笑顔なき「魂の番手勝負」・小松島記念決勝の結果 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

小倉競輪祭は、現地観戦予定です。


小松島記念の決勝を制したのは村上兄。
先行した太田の番手に入り3角捲り
若手の挑戦を力と経験で粉砕しました。
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が…ヤマコウとの優勝インタビューでは
厳しい表情でうつむきながら
「ポリシーに反するレースをした」
「見苦しいことをして申し訳ない」

と悲しげに反省の弁を連発

とても優勝した選手とは思えない感じで
まったく笑顔を見せずに終了……
唯一目に光が宿ったのが
「また来年このパンツをはけるように、
 というのが目標です」

来期のSSを目指す決意表明の時のみ
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このお方の目指す「競輪道」は
なんとも険しいものなんですねぇ…。



最終レースは大雨
勝負を分けたのは後ろ攻めの太田が
上昇した時の村上のツッパリ気味の
踏み合いのフェイント

いやおそらく村上としては太田が
ナメた感じでふわっと押さえに来たので
抵抗したのでしょう。ぐっと踏んだところで
阿竹と併走で引けなくなり番手勝負
阿竹は番手を取られた後、まだ再度
追い上げる余地があった気もしますが
三宅達が入れてくれたので三番手へ…

これだけもつれると単騎勢にとっては
願ってもない捲り頃なんですが…
大雨で車がなかなか出ず
バックで捲り上げかけた阿部が木暮と
接触して岩本巻き込まれ3人とも落車
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戦前は村上がアタマを取る展開は
まったく予想できませんでした。
太田と叩き合えば潰れるし
突っ張れば単騎の誰かに捲られるし
太田先行の4番手は木暮あたりが
邪魔をするので取れないし
たとえ取りきっても阿竹が番手捲り
したらその上は捲れないし…と
自信をもって1・2着から外しました。

阿竹とはラインを組んだこともあるし
何しろ自分から他地区の選手の番手を
攻めに行って取りきったことなんて
記憶にありませんからねぇ…

自分のポリシーに反してまで
流れの上でとはいえ地元に番手勝負して
勝ち取った優勝…勝ったとはいえ
納得いかなかったんでしょうね。

筆者は何度もこの人の競走に、
そしてレース後のコメントに
心を動かされることがありましたが
今日のレースもまたある意味、

そうだった気がします。


太田クンは…ライン崩壊して
最後まで力を出し切ることなく終わり
残念な競走だったと思いますが
準決勝までの走りは凄く良かったし
この先S級でいる限り、しばらく連続で
地元記念の斡旋が来ると思うので
「あのときの悔しさがあったから
 この優勝があります」
と言えるように精進してください。
(師匠目線の感想)


それから…もうひとつ
阿竹は死ぬ気で追い上げて
番手取り返せよチキン野郎。
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地元で後輩の番手取られて
後ろに入れてもらったのに
追い上げもせずに流れ込むなんて
まあ情けない情けない。
徳島は若手がたくさん出てきて
番手を回れる立場になったのに
こんな競走してるとハイエナ野郎に
狙われるぞ…!
(ヤラレた客目線の負け惜しみ)




車券の結果は…
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(2週連続使い回しの逆ギレ)


アタマで買った3人が落車
久留米記念に続き2週連続で
起こってしまった惨劇ッ!

最終バックでガシャンと音がしてから
ゴール前まで…ドキドキすることさえなく
呆然としながら先頭でゴールする
白い勝負服を見つめていました。

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まあ阿部のあの勢いではおそらく
ゴール前では村上に届いていませんし
内を差した木暮や岩本もあそこからでは
コースが空いていても突き抜ける勢いは
なかったんでまあ納得ですが…

ちょうど最終レース中がこの日のなかで
一番雨が激しかったのが残念です。
用事があって昼間に投票してたんですが
そのころはまだバンクが乾いていて
捲りやすいコンディションだったので…

今節はけっこう調子が良くて
最終日も有力選手が前半レースから
散っていたので、アタマ鉄板番組を
けっこう当てていたのですが…

10Rの軸で買った後閑が松浦の
コ〇キ野郎に絡まれて落車のあたりから
怪しくなり始めて
11Rでは新山のアタマから買いながら
南の競る競るサギに騙されて竹内と三谷を
ヒモで買っていない愚行
そして惨劇の12R…と
結局最後はボロボロになって終了

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読者様からも色々とご期待の声を
頂いておりながら申し訳ありません。




さてこの次は伊東温泉での真夏の世の夢
サマーナイトフェスティバル
おそらく伊東市の競輪好きの名物市長が
最終日はハッピを着て場内でお出迎え
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いつもと違った雰囲気の
ナイター特別競輪を楽しみましょう。


皆様お疲れさまでした。
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