「死に駆け損」の蔓延・静岡記念3日目 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

寛仁親王牌までお休みです。

 

しばらくサボってスミマセン。
(もはや恒例のあいさつ)
全日本選抜のあたりから謎の体調不良で
全身に倦怠感があり咳が止まらず
ずっとボロボロの状態で競輪も
打っておりませんでしたが………
 

なんとか徐々に回復して参りました。
 
しかしながら筆者の住む地域では
例の新型コロナウィルスによる
患者が発生してしまったそうで……

このブログをご覧の皆様は
ちゃんと手洗い・うがい・消毒や
マスクを着用しての感染防止なんて
あまりやってるようには思えませんが
高齢者率が8割を超える
競輪場やサテライトで感染したら
あっという間に蔓延しそうなんで
お気を付けください。
 
 
 

さて静岡記念ですが……
和歌山記念の準決で先行する森田の
番手の取り合いをした
地元の重鎮・晴智と新田康
 
かつての盟友タッグの微妙な関係が
地元記念ではどうなるのかと
思っていましたが、両方斡旋されず。
 
 
 
出渋り小僧

「もうボクが静岡の
 看板選手だからね。」

 
 
 
今年に入ってからの恒例通り
二次予選までは買ってませんが
売上や入場者数を見るとさすがは静岡
悪天候もコロナウィルスも吹き飛ばす
バクチ好きの巣窟ですね。(不謹慎な誉め言葉)
 

しかし落車・失格で欠場者が続出
2日目は負け戦全部が8車立て
3日目はついに1~3Rが7車立て
関東・中部どちらからでも
補充を集めやすそうな静岡なのに
宿舎がボロだったりメシがまずかったり
斡旋課に力が無かったり
するんでしょうか…………?
 
 
補充の鉄人・愛知の疋田敏さん

「全国どこの場の補充でも断りません。
 よろこんで駆けつけます。」
 

斡旋課の人
「気持ちはありがたいけど
 あんた今はA級でしょ。」
 
 
 
 
 
 
初日振り返り
ツイッター投稿でファンの間に
話題を提供した簗田は
前の望月一成が不発でなんとかしようと
暴れかけたがバランスを崩して
山中に引っかけられて落車
 

その後も欠場せずに走る姿勢は
気合を感じるけど…そんなにムリしたら
悪化するだけなのでは………?
 
 

本命だった簗田が飛んだこのレースが
8万円弱の大穴だった以外は
直線長いんで荒れやすい静岡にしては
わりとまともなレースが多かった感じ

S級では久々に見た気がする石橋慎太郎が
単騎のインモグラーに変身していたり

親子同時S級の小川丈太が以前よりも
ずいぶん強くなってた気がするあたりが
印象に残りました。
 
 
 
特選振り返り

最近になって出渋りから脱却しつつあるので
そろそろ新しいアダ名を考えなければならない
出渋り雄太が積極先行で、後方から小松崎が
一気にカマして出切る勢いのスピードで迫るも
郡司が特選とは思えないほどの厳しい牽制で
イエローラインを越えてブロック
 
その後ろから浅井-鈴木竜が漁夫の利捲りで
前団を捲り切って単騎同士のワンツー
昨年のこの時期からボロボロだった浅井は
長期の低迷からの復活の兆しを見せつつ

「SSには負けたくない」
とニヤニヤしながらコメント
 
 
一方で全日本選抜で9998
(最終日は欠車があったので8車立て)
全部ビリでゴールインした中川は
初手で後方8番手から前を斬った後に
またズルズルと後方まで下がり
勝負所では元の8番手に戻ってしまう奥義
「ナカガワスペシャル」を披露
 

 
2Rで小森に子供扱いされた北津留
久留米F1の準決でできもしない捌きで
バランス崩して落車のアフロ山崎を含め
九州の未来は真っ暗ですね。
 
 
 
 

2日目振り返り
簗田は負け戦で後輩・格清の先行を
番手捲りして1着でしたが
ツイッターで語っていた

「番手を回ったら別線は全部止める」
みたいな気魄はあんまりない感じで
サッサとタテに踏むだけで終了なのは
ちょっとガッカリ
 

そしてキチガイ界のニューフェイス・小林令は
補充で来て北津留をヘタなブロックで落とし
16万円の大穴配当を置き土産にして
1日で失格して帰るクレイジーぶりを披露

一時期の守澤みたいに、落車・失格の
漢字の決まり手ばかりつきそうな悪寒
 
 
二次予選Bはわりと順当に推移するも
7Rでは森山のカマシにブッチンした西川さんが
立て直して別線に付けて森山を抜いて3着と
相変わらずのツラの皮の厚さを見せ
8Rの増原は同県の後輩・今岡の先行を
車間を開けすぎて風を受けて失速して
宿口と後位の八尋に喰われハコ4という
残念すぎる番手の援護を見せて
迎えた二次予選A
 
 

9R
同県のSSを背に果敢に先行した上田尭ながら
後位の中川は4番手から捲った小森に踏み負け
後続にごっそり行かれてしまう番手捲り失敗
「死に駆け損」はここ最近の武田の得意技ですが
中川が継承したような………いや考えてみれば
SSになる前からチョイチョイやってるか……
 

何もできずに後輩を犬死にさせた中川を尻目に
SSに負けたくない発言の男・浅井の
連日の展開恵まれ捲りが炸裂して1着
 

10R
練習仲間の雄太を背負った菊池俊は
まったく緩めないハイペースの死に駆けでしたが
雨と風でタレたのかふかし過ぎたのか
バックでは手応えが怪しくなり
雄太は出渋りなく番手捲りするも
伊藤信の捲りに飲み込まれてしまい惜敗の2着

