………………と、いうわけで
当ブログのグランプリの車券の軸は
③平原康多に決定いたしました。
(出オチ)
出場者の中でダントツの12回の出場
様々な強敵と戦い続け
神山・後閑・武田といった先輩たちが
衰えたり引退したりする中で
ひとりで関東ラインを支え続けた男
ここ数年の間は善戦しながら
脇本・新田といった脚力上位の
ナショナルのメンバーたちや
村上兄弟率いる絆の固い近畿勢
そして最強タッグの座を奪い取られた
松浦清水の瀬戸内勢の後塵を拝し
自身が4年前に獲った全日本選抜以降
関東勢はGⅠタイトルから遠ざかり
甘いと言われながらも
次世代を担う関東の後輩の育成のため
いろいろと尽力を続けた結果が
「昔はクソ生意気だった」と語る
高校の後輩で練習仲間の宿口と
デビュー時から目をかけていた
吉田拓の特別制覇・グランプリ初出場
そして自らも故郷である弥彦寛仁親王牌で
久々のGⅠ制覇
自らが育成してきた後輩たちに
前を任せての3番手から
悲願のグランプリを獲る姿で
今年の競輪界を締めてほしい
そんな願いを込めての平原軸でございます。
しかしながら………
筆者の今年の特別競輪決勝の戦績を振り返ると
全日本選抜 ◎的中 優勝:郡司浩平
日本選手権 ◎的中 優勝:松浦悠士
高松宮杯 ✕不的中 優勝:宿口陽一
オールスター◎的中 優勝:古性優作
寛仁親王牌 ✕不的中 優勝:平原康多
小倉競輪祭 ✕不的中 優勝:吉田拓矢
関東ラインが獲ったときだけ
全部外してるんだよなぁ………
なんかゲンが悪いような気が。
なかなかの激戦になった
ヤンググランプリを制したのは
青森の小原佑太。
さらに飛びついてズッポした
仲良しのブッチャー高橋晋の
動きに乗って最終2センターから
捲り追い込み気味に飛んできて
直線で一気に突き抜けて完勝。
注目されていたケンヤは
いったん町田の番手を取り切るも
巨体のブッチャーに弾かれて後退
4番手を巡って伊藤颯と坂井と
イチャイチャして脚を失い
直線では伸びきれないまま終了
寺崎は最後尾から捲り上げるも
前に届かずに終了
小原の勝因は、
なんといっても………前を任せた
ブッチャー高橋晋の献身ですね。
昨年は前後逆で死に駆けしてくれた
小原に報いる走りだったのでしょう。
たいへん素晴らしい漢字の競輪でした。
たいへん素晴らしい漢字の競輪でした。
………小原のアタマで流しながら
ブッチャー高橋晋を切ってしまって
5万シューの3連単車券が獲れなかった
ただそのことを除いては、ね。
仕事納めでクソ忙しくて
スマホをチェックする余裕もなくて
結局、結果を知ったのは深夜で
崩れ落ちそうになりましたが
グランプリシリーズの準決勝で
自力の番組かと思っていたら
オガシンの番手だったことに気づいて
アタマ流しした暴君・荒井のおかげで
マンシューを頂き
ヤンググランプリの方も
実際のレースみたいに町田のケツに
ブッチャーが飛びつく展開はあるかもと
迷った挙げ句に、押さえで3連複で
100円ずつ流した小原ー高橋晋ー全が
的中していて、なんとか致命傷は避けて
ライフをキープしたままで
GPに向かうことができました。
しかしながら……輪友の灰人さんから
「3連複なんて女子供の買う車券で
100円押さえてましたなんて
恥ずかしくないの?」
って説教されることが確定。
ガールズはマキビちゃん、YGPは小原
どっちも1点目のアタマは当たってながら
ヒモ抜け地獄、辛いGPシリーズだなぁ…
グランプリ予想
東混 ②郡司ー⑤慎太郎ー⑥守澤
関東 ⑦吉田拓ー⑧宿口ー③平原
中国 ⑨清水ー①松浦
