友情パワーの勝利・岸和田高松宮杯決勝 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

小倉競輪祭は、現地観戦予定です。


岸和田宮杯を制したのは
八番亭師匠こと中川誠一郎。
打鐘で後方からカマシ先行した
脇本を番手から直線追い込んで
今年二つ目のタイトルを獲得。

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しかしなぁ……優勝の一番の要因が
「脇本と大の仲良しだったから」
っていうのは………ねぇ。

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長年競輪打っていますが
地区でのラインが存在する競輪では
同期だったり親友だったとしても
地区が違えば競走では敵同士で
ガチバトルが当たり前


なのに、年齢が10歳違って
地区も離れた福井と熊本の
脇本と中川がラインを組んで
そして最強の脇本が中川を優勝させるために
特別の決勝で自分の着は度外視で先行………
いやぁ……たぶん初めて見ました。

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この二人はそれだけの絆を、
ナショナルチームで過ごした数年間で
築いてきたのでしょうね。


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現在のところ、グランプリの9つのイスは
脇本と中川、賞金でほぼ清水で
3席までが確定していますが
近畿の選手が乗れなかったら、またこの
仲良しラインが年末に実現するんでしょうか。


ともあれおめでとう!中川!
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きっとコンドルの社長も喜んでるぞ!




勝負のポイントはただひとつ、「初手の位置」
1番車なので前を取ると思っていた脇本が
後方に控えて清水が前を取った瞬間
一緒に見ていた輪友の皆さまが叫んだのは
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「これは……ナメカマシの体勢ッ!」


特別レベルでは脇本にしかできない
究極先行奥義「ナメカマシ」は
初手で後方を取って赤板前に前団と車間を空け
そのままダッシュして一気に先頭まで出切り
ライン全体で後続をちぎる荒技

「よほど相手をナメてないと出せない」ので
輪友・灰人さんが数年前に命名した
脇本のナメカマシ作戦

これでラッキーだったのは中川追走の小原
逆にアンラッキーだったのは前を取った清水

前を取った清水は新ルールで誘導を斬るのが
難しくなっているので脚を回せずに
行き脚が付かずに第二先行
逆に脇本が前を取ってからのカマシや捲りだと
クチが開いていたと思われる小原は
この形なら唯一脇本ラインに付いていけるので
当然初手から中川の後ろにいるので……
ついて行くだけで上位になれる

新田は脚だけは仕上がっていて
車間が離れた8番手から猛然と捲り
出足で一成をちぎって飛んできて
あわやのシーンを作りましたが……
しかし8番手からじゃあそこまでですね。


脇本は………ねぇ。
昨年は三谷にタイトル二つにGPまで
くれてやって、今年は中川ですか。

今節は一度も先行してないのと
自分の調子が悪いことをほのめかす
コメントが出ていたので、逃げるんだろうな
とは思っていましたし、
前回の福井記念で、ラインを組んだ中川が
差さずに地元優勝を獲らしてやったのを
見てますので、中川に獲らせてもいい走りを
するのかもとは思いましたが……

しかしあそこまでやるとは。

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それで……いいんでしょうね、脇本は。


車券の結果は……狙った清水と小倉が
クチが開いた第二先行になった打鐘過ぎに
もう諦めました。

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いやぁ……そろそろ清水が善戦マンから
ひと皮むけると思ったんですが……。



負け戦でもボロボロで、決勝の前の11Rでは
南のアタマで流してよっしゃマンシューと
思いきや……買った車券に印刷されていた
レース番号は「12」

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10年ぶりくらいにレース番号を
書き間違えた車券を買ってしまい
それが的中してしまうボンクラぶり
しかも払い戻しの機械に車券を突っ込んで
「このレースは確定してません」
の機械音声を聞いて初めて気が付く絶望


一緒に払い戻しの列に並んでたカイジくんから

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ありがたいお説教を頂きました。



もちろん決勝も当たらずに
久々の開催中的中ナシの絶望。

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皆様おつかれさまでした。

筆者はしばらくおとなしくして
車券の買い方から勉強しなおします。

次回の更新はまだ未定です。
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