さよなら誠さん・松戸サマーナイト2日目 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

小倉競輪祭は、現地観戦予定です。

長年、千葉のトップレーサーとして戦ってきた
鈴木誠さんが引退を表明、13日に師匠の
吉井秀仁さんと引退会見を行いました。

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2日目の7R終了後に場内での引退セレモニーが
行われるようですね。


筆者が競輪を始めた頃にはもうトップレーサーで
特別競輪でも活躍していましたが、
やはり一番思い出深いのは、2005年に
松戸のバンクで行われたダービーの決勝戦。
吉岡、武田、村上兄、小嶋社長など
そうそうたるメンバーの中で
誠さんは伏見の番手を回って……

果敢に先行した伏見の番手で
何の仕事もせず、4コーナーで
前を走る伏見のインを突いて抜き
そのままゴールして優勝。
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表彰式では地元にもかかわらず
「このクサレ外道」
「コ〇キ野郎」
などと香ばしい罵声が飛びましたが
誠さんは全く悪びれず涼しい顔で
手を振ってこたえ


ラインを組んだ伏見からは
「貸しですからね」
まったく称えられることなく遺恨を残し終了
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東北のプリンスと呼ばれた伏見が
陰湿な番手捲り野郎に変身する
ターニングポイントだったと
言われております。


ここ数年は力が衰えながらも
ここぞのイン突きや中割り強襲で
穴車券を演出しておりましたが
股関節の負傷で動けなくなったそうで……
「皇潤」も効かなくなったんでしょうかね。

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今後の予定は白紙とのことで…………
あまりしゃべりは上手くない印象ですが
解説などに転身されるのでしょうか。
いずれにせよ誠さん、お疲れさまでした。



サマーナイト初日振り返り
1Rで人気していた児玉碧衣と梅川風子が
半周くらいガチのもがき合いを繰り広げて
5マンシューのスタートで開幕

人気してるから落ち着いて組み立てるとか
そんな思考はないことがわかってましたが
やはり自由過ぎるアホガール・児玉

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その後はスリムになった小林優香が
イン突きからの差し切りという
松戸らしい決まり手で快勝
相変わらず顔のデカい山原さくらは
番手に入った石井貴子に差させない
見事な先行……強くなりましたね。


そして4Rからの一次予選
太田竜は伊藤裕のカマシを許さない
見事過ぎる先行でライン独占
……ってゆうか初手で前取ってしまった
伊藤裕の考えが甘過ぎですね。

他のラインをうまく使って後方に置く
組み立てじゃないと……力勝負では
ちょっと勝てないんでしょうね。
筆者の見立て違いでした。


5R
ここも取鳥の組立が甘すぎて小原が先行
慌ててカマしたもののペースに入れられず
松浦も仕方なしの番手捲り……からの
物凄い鬼脚で捲り追い込んだ中川の快勝。

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松戸で番手捲りを7番手から捲り切るなんて
よほど力の差がないとできないんですが……
中川は333の時はコーナリングで膨らむ
悪い癖があったんですが今回は非常に
スムーズなハンドル捌きでしたね。


問題の8R
石塚が先行して、前受けの岩本は引くのかを
迷った挙句に4番手に下げて飯野を捌き、
一車上げて3番手の内で粘り……
ラインごとイン詰まりで動けない失態

そして……何度見直しても不可解なんですが
番手の和田圭に見捨てられてしまい
いったんズルズル後退した飯野は
前団からのスピードに付いていけなかった
トシノブさんとバックで8・9番手になって
そこから一気に捲り追い込んでワンツー
81万車券だそうで……
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売ってたんですね、そんなドリーム車券。



そして超新星・南が大人気だった11R
先行態勢に入る南に対して
清水が粘ると思っていたんですが
4番手の内にいた菅田がインをスルスル

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そして村上弟をあっさり飛ばし……
そこで一気に仕掛けた清水-小倉が
南の先行をあっさりカマシ切ってしまう
予想外の展開

それでも清水=小倉-南の車券を
持っていたのでワンチャンスがあるぞと
思いきや……車間を切っているように
見えた小倉が、チャレンジの爺のように
ツキバテしてズルズルと後退……

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小松島記念の打ち上げで飲み過ぎて
練習してなかったんでしょうか?