単騎 ④古性
さて……………例年恒例の寸評
今年はけっこう辛口です。
①松浦悠士(広島)
悲願だったダービー制覇までは順調で
相変わらずの競輪頭脳にしぶとい捌き
今年は不動の王者かと思いましたが
夏場以降は調子を崩し格下に惨敗を
喫する姿が目立つようになり
「悪かった原因がわかりました」
「確実に上向いてきています」
みたいなコメントが言い訳にしか
聞こえない苦闘の日々が続き
ようやく前走の地元・広島記念の
完全優勝で復調の気配
しかしながら、ファンや周りの選手に
対する姿勢やコメントは常に立派。
1番車は有利だと思いますので
清水の仕掛け次第でチャンスあり
②郡司浩平(神奈川)
主役として臨んだ地元の川崎全日本選抜を
ラインの力で制し、ダービーでも
僅差の2着に終わりましたが強さを見せ
さらなる飛躍を期待されておりましたが、
単体の脚力では脇本・新田のナショナル勢に
次ぐ力を持っていながらイマイチ勝ちきれず
尻すぼみな感じの年間成績
南関の新たな戦力として移籍した深谷との
関係も、タイトルを獲らせてもらったあとは
イマイチのような感じだし、ナショナルで
成長した松井を除いては目立つ若手も少ないので
南関の大将として揺るぎない地位を築いた
そのあとのラインの戦い方だったり若手の育成を
含めた、トータルの競輪頭脳を持って欲しい
そんな気がしております。
グランプリは過去2回出場していますが
いずれも何も仕掛けられずに惨敗
昨年も和田健の手を上げて称える場面しか
アップで画面に映っていない気がしますが
ライン3名でナショナル不在なら
7番手捲りでもチャンスは十分
果たしてどんな仕掛けでしょうか。
③平原康多(埼玉)
冒頭で述べたとおり、久々の特別制覇を決め
後輩たちの大活躍にも刺激を受けて
今まで蒔いてきた種が一気に花開いた
そんな気がする1年
タイトル獲得した宿口・吉田拓はもちろん
森田・黒沢・真杉・坂井といった
関東の自力型が軒並み力をつけて
特別競輪の常連となり
平原の前で死に駆けを厭わず戦ってくれる
かつての村上お兄ちゃんみたいな存在に
なりつつある平原
ただ年々、加齢で脚力が落ちてきて
自力で特別クラスで勝負するのは
さすがに厳しくなってきたのも事実
スピードの絶対値で勝てない
脇本と新田が不在の今年のGPは
ここで獲れなかったら…………の
背水の陣のはず
④古性優作(大阪)
「タイトルに一番近い男」と呼ばれながら
なかなか手が届かずにいましたが
最強ワッキーを差しての悲願の特別制覇
輪界最強クラスのバランス感覚を活かした
捌き・飛び付きを生かした自在戦に加え
時には自力でラインのために貢献
そして強敵相手にも怯まずに
必ず仕掛けに行く闘志と勇気は
自在に変わったあとの村上兄に重なる姿
ただ大活躍した夏場以降は
コロナの濃厚接触者になってしまい長欠
計画的な練習ができなかった様子で
復帰後も着こそまとめてきているものの
思い切りの良いはずの捌きや捲りも
物足りなさを感じる近況
今回は本線ラインの結束が固いだけに
単騎での戦いは厳しいと思いますが
先行するラインが関東とはっきりしてる
だけに、そこを追走するところから
ワンチャンスは掴める気がします。
⑤佐藤慎太郎(福島)
出場したレースでは常に安定した成績で
特別競輪でも3回の優出
ダービーの3着の賞金が大きく
早々に賞金での出場圏内に入り
過去2年に比べると楽々と決めた印象
年齢を感じさせない差し脚で
他地区の自力型の番手についても
安定した仕事ぶりで信頼を得て
コメントも相変わらずの慎太郎節で