でもまあ菊池俊はやることやって
後ろ二人を準決に送ったのでヨシとしましょう
 
 
11R
竹内翼が先行して……松坂を番手につけた
近藤夏は引かずに4番手で鈴木竜と併走
鈴木竜は近藤夏を締めこんで上がったところで
竹内ライン3番手の小岩が内をポッカリと
開けているのを見て番手強盗にチェンジ
絶妙なインしゃくり→番手差しで
慎太郎とワンツー

阿竹は強盗被害に遭いましたが
立て直して直線追込み3着
でもまあアレは後ろに強盗がいるのに
内を空けてお迎えした小岩が悪いでしょ
 

 
そして近藤夏は……捌けもしないのに
4番手で引かずに粘ってホームで後退
バックで捲って一車も出ないで終了って
兄貴よりも頭が悪いかもしれませんね。

まあ、前の2レースを見ていて死に駆けを
するのが嫌になったのかもですが………。
 

12R
郡司は斬った根本-佐々木省の内を突いて
先行する小川丈の5番手を取って
バックで痛烈捲りを打って一気に出切り
番手の岡村を僅かに押さえてワンツー

大雨の中で古性がいるというのが
多少の荒れ要素だったんですが……

郡司はちゃんと位置取りできれば
タテの脚は浅井や平原より上の印象で
あとはセンスない位置取りと捌きが
ちょっとマシになればタイトルが手に届く
そんな気がする強い競走
 
 
 

準決予想
 
10R
東北 ⑧根本-⑤小松崎-①慎太郎
中近 ⑨高橋和-②浅井-④藤田勝
瀬戸 ⑥今岡-③香川先生
単騎 ⑦宿口
 

東北がこの並びっていうことは
 
 
根本は死に駆け濃厚なんでしょうけど
近況は覚悟を決めた先行をしたことなんて
あまりない気が………
そして朴訥ゴリラの高橋和も
浅井を付けて7番手不発だけは避けたいし
四国で一番口うるさい香川先生が付いた
今岡はそもそも先行が持ち味

記念で準決まで来たのが初めての
今岡が2車でも思い切って先行
根本と高橋は叩き合いは避けたいけど
後方になるのもマズいんで組立が難しそう

後ろの二人が重いんで根本が叩きに行って
高橋和の捲りの勢いをもらう浅井が
小松崎や慎太郎の牽制を乗り越え
3連勝でニヤニヤするところから

3連単 2-1457-14579
 
あとはなんとなく慎太郎の3着車券
 
3連単 257-23457-1
 
 

11R
南関 ①渡辺雄-⑤岡村-⑧五十嵐
西混 ⑨竹内翼-②園田
近畿 ⑦伊藤信-④鷲田
中部 ⑥神田-③志智
 

二次予選では番手捲りの上を捲った
伊藤信は好調でここも捲り一発狙い

竹内翼は二次予選で6着ながら
生き残る僥倖………で
ほぼカケイチですが番手には赤の他人
道中は特に仕事をせずにひたすら脚を溜め
4コーナーからはコースを探すジャック園田

雄太はこのメンバーなら前を取って
赤板で踏みかけてペースを上げて
2車だけ出して3番手捲りが理想

いずれ逃げているのが竹内か神田なら
番手の園田も志智も厳しいブロックより
タテに踏むのを選択しそうなんで
中団取れば雄太が捲り切ってしまいそう

二次予選では郡司のバック捲りを
微差まで追い込んだ岡村が差す方から
スジ違いなら捲る伊藤信に長い直線で
追い込んでくる園田
 

3連単 5-127-12347
      27-5-12347
 
普通に雄太の押し切りは安いんでパス
多少の忖度があっても差せよ……岡村。
 
 

12R
徳島+①阿竹-⑦高原-⑧小岩
神奈 ②郡司-⑤松坂
近畿 ④小森-⑨古性
茨城 ⑥吉田昌-③鈴木竜
 

郡司=松坂が一番人気でしょうが 
古性と鈴木竜、危険な二人との組み合わせ

番組屋から
「決勝に来るのが郡司ひとりなら
 雄太-岡村の前で漢気先行して
 地元に花を持たしてくれるけど
 松坂がいると並びがめんどくさいから
 二人が一緒には優出できないように
 危ないのを入れておこうか。」
 

みたいな微妙な地元忖度が
あるのでしょうか…………?
 
 

いずれ先行は小森か吉田昌のどちらかですが
近畿の掟に従えば死に駆けを辞さずの小森
吉田昌も兄の同期で親友の鈴木竜に任されたら
駆けてもおかしくないところ
そして阿竹は3車ラインなら2車だけ行かせて
3番手確保に専念しそう……ってことで
郡司は後方からのロング捲りで勝負

う~ん……
近況はイマイチな感じですが
このバンクとは相性良いはずの古性が
小森の死に駆けを番手捲りするところから
郡司が飛んで来たら後位飛び付きもアリで
相手は捲る郡司に古性の後位が取れそうな
徳島勢、鈴木竜も立ち回り次第で

3連単 9=1237-1237
 
 
 
準決勝の10Rと12Rは
みんな大好きな二段駆けが濃厚ですが
果たして死に駆け成功となるのか
失敗で犬死にしてしまうのか
 
 

ライン先頭の覚悟が問われますね。
 
 
 
皆様のご健闘をお祈りします。