男度胸の単騎ガマシと地元の意地・防府記念決勝の結果 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

寛仁親王牌までお休みです。

 
記事のUPが遅れてスイマセン。
ちょっと私事でバタバタしまして……
 

防府記念の優勝は度胸一番星・清水裕友。
打鐘カマシの三谷竜生を直線で捉えて
差し切り、追走のハラケンを微差振り切って
2年連続となる地元制覇。

今年は「G1を獲る」を目標にしてきた清水
ダービーで決勝2着、高松宮杯で決勝4着
寛仁親王杯で決勝3着とあと一歩の成績ですが
大舞台でも仕掛けるべきところを逃さずに
キッチリと仕掛ける度胸と気合は素晴らしく
2週間後に迫った競輪祭では悲願の特別優勝が
期待されるところです。

かつては「全国で一番の過疎地」と呼ばれてた
地元・防府競輪場で昨年に続きファンからの
大きな歓声を受けての優勝を果たした男が
これからの競輪祭、そして2年連続出場の
グランプリで、さらに大きな歓声を受ける姿を
見たいものです。
 

おめでとう!清水!
 
 
 
 
 

決勝のポイントは3つ
①混戦に持ち込みたかった郡司
②三谷の「男度胸の単騎ガマシ」
③郡司のブロックを耐えた清水
 

まず①ですが……
実質二分戦なんで郡司がSで前に行くと
思ったんですが、哲男が取りに行って
清水が前受けの作戦を取ったので
後ろ攻めになった郡司は、斬った吉澤に
ついて行って赤板で先頭に立ち
レースをごちゃつかせようとしましたが
清水がスッと引いて行ったので
ハンパに踏んで脚を使いましたね。
 

そして②三谷竜のカマシですが
郡司は最終ホームくらいなら腹を括って
先行するところですが、まだ踏ん切りが
つかないでミドルペースでいるところを
打鐘前から猛然と踏んだ三谷竜が
男度胸の単騎ガマシを敢行
 

 
吉澤と友和が3番手で小競り合いをしてたんで
三谷が見えずに踏むタイミングが狂ったのか
絶好のズッポのチャンスを逃した郡司は
車間が開いて第二先行

いやぁ………。
寛仁親王牌でも同じところからカマシましたが
あの時は前が競りでゴチャゴチャしたところで
番手にも博幸がついていましたから
当然カマシを打つべきタイミングだったんですが
ここでもやるとはいい度胸ですね。
 
バンクの外ではモゴモゴモゴ……な三谷ですが
この勇気と度胸は称賛します。
 
 
決勝でグランプリユニフォームを纏って
単騎のジャンガマシを見せた選手は
筆者の長い競輪歴の中でも
ちょっと思い出せません。
 
 
 
 
そして後続は……2角で捲りに行った清水を
郡司が強烈にブロックしたんですが
地元の意地で乗り越えて前に出る清水
そのまま三谷に追いついて差し切り
追走のハラケンを微差押さえて優勝。
 
 
ハラケン
「ちっ……コッソリ差したと思ったのに……。」
 
 
 
準決勝までの競走を見る限り
筆者の見立てでは郡司の仕上がりが良くて
捲りならもちろん、ロングカマシの先行でも
郡司が清水を破る前提で予想してましたし
決勝後の清水いわく
「最後は苦しくて、地元じゃなかったら
 心が折れていましたよ。」

だったそうですが……。

最後は無我夢中で踏んでいて決定を聞くまでは
自分が優勝したことが判らなかった清水ですが
スタンドから聞こえる地元ファンのの大歓声と
7Rで意地のブロックを見せて快勝の桑原
10Rで竹内相手に先行で押し切った宮本
地元の仲間たちの後押しが清水に最後のひと踏みの
力を与えたのかもしれませんね。
 
 
 

しかしながら決勝後は仲間たちに
胴上げをされた後に2年連続で
バンク内にある池に叩き落され……
 

「去年より寒かった」そうです。
 
 
車券の結果は……
休日出勤でリアルタイムでは見られず
夜に一杯やりながらダイジェスト観戦で
1Rから順に見てましたが
桑原や宮本の気合の入った姿を見て
これは地元の流れなのかな……と思った
イヤな予感が的中
 
南関の二人は道中はジタバタと動かされ
渾身のブロックは清水に乗り越えられ
内藤を軸にした筆者の車券はカスリもせず
 
 
 
 
清水よりも寒い思いをして終了です。
 
 

さてこの次は四日市のナイター記念ですが
ちょっと多忙なのとナイター記念は
出走当日の昼過ぎくらいまでネットで
選手コメントや並びを確認できないので
予想記事は書かない予定です。
 
 
 
なので次回は筆者の地元・競輪祭
おそらく6日間開催のうち半分くらいは
現地観戦して、ブログも6日間連続更新する
予定なので、それまではネタとお金を
貯めておきます。
 

皆さんお疲れ様でした。
次回の更新でお会いしましょう。