筆者の住む九州は連日の大雨で
熊本・久留米を中心に災害が
起こっておりますが………
幸いなことに筆者の住む町には
たいした影響はありませんでしたので
所属する黒い組織の業務は絶賛稼働中
週末も全国的に雨模様の予報なので
皆様お気を付けください。
さて……7車立て初開催の小松島記念は
島川-太田の地元二段駆けから
清水松浦の最強タッグを破って
ハラケンが地元記念優勝を飾りましたが
ダイジェストをチョロッと見た程度で
たいした感想はありません。
日頃、輪友の灰人さんがよく語ることですが
「カネを賭けない競輪は
真剣に見ることができない」
まさにこの通りでして。
7車になってからはS級を多少
あとはデビューした新人の出る
チャレンジ戦を見る程度ですが
ヒマつぶし程度にしか見てません。
しかしながら9車立てが復活した
いわき平サマーナイトは
時間的な制約はありますが
とりあえず打てそうなんで
3日間ブログも更新予定です。
前置きが長くてスイマセンが
サマーナイトの選考の特徴は
「前年度のヤンググランプリの
優勝者が特選にシードされる」
ってことで、今年は昨年の覇者
ボーっとしている男・松本貴治が
メロンの6番車で特選に登場。
ちなみにこの制度が始まってからの
ヤンググランプリ覇者の出場成績は
近藤龍徳 ②3①
野口大誠 ⑥99
渡辺雄太 ⑧91
鈴木竜士 ⑧74
太田竜馬 ⑤81
制度発足の初年度の近藤龍徳が特選2着
決勝では浅井の後位から追込み優勝と
偉業を成し遂げておりますが
初日と決勝は浅井、準決は金子師匠と
先輩をマークして自力は一度もなし
そして……残念ながらこの時が
競輪人生のピークだったのかも
しれませんね。
それ以降のYGP覇者たちの特選は
清水を引っ張って勝たせた太田
郡司を付けて果敢に先行した雄太
平原-木暮を付けて先行態勢に入るも
深谷に瞬殺で叩かれた鈴木竜……と
駆けてヤル気は見せるものの着には絡めず
そして若手の自力にもかかわらず
特選メンバーに地元地区が不在で
誰にも付けてもらえずに「第二誘導員」
と呼ばれた野口大誠を含め、
やはり自力でのトップクラスのカベは
ずいぶんと厚いようで苦戦しています。
松浦-清水の最強タッグが付いて
駆けるしか選択肢がなさそうな
松本クンですが、最強ワッキーや新田を
含めたトップクラスを相手に先行して
爪痕を残す競走ができるでしょうか。
いわき平は直線が62.7mと
けっこう長い400バンク
冬は風が強くて駆けたら残れない
追込み型が超有利なんですが
夏はわりと自力も残る印象
内よりも外が伸びる形態で
3~5番手くらいにいる選手が
直線のイエローラインのやや外側を
4角から一気に踏み込むのが
穴の出やすいビクトリーロード
そして選手の調子は斡旋がバラバラで
イマイチよくわかってませんが
やはり注目はビッグ初登場になる
スーパールーキー寺崎浩平クン
記念にもまだ出ていないので
SSを含むトップクラスとは初対戦
勝ち上がれば番組によってはワッキーと
ラインを組むこともありそう
1R1番車に抜擢でお兄ちゃんに
前を任された初日の戦いが非常に楽しみ
その他のS2での出場は
ブッチャー高橋晋に爽やか坂井洋
そして金網の外にいそうな男
41歳にして全盛期の庄子信弘ですか……
高橋や坂井のお父さんといっても
違和感のない風貌ですね。
選手代表の敢闘宣言は地元のGP覇者
慎太郎なんでしょうか。それとも
「慎太郎さんは沖縄の人だから」
で、新田が演説するのでしょうか。
3日間の短期間の開催ですが
優勝賞金は1,100万円と高額
既にグランプリを決めている
脇本・清水・賞金で確定の松浦
この3人以外の選手が優勝すれば
一気に賞金ランクがアップして
グランプリ圏内に入ってくることも
1Rから寺崎クン登場
近畿 ①寺崎-⑦村上兄
東北 ③菅田-⑤和田圭-⑧伏見
九州 ⑨山田英-④松川-②園田
単騎 ⑥伊藤信
