44年ぶりの全日本選手権・いわき平ダービープロローグ | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

寛仁親王牌までお休みです。



本題のいわき平ダービーの前に…………
西武園オールスターのファン投票が
始まっていましたね。


筆者が投票したのは以下の9名です。
例年のように年頭の「穴屋の競輪大賞」に
選出した選手が中心ですが


「穴屋の競輪大賞」枠


古性優作(大阪)
新山響平(青森)
渡部幸訓(福島)
平原康多(埼玉)
嘉永泰斗(熊本)
山口拳矢(岐阜)



九州枠(ほぼ固定)

園田 匠(福岡)


世話になった枠

取鳥 雄吾(岡山)


九州枠+
世話になった枠

山田庸平(佐賀)



「穴屋の競輪大賞」枠は
今年は入れ替えなくそのまま選出
九州枠の園田は、ここ数年ほぼ固定

そろそろ筆者の住む県にも新しい

タイトルホルダーが出現して欲しいの

ですが……………園田のままです。

昨年投票した北津留は

オリオンに選出されたのに
「子供の行事に参加するため」

欠場したらしいので、もう二度と
投票することはないでしょう。

そして、特別枠で選出したのは
本線潰し・死に駆けを厭わず
常に出し惜しみなく全力を尽くし
筆者の想定通りのレースをして
的中には非常に貢献してくれる
スマイル取鳥クン


そして最後の一人は………
いつもならオールスターの
開催地枠で地元から選ぶんですが
埼玉の選手は平原を除くと
投票したくなる選手不在


懐かしの名著「ギャンブルレーサー」の
ホームバンクで、毎年記念では
ギャンブルレーサー関優勝牌を
開催してるんで、西武園の施行者は
シャレで「関 優勝」とか「売 二」を
投票用紙に入れて欲しかったですが……



ここ数年、頑張ってるけど
投票してなかった賢い弟・山田庸平に
最後の一票を投ずることにしました。


ガールズはあまり選手を知りませんが
毎年のように強豪選手を選出する
地元・福岡の藤田剣次師匠のグループと
あとは前回のコレクションで万車券を
獲らせてくれた石井寛子と佐藤水菜に
入れときましょうかね。



ファン投票の順位予想は

①脇本雄太(福井)
②平原康多(埼玉)
③松浦悠士(広島)
④古性優作(大阪)
⑤佐藤慎太郎(福島)
⑥郡司浩平(神奈川)
⑦清水裕友(山口)
⑧吉田拓矢(茨城)
⑨新田祐大(福島)



あたりでしょうか。
ワッキーがファン投票1位に
返り咲くと予想



SSだけど今年は全然活躍がない
宿口・守澤のドリーム選出は厳しくて
レフト浅井、深谷あたりも
オリオンになるんじゃないかなぁ……

期待の新人枠のケンヤは
けっこう票を集めそうなんで
オリオンには確実にいけそうで
ひょっとするとドリームかも?


さて………長い寄り道をしましたが
本題のいわき平ダービーへ。


最後のいわき平でダービー開催は
なんと44年前、昭和53年で
優勝したのは藤巻清志さん。(右側)



函館競輪の解説によく登場する
「白ヒゲのカーネル」こと、
往年の名選手・藤巻昇さんの実弟で
兄弟で特別タイトルを制した
たぶん初めての方。


神奈川の強豪レーサーで、1975年に
高松宮杯で初タイトルを獲得
そして1976年の前橋オールスターでは

先行した清志を兄の昇が差して優勝
史上初の特別決勝の兄弟ワンツーを果たし
「兄弟仁義」という見出しで
新聞報道されたそうです。


1978年のいわき平ダービー決勝では
レースでは当時売出し中の若手だった、
現在は報知の解説者の山口健治さんと
その兄で当時の東京のボス的存在の
山口国男さんの人気ラインの

3番手を回った藤巻清志がズブリと差し

ダービー王の栄冠に輝きましたが

弟の健治の番手回りで、「兄弟仁義」で
特別初制覇を期待された山口国男さんは
果敢にバックを取る先行をした健治の
後位から直線で踏み出そうとするも
プレッシャーからか全く車が伸びずに
3番手の藤巻清志さんにかわされて2着


「脚が三角に

 回ってしまった」
という、今に伝わる迷言を残されて、

結局無冠のまま引退



そんな歴史を経て、44年ぶりに
いわき平で開催されるダービー




昨年はオールスターが開催されたんで
バンクの特徴はご存知かと思いますが
いわき平は直線長めの62.7m
追込み型が有利な400バンク。
開催中はけっこう風がありそうな予報で
自力型が苦戦しそう、力の差が無いと
先行押し切りは難しいですね。


穴の決まり手で多いのは
中団から後方にいる追込み選手が
イエローラインの少し外にある
異常に伸びるビクトリーロードを
一気に突き抜けてくる直線強襲で
いわき平の格言は
「穴はイエローさん」






特注選手は………………
地元で、おそらくは選手代表の
敢闘宣言を務めるであろう慎太郎



この年齢でスピード競輪に対応できる
脚力と、自力選手への信頼できる
サポートを含めた円熟のマーク技術は
たいへん素晴らしく、自身では
「いつも、もうオレには後がない
 そう思いながら走っている」

と語っていますが、45歳にして
今がキャリアのピークではないかと
思われる強さと


常にファンの期待以上のことを
やってくれるサービス精神
前走の落車が気になりますが
番組も恵まれそうで優勝候補の一角



そして、昨年の当地オールスターでは
東京五輪の失意を引きずりつつも
決勝2着の健闘を見せた
最強超人・ワッキーが優勝候補筆頭


心配される体調面は
「まだ完璧ではない。1年はかかる」
と、復帰後は常に慎重な発言ですが
脚力だけなら断然の存在、
当然ここで優勝してSS復帰
まだ手にしてないグランプリの座も
狙っていることでしょう。

 

 

慎太郎と同じくここがホームの

演説王・新田は意外にもここでは

特別を優勝していないんですね。

番組が手厚くしてくれれば

チャンスはありそうですが…………。


その他では………………
あきらかに今年はワンランク上の
脚になった気がする太田竜馬


このバンク向きの脚質・スタイル
だと思う山口拳矢


勝ち上がりでは難しそうですが
近況タテ脚が戻ってきた印象の
小川勇介、このバンク向きの
捲り追い込み脚質の松本秀之介を
負け戦の穴狙いで推奨



昨年の京王閣ダービーでは松浦が
郡司・慎太郎と歴史に残るゴール前の
大接戦を制して優勝したのは
記憶に新しいところですね。

 


 

果たして、今年はどんなドラマが
待っているんでしょうか。









筆者は今年のGWはカレンダー通りに
休める予定になっているので、

4日目の5/6のみ出勤ですが

いちおう6日間更新予定


皆様、6日間の長丁場ですが
よろしくお付き合いください。

明日の晩からは予想記事です。