演説王、4連勝の初笑い・立川記念の結果 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

寛仁親王牌までお休みです。



東北と南関のトップ選手同士の激しい
番手競りとなった決勝を制したのは
演説王・新田祐大。

本命の郡司を競り落として
先行する松井の番手を強奪し
捲りあげてきた北津留を牽制しつつ
追い込んで、グランドスラム達成後
初の優勝を4連勝で決めました。

今回はあまり長くない演説で

「まずは(初日、2日目の)
 2日間は、先輩だったり、
 後輩の頑張りがあっての1着。
 今日も勝負するところを
 気を緩めずにしっかりと勝負ができた」

 

「慎太郎さんと決めたかったが

 後ろについていただけるだけでも

 心強く戦うことができた。」

 

と、仲間たちへの感謝の言葉から始まり

「去年は順風満帆とはいかなくて、
 良いこともあったけど、
 苦しい思いをした1年だった。
 去年は諦めないことを学んだし、
 今年はその気持ちを忘れずに、
 一戦一戦高みを目指して
 戦っていきたい。」


昨年はSSから陥落して
地元ダービーでは前検日に負傷し欠場
寛仁親王牌ではワンチャンスを
モノにするイン突きで全冠制覇を達成も
グランプリでは東北4車の軸として
人気しながら、松浦に競られラインごと
沈められて惨敗


言葉通り、「苦しい思いをした1年」
また、仲間たちの思いに応えられず
悔しい敗北を喫したしたグランプリ
その経験が、シビアに激しく戦った
決勝での気魄に繋がったのでしょうか。


GPから中3日での戦いを終えて
次も中3日で前検を迎える和歌山記念
地元地区のワッキーと古性
そしてGPで競られた松浦と
豪華メンバーだった今回並みの
厳しい戦いが待ち受けていそうですが

最強ワッキーにはないヨコの動きや
番手戦でも強いことを示した演説王
どんな戦いを挑むでしょうか。



おめでとう!新田!

正直言って……郡司とガチ競りする

覚悟はないってナメてたなぁ……。
スミマセンでした。



レースのポイントはあまりなくて
ほぼ、見たまんまなんですが
新田が初手で前受けして
赤板で松井の上昇に飛びつき


 

松井がペースを緩めつつの先行で
郡司は抵抗するも最終2角で飛ばされ
新田の後位の慎太郎と絡んで車体故障




 

北津留が捲り切る勢いで飛んでくるも
新田が併せるように捲って1着
ペース駆けだった松井が残って3着。


郡司の車体故障で赤旗が上がりましたが

審議対象は慎太郎と郡司で
「それぞれ」で決着


新田の勝因は……ある意味、南関5車が
ナメた戦いをしたことでしょうね。
初手でもっと厳しく前の位置を
取りに行くこともできたと思いますが
新田ー慎太郎に加えて佐々木悠まで
出して、3車の前受けを許した郡司


飛びつきのタイミングから言うと
佐々木悠の一車は大きかったですね。
そして…絶対ラインから優勝をだすなら
現代競輪では絶滅しつつある戦法ですが
岡村ー高橋雅に赤板前にダッシュさせて
前の新田ー慎太郎を斬って抑え込ませて
松井ー郡司ー和田健が後から発進という
昔懐かしい「イン斬り作戦」も
できたのではないかと思いますが…



GPで競られて悔しい思いの新田と
単騎で流れ込み3着だった郡司の
覚悟の差があった決勝でしょうか。



しかしまあ……東北と南関といえば
完全に身内じゃないけど
遠い親戚付き合いみたいな感じで
これまでラインを組んできた経緯が
あるんですが、地区のトップ同士が
注目される舞台で大競りをやって
しまったってことは……

 



神奈川勢と福島勢で仁義なき抗争、
みたいなことが起こらないんですかね?





車券の結果は……
郡司のアタマしか持って無くて惨敗。




まあ、今回に関しては新田の覚悟を
感じ取ることができなかったんで
「騙される方が悪い」の典型ですね。
ついでに負け戦の後半を打ちましたが
カスリもせずに終了

 



初笑いが遠い正月となりました。


さて…このあとは和歌山記念
「真・最強タッグ」となりそうな
ワッキーと古性が登場


地元からは東口と稲毛の兄弟弟子
対抗するのは新田ー守澤の東北に
松浦、深谷、眞杉、諸橋あたり
立川ほどではないですが豪華メンバー

4日間、「ワッキーツエー」で
終わりそうな気もしますが、
今年はひと味違う演説王と
甘党策士・松浦の抵抗に期待ですか。


そして翌週は大宮記念
当地記念9回の優勝、圧巻の実績の
「大宮王」ことスマイル平原が
使えない手下たちの面倒を見ながら
10回目の地元記念∨を目指す
開催になりそう


1月〜2月はけっこう業務多忙で
時間は取れないかもしれませんが
土日が休みのときは更新予定
不定期になりそうですが……
お越しください。


皆様おつかれ様でした。
良い初夢は見られましたか?