地元記念は実に6回目の優勝で
ファンの期待と地元応援席の大歓声に
応える見事な競走でした。

3連単1番人気の決着でしたが
平原アタマの車券にぶちこんだ皆様は
直線で平原が抜け出してくるまで
さぞかしヒヤヒヤされたことでしょう。
そのヒヤヒヤのレース展開を作った原因は
関東ラインの先頭を任された長島大介。
前回ブログのタイトル
「二段駆けvsチキン駆け」の真意は
関東の二段vsチキンの竹内だったのに
竹内の先行vs長島の中団取りとは…

そして叩き合いがないことを察知して
中団に追い上げた稲垣はいい動きで
ホントに競輪が上手くなりましたね。
そして中団で巨体の平原に併走して
敢然とキメにいった52歳の西川さんは
ちょっと感動するナイスファイトでした。
残念な長島クンの準決後のコメント
「一度も外を踏めていないし
ラインを生かせるレースが
できなかった。
後ろに申し訳ない。」
決勝戦のインタビュー
「情けないレースをしてしまい…。
記念の決勝は初めてだし
後ろは地元の平原さん。
迷惑をかけないように
思いきり行きます。」
で、決勝も中団の内に詰まって
一度も踏まずに稲垣にキメられて
最後は失速…

そして決勝後のコメント(長文失礼)
「稲垣さんが前を取ってしまったのかと。
竹内さんの(押さえてくる)
スピード次第だったんですけど、
僕が引き切るのが遅くなってしまって。
もう1回行ければよかったんですけど。
そこから稲垣さんも来てしまって。
でも、ああなったら引いたらダメだって
ことだったので、
任された以上は取り切ろうと。
まだまだでしたね。上位選手の自力は違う。
自分も脚はもちろんだけど、位置取りも甘い。
勉強になりました。次は自分から
『後ろを回って下さい』と言えるような
自力選手になりたい」

まあ初日に竹内を捲ってしまって
2日目には吉田を捲ったので
何か勘違いしたんでしょうか…。
地元のグランプリレーサーが
自力でも十分勝負になるのに
あえて前を任せた意味や重みを
この小坊主は理解してるのでしょうか。
…天田と木暮から、群馬に移籍して
「関東はぐれ狼軍団」に入るように
オファーがあったのかもしれませんね。
(適当)
そしてもう一人困ったコメントは
番手を回りながら惨敗した吉田敏
「俺は何をやっとるんだ。情けない。
今日は俺が弱かっただけ。
(立川、大宮と決勝で番手を回ったが)
結果を残していないのでダメでしょう。
早いうちに痛い思いをしたほうが
楽かなって思ったけど、ダメ過ぎる。
自分が残念ですね。」
そんな飾った言葉だけでカッコつけるなよ。
単に弱いんだから。

想定外のレースで前の長島は駆けず
自身は西川にキメられそうになり
絶体絶命かと思わせてから捲り追い込んだ
平原はたいへんシビレる競走でした。
以前、寛仁親王杯の準決勝で番組屋が
新山の番手が回れるメンバーにしたところ
「他地区の番手は安易には回れない」
と連携を断ったこともあるのに、
関東の選手なら格下でも前を任せて、
ギリギリまで自力で踏まず結果を出す…
後輩に王者の競走を見せましたね。
平原と武田の事をこよなく愛する
日本一有名な競輪客・伊集院静先生の
名著の言葉を借りれば、平原は
「大人の流儀」の競走をしたのかも
しれませんね。

車券…?
ああ、取りましたよ。
当てたという結果以外は
何もうれしくない配当でしたが。
あとはお察しください。
次は中一日で松山記念
1月は記念が20日間もあるので
毎日ブログを書いている気がしますが
手抜きせずに更新するべく
日々のネタ集めにいそしみます。
前回、バナーにリンクを貼り忘れて
読者の皆様からご指摘を頂きました。
今回は大丈夫なので確認のため
ポチッとお願いします。