ファンからの人気も絶大
ただ、出場者の中で唯一、今年の優勝なし
脚力だけで言えば9人中最下位で
他の8人に対するアドバンテージは
「ひとりだけ過去にGP制覇している」
という経験値のみ
郡司の番手という位置取りも
後方に置かれて捲り一発狙いと思われるので
下手すりゃブッチンがあるかも
ただ、2年前に優勝したときは
今回よりもはるかに低い世間の評価を
見事に覆して脇役から主役に躍り出た男
果たして2回めのサプライズを
起こすことができるでしょうか。
⑥守澤太志(秋田)
4〜5年前は落車・失格といった
漢字の決まり手が多すぎて
ファンの罵声を浴びる姿が目立ち
JKAから表彰されたのは
「海水浴場で人命救助をした」
という、競輪と関係ない善行のみ
しかしながら差し脚に磨きをかけ
荒かった捌きも成長を見せ
ラインのために貢献する姿も見せて
トップクラスまで登りつめた苦労人
目標が不発ならインに突っ込み
目標が不在なら自ら捌いて自力も発動
車券の上でも信頼できる選手に成長し
今年はタイトルこそ無いものの
GⅠで3回、GⅡで3回の決勝進出
抜群の安定感を見せて2回目のGP
残念なことに競輪祭で賞金を争う
立場だったケンヤを落として失格
広島記念では自ら落車して鎖骨骨折
筆者は今年のGPで車券の軸に
する予定だったんですが…………
果たしてちゃんと走れるのかが
わからないままのぶっつけ本番
どんな戦いになるのでしょうか。
⑦吉田拓矢(茨城)
今年一番の成長を見せた選手で
自力に加え落ち着きのある自在戦を
身につけて特別競輪で大活躍
宿口・平原と番手に付けた先輩二人に
タイトルを獲らせ、自らも競輪祭で
仕掛けどころをぐっと我慢しての
捲り追い込みで歓喜の初タイトル
若手に前を任せての番手戦でも
きっちりと結果を出し始め
弟二人をはじめとした後輩達にも
立派な背中を見せつける姿は
今のところ、「穴屋の競輪大賞2021」
ダントツの最有力候補。
GPでは関東ラインの先頭で
死に駆け覚悟の先行でしょうから
車券の軸にはしづらいですが
実質的に先行一車、他ラインは
叩きあい覚悟で潰しに来ることは
ありませんから…意外に展開有利かも。
⑧宿口陽一(埼玉)
高松宮杯での初タイトルは
今年の競輪界一番のサプライズ優勝
かつてはライン無視の競走を繰り返し
先輩の平原に苦言を呈されても改まらず
「お前と一緒に練習してると
恥ずかしいからもう来るな」
と最後通告までされちゃった男が
しくじり先生から悔い改めて
ラインに貢献する競走を繰り返し
ワンチャンスを活かしての戴冠
特別制覇してからは自信がついたのか
前橋で初のGⅢも優勝、1着を量産して
「一つ獲るとこうも変わるのか」
と、輪友の皆様の評価も急上昇
グランプリでは関東ラインの番手を
平原から任される形になりましたが
自らが「緊張しいなんです。」
と語るチキンハートだけが心配
優勝した高松宮杯の決勝は無観客でしたが
今回は日本一アツいファンが集う
熱狂の静岡競輪場でグランプリの舞台
緊張している姿に気付かれたら
誰かに位置を狙われる危険もありそう
平原を軸にした筆者の車券の
一番の不安が、宿口の存在
だったりするんですよねぇ…………。
⑨清水裕友(山口)
今年はウィナーズカップで優勝して
早々に賞金ランキング上位となり
そのまま3年連続のグランプリ出走
しかしながら………過去数年見せ続けた
挑戦者としての思い切りの良さが
まったく見られなくなってしまい
きっぷ良く駆けるのは松浦が番手で
死に駆けで優勝させるときだけ
成績は安定していた印象ですが
