赤板前に上昇した脇本に対し
深谷は押さえられるのを嫌って即引き
再び赤板でダッシュして主導権
太田海は脇本との中団争いを引かず
脇本は再び8番手まで後退して
南関ー眞杉ー中国ー北津留ー近畿で打鐘


 

おそらくこの形が策士・松浦の作戦通りで
今までほとんど主導権を取って駆けてきた
太田海に、南関の死に駆けを叩かせず
脇本を後方において捲らせる……
このためのS取りだったんでしょう。

脇本は早めに押さえに行きましたが
もし遅めのカマシ狙いなら
太田海が多少踏みこんでペースを上げて
深谷を出させずに脇本を出して3番手
やっぱり中団からの捲り狙い


筆者の太田海の本命は、読者の皆様から
「なんで?」って反応が多かったんですが
松浦がそういう作戦を取ることを考えて
無駄脚を使わず、捲り一発なら行けるかも
……だったんですよね。



脇本はホーム手前で早めに捲るも
すでに深谷はメイチにペースを上げて
松浦もイヤラシく牽制をして……不発


 

そして勝負どころの最終バック
太田海が捲ろうとした時に、
併せて眞杉が捲り、そして松井も
深谷の番手から捲り発進
この眞杉の仕掛けどころが絶妙で
併わされた太田海は外に浮いて失速

そして……松井の番手捲りは
タイミングもスピードも良かったんですが
後ろの簗田がついていけずに離れ
眞杉が追走する形になり、直線へ


この直線での眞杉の動きが秀逸で
いったん松井に体を当ててから追込み
ゴール寸前で差し切って優勝


眞杉は……初手からゴールまで
ほぼ想定通りの展開で、おそらく
松浦の立てた「中団取って捲り」の
中国作戦も読み切っていたんでしょう。
捲るタイミングから直線の差す動きまで
文句のつけようのない完勝。


以前に村上兄がコメントで
「眞杉には自在や追込みもこなす
 抜群の競輪センスがある。」

って称賛していましたが、決勝の動きは
まさにその通りでしたね。





松井は……悔しかったでしょうね。
準決では郡司に庇ってもらって
決勝では深谷に死に駆けさせて
それでも獲れなかったのは………

タラレバはいけませんが
簗田が追走していて、眞杉に一発でも
食らわしていれば優勝は松井だったし
予選の二走目から二次予選・準決と
強敵相手にすべて先行で結果を出して
デキは抜群だったのに。


でも、深谷の前を主張したのは
今までの実績からすると「?」で
ココで駆けて獲らせてやって、
次には深谷に獲らせてもらうってのが
GPでの恩返し云々ではなくて

筋の通った話だと思います。



そして太田海も……
松浦の作戦を忠実に遂行しましたが
南関の後ろに眞杉が入っていて
そしてあの絶妙なタイミングの
先捲りを食らったんで……

でもまあ、中野慎に比べたら
ラインの競走をしっかりこなして
漢字の「競輪」を身につけようとする
その姿勢は好感が持てます。
来年はとりあえずパリ五輪の戦いに
全力投球なんでしょうが、
特別競輪でも頑張ってください。


そしてここから先は苦言ですが


深谷に対しては………
昨年の新山は、今までの競走で
さんざん先輩に貢献してきたんで
番手回りも許されると思います。


でも……深谷と松井の間に
どんな関係はあるのか知りませんが
「死に駆けして欲しいなら
 まず俺に獲らせてからにしろ」

くらいのことは言うべきで
嫌なら別線でも良かったんじゃない?

中部でさんざん獲らせてきて
南関になっても郡司に獲らせて
そして今回は後輩の松井のために
全力先行の機関車をしてやって
そのお返しが同県で練習仲間の
雄太以外からは無いってのは……ねぇ。


そしてワッキーは……
体調の問題はあるんでしょうけど
今のままで、ヨコの捌きも位置取りも
しないままの競走スタイルでは
持ってあと2〜3年だと思います。

村上兄みたいに自在の動きや
番手の仕事を身に着けたりすれば
これからもタイトルを獲るチャンスは
十分にあると思いますが

今のままでは、ヨコができずに
タテ脚が衰えたら勝てなくなって
苦しい晩節を送って引退した
吉岡稔真みたいな感じで終わるのでは?



まあ、そんなことは本人も十分
解っていると思いますが……。




北津留?


まあ、いつか気まぐれな競輪の神様が
微笑んでくれるんじゃない?(適当)


車券の結果は……
押さえで買った眞杉ー松井=流しで
1枚だけ的中しましたが


 

コレ以外の車券には、
応援車券で買った北津留ー全の
2車単以外、すべて太田海が
絡んでましたんで……
獲ったけど本線じゃなかったんで
ホントにただ、当てただけの結果


負け戦も多少買いましたが
もう現場にいたときの熱が引いてて
展開予想にも気合が入らず
ぜんぜん的外れで小銭を散財

 

 


またしても落車してしまった
平原の姿に心を痛めて
今年のお祭りは終了です。



最終日は、今まであまりなかった
落車が多かったなぁ……。


おそらく決勝も現地に行ってる
灰人さんもカイジくんも
たぶん決勝を獲ったとは思うけど
ドヤLINEが来ないところを見ると
1〜2枚程度だったんでしょう。




最後に……来年のSSが確定

新山響平 (青森)
佐藤慎太郎(福島)
眞杉匠  (栃木)
深谷知広 (静岡)
山口拳矢 (岐阜)
脇本雄太 (福井)
古性優作 (大阪)
松浦悠士 (広島)
清水裕友 (山口)



だいぶメンバーが入れ替わった
印象ですが……
やっぱり相変わらず九州からは
ゼロですか。(4年連続)

髭を剃ったらしい新山が

眞杉の優勝のおかげて立川GP に

滑り込みましたね。

 

 



さて、遊び過ぎてしまったんで
立川GPまではマジメに働きますが
12月は別府・佐世保と九州で
2回記念がありますんで
メンバー次第で準決・決勝は
打とうと思ってます。

ブログは、しばらくお休みです。

コメ返しもちょっと時間を

頂きますが……ご容赦を。


皆様、長丁場のお付き合いを頂き
ありがとうございました。
また次回の更新にお越しください。