番組屋も寺崎を逃げイチにして
菅田と山田英で中団争いしてねっていう
バックアップ体制を整えたオープニング
センスない山田英はたぶんバック7番手
菅田は中団取ったらお仕事終了
あとは3角からエイッと踏むだけ
普通に前取った寺崎クンが
いったん引いてからカマシで駆けて
お兄ちゃんはダッシュにはなんとか
歯を喰いしばりながら付け切って……
そんな展開でしょうか。
「メガネ? もう俺も46歳だし
老眼が始まったので。
ちょっと、恥ずかしいけど(笑)。」
う~ん……大丈夫かよお兄ちゃん……
寺崎クン=村上兄で買うべきなんでしょうが
空気を読めない山田英がこんなときに
突っ込んできたりとか
和田圭がインをしゃくってきそうで
絞れませんねぇ。
3番手を拒否しちゃう伊藤信より
南とか稲川あたりをいれておけば
後ろを固めてしゃくられる心配もなく
丸く収まったのに……。
2R
千葉 ③岩本-⑨和田健-⑥海老根
岡山 ④取鳥-②岩津
近畿 ①三谷-⑦稲川
関東 ⑧小林泰-⑤杉森
主導権は後ろが仲良しの和田健なので
ライン3車なら岩本でしょうか。
三谷はS取ってちょっと踏んで中団を
取りに行くいつものムーブ
そして取鳥は後ろが岩津なんで
カマシ気味の先行か早めの捲り
取手記念で吉田拓-平原をつけても
逃げなかった小林泰は一度斬って
なるべく後方にならないようにして
3角から自力で踏む自分だけ捲りを考えてそう
岩本が逃げでも捲りでも出切って
信頼感のある和田健が軸ですが
海老根はいつのまにか行方不明
直線長めのいわきバンクなんで
後方から捲り上げて突っ込む
関東両者を相手中心に
3連単 9=2358-23578
点数多いのはご勘弁
3R
徳島 ⑧太田竜-⑤ハラケン-③阿竹
東北 ⑦小松崎-①大槻-④阿部力
近畿 ⑥稲毛-⑨マツケン-②南
小松島記念では最強タッグ清水・松浦を
見事に倒した徳島の連携ですが
現状の力では先頭が島川→太田に
変わった瞬間に信頼度が大幅に割引
稲毛がカマして小松崎が中団にいて
太田がインモグラーになる未来が
見えそうな気がするので
絶好調が続く大槻を軸に少々購入予定
近畿の後輩の番手を回る時には容赦ない
マツケンもけっこう魅力ですが……。
4R
東北 ④高橋晋-②山崎芳-⑦佐々木雄
茨城 ③吉田拓-⑥山岸-⑨芦澤
西混 ⑧佐々木豪-①哲男-⑤坂本健
ウィナーズカップまでは常に主導権を取る走りで
好感を持てる新人だと思っていたのに
高松宮杯で評価が落ちたブッチャー高橋晋
ここは主導権を取れそうですが………
後ろは「番手捲りしない教」の山ちゃん
その後ろはシビアに4角早めに踏む佐々木雄
地元番組だとは思うんですが
東北ラインの結束にイマイチ信頼感が
ないので鼻ペチャのカマシや捲りに
粉砕されそうな予感もして……ケン
5R
中部 ①深谷-⑦吉田敏-⑧志智
東北 ③新山-⑤永澤-⑨守澤
西混 ⑥宮本-②小川真-④室井
たぶん人気になってしまうのは
高松宮杯で駆けなかった深谷-吉田敏の
まったく信頼感のない中部ライン
トップクラス相手になるとコメントも
競走も弱気になるチキンハート宮本も
信頼感はまったくナシ
近況絶好調のじょっぱりファイター
永澤が狙い目なんですが……前走で落車
ケガの状況がイマイチ判らない上に
新山-守澤の3番手回りですか。
悩むが消去法で東北ラインのボックス購入
あるいは守澤=永澤-流しあたりを
カネドブ覚悟で買いましょうか。
6R
南関 ③鈴木裕-⑦松谷-⑧大塚玲
三重 ②浅井-⑨柴崎
関東 ④坂井-①吉澤
単騎 ⑤稲垣、⑥竹内翼
浅井が柴崎の前回りなんですねぇ……
以前にもあった連携でしょうけど
キープレフト先輩のコメントは
「何度もこの並びはあるし、
いたって普通ですよ(笑)。」
う~ん……うさん臭い気もするなぁ。
いずれ先行は前を取ってから
イン斬り合戦の上で坂井クン
その3番手は最初から稲垣が主張
キックは中団キープからの捲り狙いで
