実は少ない純地元・松戸記念3日目 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

小倉競輪祭は、現地観戦予定です。

昨年の記念でも特集しましたが
今回参加している千葉勢のうち
ホームバンク登録が松戸の選手は


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斎藤宗徳(100期)



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山本紳貴(107期)

の二人だけであとは全員、千葉ホーム。
昨年までいちおう松戸のトップで
そこそこの知名度もあった
斉藤努がAに落ちてしまったので
バック数こそ多いもののあまり目立たない
二人が松戸代表として参加

かつてはフラワーラインの中心として
解説席の山口健治さん・吉井秀仁さんなど
威勢の良かった松戸グループだったのに
競輪歴の長い筆者でさえ、顔と名前が一致する
選手が少ない現状でございますが……

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奥様の山本奈知(106期)も選手で
夫婦レーサーである山本紳貴は
見事二次予選を突破し準決進出。

近藤隆-海老根の先輩二人を従えて
おそらく先行することになる山本紳貴
果たして先導役の務めを果たして
全国のファンにアピールできるでしょうか。



わりと堅い決着が多かった二次予選振り返り
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「では、今日の授業は『先行する覚悟』
 ついて学びたいと思います。
 松戸は333バンクなので先行有利なんですが
 当然別線との叩き合いもありますし
 後ろの番手のガードがないと
 後続にズタズタにされて『逃げ損』に
 なってしまう場合もありますので
 やはり覚悟を持って先行することが
 必要になってきます。」

6Rの原口君は、覚悟度90点ですね。
同郷の先輩の小川勇のために赤板から
風を切って、ややオーバーペースでしたが
直線まで持たせるいい先行でした。

7Rの石塚君は、覚悟度100点ですね。
別線に先行タイプがいないので後ろ攻めから
マイペース先行に持ち込むための組み立て
番手がこういうところだと無理に抜きに行かない
北野というのもあって一番堅い作戦を
選んだんでしょうね。

そして8Rの松岡君は覚悟度120点ですね。
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前に立った蒔田が流し気味にしていたので
格下で後輩の村田が番手でしたが
腹を括って2車でも一気にカマして先行
さすがに若い頃から村上兄をはじめとする
近畿勢を番手につけて何度も死に駆けして
きただけのことはあります。


「先生、9Rの新山君は?」
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新山君は前に立って流し気味に駆けて
他の選手に叩かせて中団が取りたかったんですが
打鐘まで誰も来ないので行くしかなかったですね。
これは「順番が来た」ってだけなので
60点くらいの平均点でしょうか。

10Rは今泉君、竹内君とも80点くらいで
なかなかのやる気でした。11Rの吉田拓君は
まあ先行一車ですが頑張って行きましたね。
後続の伊勢崎にも気を使って緩急をつけたので
評価としては覚悟度100点です。

ただ、伊勢崎君のコメントで
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「吉田はパーキンスとかボディシャー
 みたいな凄い先行だった。」
っていうのはわざとらしすぎてダメですね。
もっとさりげなく褒めないと。


そして優秀競走なんですが、
根田君が後ろ攻めから果敢な先行で100点です。
太田君はまったく先行する気がなくて
展開縺れるのを待っていましたが、
番手競りなどあるわけないので0点ですね。
ナメていたとしか思えません。

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では今日の授業はここまでです。
来週は「三番手の仕事」について講義しますので
皆さん教科書の114ページを予習してください。

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車券の結果は……
8Rでマツケンの覚悟の先行を読み切って
村田のアタマからバチバチ打ったのに
2着の濱田を買ってなくて
ヒモを間違えて終了。

そして優秀競走の前に選手紹介を見たら
ヘラヘラしてる太田に何の気合も
感じなかったので、叩き合いはナシとみて
近藤-ヒロシー流しで海老根抜きを
厚めに購入して安かったけど的中。

しかし太田よ………
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「ああなると思わんかった。
 もつれるかと思ったらすんなりだった。
 展開に賭けてたところがあった。」

ってオマエ、まだ記念さえも獲ったことがない
チャレンジャーのくせして、何を大物みたいな
コメントしてんの?一番格下のおまえが
戦わないで、展開が動くわけないでしょ?

若い頃は村上でも武田でも平原でも浅井でも
ナメられたと思った時には相手を潰す覚悟で
叩き合い上等で先行してたぞ。

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(師匠目線の説教)

……まあ、お陰で獲ったんだけどね。



準決予想

10R
千葉 ⑥山本紳-⑤近藤竜-①海老根
瀬戸 ⑦太田竜-③桑原
中近 ②柴崎-⑧村田
関東 ⑨杉森-④朝倉

山本はこのメンバーなら死に駆け上等で
先行するしかないですね。柴崎も杉森も
中団取って捲り狙いなので
展開上のポイントは一つだけで
「太田が叩きに行くかどうか」

山本紳はロード出身で地脚型ですが
あんまりダッシュが良くないんで
スピードに乗るまで時間かかるのが欠点
でも2日目の太田を見ると無理して
叩き合いには行かない気がするので……
近藤が番手捲りで3連勝

相手には海老根と、自力型よりインを突いたり
捌きで3着拾いに行く人たち

3連単 5-1-24789
    5-1489-14789

11R
南関 ②根田-⑦中村浩-⑧福田
九州 ①中川-⑨小川勇
瀬戸 ④黒田-⑤濱田
近畿 ⑥窓場-③マツケン

ここはマツケンに任された窓場も
逃げてもおかしくない立場ですが
基本、ヘタレの捲り狙いだからなぁ………。
黒田は先行ラインの後ろに付けて
いつもの着拾い狙い
そして中川は何も考えずに8番手
そこからバックで踏むだけの鬼脚捲り

う~ん……根田がここ一番で出す伝家の宝刀
「後方サイクリングヤッホー」
が炸裂しそうな気がしてなりませんが
いちおう叩き合いの想定をしましょう。

叩き合いでも根田が出切ってしまいますが
中川の鬼脚捲りが飛んできて小川は行方不明
前々にいる中村浩、福田に自力チェンジの
マツケンがヒモで

3連単 1=378-234578


12R
中近 ④石塚-③北野-⑥朝日
南関 ⑤小原-②伊勢崎
茨城 ①吉田拓-⑨武田
東北 ⑧佐藤一-⑦成田

石塚は先行一本で小原はその後ろ狙い
東北の二人は枠番が悪いので
初手は後方からで切って捲り狙い
そんな感じでしょうか。

2日目の競走を見ると吉田拓が楽勝に
見えますが、武田-吉田のオッズは
クソ安いですね。
いずれ、他ラインは石塚を逃がすので
吉田拓は一度は後方に置かれる展開に
なりそうですね。
う~ん………。

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悪魔の一手で石塚が先行、吉田の捲りで
武田が小原や北野に絡まれてブッチンを
買ってみましょうか。

3連単 1-345-234567


放送席では相変わらず吉井さんの
眠そうな声での解説が続きますが
準決に6名残った千葉勢は
果たして何人優出するでしょうか。



皆様のご健闘をお祈りします。
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