特選12R
想定通りに鈴木竜が嫌々先行
そして最後方から仕掛けた深谷が
物凄いスピードでカマシを打って
一気にぶっちぎって先頭に立つも……

付いて行けずにブッチンする浅井。
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諦めずにジリジリと差を詰めた
三谷-平原-木暮が直線で深谷を捉えて
木暮はゴール前で平原をチョイ差し。




全国的な大雨でコンディション調整が
難しかったことは想像されますが
鈴木竜のダッシュにクチが開いた武田
深谷にブッチンして中団にも降りられず
最後方をサイクリングした浅井
新田の捲りを差す以外には何の能力も
持っていない気がするチョビ髭一成
最後、明らかに三谷の強地脚にツキバテして
タレかかっていた平原…………と
SSのメンバーもけっこう不安ですね。


車券は……9Rで竹内アタマの
やっすいところだけ拾って終了
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ええ、筆者もSSの皆様と同様
雨のせいで調整不足な気がします。




準決勝予想

10R
中部 ②深谷-⑨吉田敏-⑥志智
近畿+⑤古性-⑧稲垣-④哲男
福島 ①一成-⑦慎太郎
単騎 ③鈴木竜


例の方が大声援で応援する二人
稲垣と鈴木竜が同乗するドリームカード
果たしてどっちに声援するんでしょうか?
「いながきぃ~りゅうじぃ~
  ~いながきぃ~りゅうじぃ~」
みたいな紛らわしい声援を両者に送る、に
10000ペリカをベット
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初日に見せた深谷のダッシュが凄くて
浅井のブッチンがなかったら軽く
ワンツーが決められてた気がしますね。

ここは初手でチョビ髭が前を取って
17/3/296/584
あたりで、赤板前に古性が斬って
深谷が先行ってことになるんでしょうが
初日の深谷を見る限り、松戸ではもう
4番手からでも捲れないと古性が
判断したら……悪魔の一手で
イチかバチかの番手斬り込み

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もともと深谷には結構な敵愾心を
燃やしている印象のある古性
ブッ飛ばしにかかることもありそう

もつれるところを一成の捲りで
福島ワンツーから
3連単 1=7-全(2359厚め)
    17-2359-17 
  
一成捲れずに深谷が押し切り
3連単 2-58-4568 

何もなかった場合は吉田敏が
深谷の先行を差して決着なんでしょうが
チョイ差しみたいな器用な追い込みを
見せたことがない説教ゴリラがうっかりと
差しすぎちゃったりする車券を
オッズ次第で少々


11R
中部 ④竹内-①浅井
千葉 ⑧近藤隆-②中村浩
近畿 ⑦三谷竜-③村上弟
混成 ⑥清水-⑨園田
単騎 ⑤木暮

初日は珍しく捲り快勝の竹内
浅井を付けている以上先行迷い無し…
なんですが、久々にビッグレース出場
しかも地元で番手は支部長のヒロシと
燃える条件の揃った近藤隆が叩きに行くか
そこがポイント

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三谷はいつもの
「ちょっと前々に踏んで中団取り」
で中団取ってからの捲り狙いでしょうし、
清水は他地区で番手の仕事をしない
園田のために駆ける義理もなさそうで

竹内がスイスイ先行して他のラインで
中団争いになってしまった時は
簡単には捲られないので直線まで粘って
浅井の抜け出し

3連単 1-24579-24579

近藤がガムシャラに叩きに行ったら
外を捲る脚があるのはやはり三谷竜

3連単 7-1239-1239


穴で狙えそうなのは初日の自力捲りが
出色のスピードだった園田と
4角からの直線勝負ならインを突ける
中村浩でしょうか。
ただ両者とも位置が悪そうな気がするので
せいぜい連下の評価ですね。


12R
東北 ⑦菅田-⑥飯野-⑧トシノブ
関東 ①平原-⑨武田
九州 ②山田英-⑤中川
瀬戸 ③太田竜-④松浦

中川はけっこう久々の番手戦
そして先行一車の太田なんですが
あまりナメた競走をすると
菅田でも腹を括って先行しますし
平原も準決勝で関東ラインの先頭なら
一周くらいのカマシ先行を敢行するのは
今までよく見てきた光景

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う~ん……たぶん一番人気は実績の
平原-武田なんでしょうが、
先頭の平原がダービーあたりからどうも
調子が下降気味な気がするので
位置取りでも山田英や菅田に出し抜かれて
勝負所で後方……なんてこともありそう

333であることや内に包まれたら
終了になるという不安要素があるものの
やはり今のスピードは別格の鬼脚誠一郎から

3連単  2=5-34679
     5-247-234679

ヒモが前々にいる松浦や東北勢なら
ちょっとは配当あるでしょ


県別では8名と最多の選手が出場していた
地元・千葉勢ですが、準決に残ったのは
近藤隆と中村浩士の二人だけ

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本人のブログで鈴木誠さん引退への想いを
語っていた支部長ヒロシは、惜別の1着を
誠さん引退の花道に添えることが
できるでしょうか。


皆様のご健闘をお祈りします。
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