もう一皮むけることができず
2つ目のGⅠ制覇に向けてのチャンスは
多数あったと思いますがモノにできず
ようやく地元記念の優勝で上向いたかと
思われた矢先に、競輪祭で落車して
現在の調子は微妙な感じ
昨年のグランプリは松浦の仕掛けに
うまく勢いをもらっての直線勝負
優勝を獲ったかと一瞬夢を見て
平原の厳しい牽制で大魚を逃しましたが
今年は盟友松浦の前回り
獲りに行く仕掛けか獲らせるのか
いずれにしても気持ちのこもった
走りを見せてほしいですね。
…………長文のお付き合い
ありがとうございました。
展開は……………関東にすんなり
前を取らせたら厳しいので
号砲と同時に松浦がダッシュしてS取り
そしてその初手なら古性は関東の
後ろではなく中国の後ろかも
枠負けの関東は後方
91/4/256/783
そこから赤板過ぎに吉田拓の
上昇なんでしょうが、2車の清水が
奥の手のイン粘りを見せるか………
隊列が短かくなったら、単体では
メンバーで最強の脚力を持っていると思う
郡司のカマシ頃なんですが、後ろの二人に
獲らせる仕掛けなんかしたくない
清水も並走が長引いたら重バンクの
静岡では最後に踏む脚が残らない
宿口はここで番手を盗られちゃったら
生涯ずっと悔やむことになりそうなんで
猛抵抗すること必至
中国の二人の作戦が決め打ちでの
イン粘りや飛び付きでなかったら
すんなり駆ける関東勢で、
捲ってくる清水や郡司に合わせて
番手から宿口が発進
この展開なら平原のアタマ。
う〜ん………悩ましいところですが
平原に都合の良い展開を考えると
4番手取って捲りたい郡司が初手で
最後方からか、中団からスタートで
吉田拓の上昇に合わせて踏んで
先に清水を斬ろうとして、さすがに
斬らせたくない清水と踏み合ってしまい
脚を使ったところに鼻ペチャのカマシが
ズドーンと炸裂
関東がごっそり出切ってしまい、
切り抜けて追走してきた古性郡司清水の
3人のうちの誰かが捲ってきたら
宿口がグッバイ拓矢で番手捲りか
共倒れ覚悟で捲ってきたやつをブッ飛ばす
「お達者でブロック」が炸裂
番手捲りなら平原が差し切ってアタマ
宿口も3着までには残れるはず
お達者でブロックでも平原がアタマ
その時は死に駆け想定されて人気薄の
吉田拓が意外に残るかも
ヒモで厚めに買いたいのは
広島記念で凄い差し脚だった松浦
ためらいなくインを突ける慎太郎守澤
清水郡司の2人は、捲りをブロックされるか
イン斬り合戦で脚を使って伸びず
古性は関東ラインを追走していても
「被る前に仕掛けろ!」って村上兄の
声が頭の中で聞こえてしまい、
早めに単騎捲りを打って合わされてしまう
3連単 3ー78=全(156厚め)
押さえは清水が粘って泥試合になったとき
混戦になってもどこかにへばりついて
なかなか飛ばない松浦が直線抜けてくる
その時は混戦強い古性にもチャンスあり
3連単 1ー345ー3456
1=4ー356
オッズを見たらけっこう割れてるんで
ガミることはないでしょう。
あとは………GPシリーズ決勝で
絶好調の九州の暴君・荒井のアタマから
流して買おうかと思ったんですが、
前を任せるのが筆者が宗教上の理由で
購入を禁忌とされている山田英なので
どうしようか迷っております。
さて、グランプリシリーズも最終日
今年一年の総決算となるレースが
いよいよ迫ってまいりました。
毎年のことですが、締切直前には
サーバーが落ちてネットで車券が
買えなくなる、悲しい出来事が
起こってしまいますので…………
購入はお早めに。
皆様の応援する選手は