浅井は最後方からの捲り
番手にいる吉澤が有利そうに
見えるんですが、残念ながら
コミュニケーションが取れない男で
番手発進のタイミングもヘタクソなので
浅井かキックの捲りに飲み込まれて
終了しそう
なんとなく浅井より前にいそうなキックが軸
3連単 3=127-125789
7R
西混 ①河端-⑨中川-⑥亮馬
関東 ⑦森田-②鈴木竜-④小林大
南関 ③渡辺雄-⑤岡村-⑧福田知
小松島記念ではキレキレの動き
7車立てなら天下が獲れそうな
スピードを発揮していた河端
格上に見えてしまう謎の貫禄
しかしここは気が強い森田と
競輪頭脳がある雄太相手の9車立て
しかも番手は仕事はしなくて
途中で連携を切ってから自分だけの
捲り追込みを打つことも多々ある
信頼なき八番亭師匠・中川
おそらく初手は河端が前を取るんで
森田はいったん斬ってミドルペースにして
河端がカマシに来るところで波をつくれば
若干踏み遅れるはずの中川に体当たりして
悪魔の一手・番手ズッポの出来上がり
河端は捲りでない限りタレるので
直線長いいわきならズブズブズブ
3連単 7=123-12345
8R
近畿 ⑨野原-⑤山本伸-①村上弟
南関 ⑧松井-⑦松坂-②内藤
東北 ⑥櫻井-③友和-④庄子
高松宮杯では死に駆けで男をあげた
クレイジーサクライですが
さすがに友和や庄子程度のために
明日なき暴走をすることはなさそう
昔のビートきよし師匠に見えてしまう
アロハスタイルの松井クンは……
気が強い野原相手に先行争いよりも
捲りを選びそうな気がするんですが
ちょっとここは展開読めません。
ヤマシンは好調だったんですが
前走で落車してますんでちょっと微妙
叩き合いになっても櫻井のスピードでは
ひと捲り……とはいきませんので
南関と近畿のどっちかでしょうが
ちょっとまだ決めきれませんので保留。
特選9レース
瀬戸 ⑥松本-②松浦-④清水
東北 ⑤新田-①慎太郎
関東 ⑦平原-⑧諸橋
単騎 ③脇本、⑨郡司
最強ワッキーと郡司が単騎という
予想しづらいメンバー構成
しかも清水が3番手回りなんですね。
しかし先行するのは松本
最終ホームでは中団に平原
後方に新田、まではテンプレ通り
あとは松本クンにバック線をゴールと
思って駆ける気持ちがあるかどうか
松浦
「自分で動く準備もできているし
(清水)裕友に3番手を回って
もらう以上、(松本)貴治には
前を回る覚悟を聞いた。」
そして平原のコメント
「取手記念の決勝?
若手を怒ったり、
叱ったりするのは簡単。
だけど、それでは自分が
弱い事を認めてしまう。
これがマーク屋なら別だけど、
僕は3番手を回っても
自力選手なので。
そこはプライドと言うか、
違うところ。」
……あ、でもやっぱり取手記念の決勝の
逃げない小林泰に怒ってたんですね。
これこそ漢字の「競輪」ですなぁ。(詠嘆)
しかし「ボーっとしている男」
の印象が強い松本クンが
このメンバーでしっかりと仕掛けて
3車で出切って主導権を取れるか……
どうせスーパーサイヤ人・ワッキーが
どこかで飛んでくるんでしょうね。
ただ単騎なんで仕掛けどころと
スピード次第では、松浦が高松宮杯で
秘策にしていた高速飛び付きが出そう
差しても安いんでしょうけど
3連単 2-34-34789
脇本がアタマなら付いてきそうなのは
単騎の郡司か平原
3連単 3-279-2789
新田もカクカク捲りで飛んで来そうですが
高松宮杯の仕上がりはイマイチだったんで
ちょっと割引きでしょうかね。
スーパールーキー寺崎クンとの
連携は見てみたいですが
最強ワッキーが消えるパターンは
勝ち上がりもしくは決勝で
「寺崎や野原に前を任せて
番手回りになって別線に
競られてアツくなったとき」
のような気がしますんで………
下旬の福井記念では連携が
確実にあるんでしょうけど、
今回はどうなるでしょうかね。
皆様、今回もよろしくお願いします